blueな日々

( Art で逢いましょう)

復活?~Canonet

2010年09月25日 | カメラたち
925cano1
この春だったろうか。距離連動式のカメラ~キャノンのキャノネット
初代機の、ファインダー内部に経年劣化による、くもりがあり薄暗く,
二重像を合致させる、ピント合わせがしづらかった。トップカバーを
はずして~カメラを分解して掃除をしてみた。くもりが消えてきれい
になったので,組み立てなおしたら、何故か、シャッターが切れなく
なっていた。またトップカバーをはずして、カメラの内部を確認して
みたが,アマチュアの私に、修理のことがわかるはずもなく,すぐに
またもとにもどした。日をおいて,何度かくり返してみたが,やはり
駄目だった。壊してしまったのだ。その経過は以前にブログに書いた。
………………
それから夏の終わりの季節に。あきらめきれずに,またこのカメラを
手にしてみた。メーカーに問い合わせを。いろいろと仕組みを聞いて
いるうちに、カメラを分解した時に,知らぬ間に,セルフタイマーの
レバーをセットしていたらしい。不具合はどうやらそこにあるらしい。
だがシャッターは切れないまま。セルフタイマーのレバーもまったく
動かない。古いカメラなのでキャノンではもう修理はできない。あき
らめるか、カメラの修理専門店に持ち込むしかないでしょうとのこと。
………………
なかば壊してしまったカメラなので,どうにでもなれとばかりに私は,
無理矢理、力まかせにセルフタイマーのレバーを、元の位置に戻した。
するとシャッターがまた普通に切れるようになった。うれしさがこみ
上げてきたが,まだ安心はできないのだ。オートやマニュアル撮影で、
露出を変えてシャッターを切ってみた。フィルム室のカバーを開けて,
絞りとシャッタースピードの変化を感覚的に見ていたが,異常はない
ようす。不思議なことだ。カメラが生き返ったのだ。復活したのだ。
………………
しかし、生き返った以上,またいつ壊れても、おかしくはないはずだ。
だいじに使おう。セレン電池はわずかに機能している。今では貴重な
カメラだ。ファインダー内部はきれいになったし,フィルムを入れて、
また撮影をしてみよう。たぶんマニュアルのみでの試写を。もちろん
セルフタイマーは絶対に使わない。カメラの復活?がうれしい。




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