ミノルタのレンジファインダーカメラ「AL」～精度は不明だが露出計
も機能している．経年の劣化はあるが，動作に問題はなさそうな個体．
好きなメーカーのカメラ．この春に入手したはずで，秋になってよう
やく試写を行なうことに．露出計の指針に従って露出を決めほとんど
をオートで撮影．念のためマニュアルでも数カット撮ろうかとも考え
ていたが，いいフィーリングで試写ができたので，そんなこともいつ
の間にか忘れて，撮影を楽しんでいた．古い機種なのでやや大振りな
ボディだが、あんがい操作性はよく，はやくも気に入ってしまった．
Minolta AL
●レンズ：Rokkor-PF45mmF2●シャッター速度：B・1秒～1/1000秒
●フィルム感度：ASA10～800●露出計： セレン式定点合値式露出計
●電池：不要，セレン光電池～単独露出計、本体はフルメカニカル機
●ピント調節： 距離計連動●ファインダー：採光式ブライトフレーム
●発売：1961（ChiyodaKougaku）
セレン光電池による定点合致式露出計．トップカバーに指針が配置．
指針が中央になるようにシャッター速度と絞りを調整する。これを
利用すれば、シャッター速度or絞り優先でも使用することが可能に．
感度400/36枚撮りのカラーネガフィルムを使用．撮影中はフィルム
の巻き上げ操作に違和感を感じたこともあったし，無限遠でのファイ
ンダー内の二重像が少しずれていた．だが現像の結果を見るかぎりで
は不具合ではなさそうな印象．ただ最後のカットが多重露出になって
いたので，やはりフィルムの巻き上げの機構に異常が発生しはじめて
いるのかもしれない．まあいつか操作できなくなればその時に対応を
考えてみよう．撮影の手順を～露出の設定などを忘れて、写りの悪い
カットもあったが，それは私自身の老いのせい．気をつけなければ．
