V6、Penta Vにつづくペトリの3台目の一眼レフカメラ.
ファインダー内部の曇りや汚れやプリズムの劣化.ピント調節が面倒.
1/30秒以下でミラーアップ.巻き上げ操作で正常に復帰する.
3本の同社の、単焦点の標準レンズを使い分けてみることに.
使用するフィルムは2006年の夏に期限切れ.たぶん発色に劣化が.
C.C Auto Petri 55mm/F1.8:1~11:鳩:絞り不調
C.C Auto Petri 55mm/F2.0:13?~24?:キャル:
C.C Petri 55mm/F2.0:25?~Last:
私自身の撮影メモによれば、11カット目の鳩の写真までが、状態の良く
ないレンズを使用.ノートに絞りが不調との記載.偶然なのかフィルム
の巻き上げ異常のカット数と重なっていた.Ⅰカット目から11カット目
まですべてが不具合のある写りに.半分が黒かったり多重露光になって
いたりと….レンズの不調が原因ならいいのだが、カメラ自体に問題が
あれば、いやな感じである.いつまでも不安がつきまとうからである.
フィルムの最後まで、フィルムの巻き上げ動作の異常によると思われる、
微妙に写りのよくないカットがある.前後のカットが左右の隙間にわず
かに写り込んでいるような.全体的には、シャッター速度も絞りも他の
各部の動作もそれほどひどい異常はない.操作に違和感はあるが、それ
は経年の劣化によるもので、致命的な故障?の前触れではないと思うし.
一眼レフカメラの修理やオーバーホールにはかなり高額な費用が必要に
なるので、この状態のままで以後も使うことに.撮影可能な枚数の多い
フィルムで対応を.不具合のカットが出ても他の多くのたぶん半分以上
のいい写りがトータルでは、カバーできるというわけで.…写り自体は
悪くはなかった.質感などよく再現できている.好きなボディデザイン
のカメラなので、出来れば長く使いつづけたい.そう願っているのだが.
Petri V3 Flex "micromic-lens-focusing"
●型式:35mm フォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ
●レンズマウント:ブリーチロック 自動絞り
●シャッター:布幕横走りフォーカルプレーンシャッター
●シャッタースピード:B, 1/2~1/30秒, 1/60~1/500秒
●当時価格:27800円 ●発売:栗林写真機工業 1964年