Fuji 400/36 すべてのカットを、X=1/125秒のみで撮影.
3本の同社の、単焦点の標準レンズを使用.
1~13:MD-W.Rokkor 28mm/F2.8
14~24:Auto Rokkor-PF 55mm/F1.8
25~36:MC Rokkor-PG 50mm/F1.4
動作を確認してみたら何の問題もない完動品だった.優れた操作性の機種.
だが作り方が特殊らしく、故障したらどこでも修理できるわけではない….
…そう思っていたが、実際は、通常の使用では、シャッター幕が開かない
状態で、撮影が不可能な個体だった.オート露出でもマニュアル操作でも、
シャッター速度を切り替える操作をした場合、シャッターは切れていても、
シャッター幕だけは固着したまま.フィルムに光が届いていない.試写の
1本目で判明.DPEショップから真っ暗なままの現像済みフィルムが返送
されてきて、不具合がやっとわかった次第.はじめてのはずかしい経験.
だがそれでもまだ運がよかったのか、通常の使用中、電池切れした場合の
緊急対応として1/125秒のシャッター速度だけが使える「X」という機能
を使用した場合だけは、シャッター幕も開いて、撮影ができるということ.
いろいろと動作確認をしていてわかったこと.何故なのか通常の使用では
シャッター幕は開かないが、X機能の場合のみ使えるカメラに、の状態に.
まったく使えないというより遥かにましではないだろうか? 希少な機種
が安価に入手できたわけだし、変則的であっても撮影が可能なのだから.
さらにはファインダーの内部がかなりクリアで美しく、ピント調節などに
ストレスを感じないほどのいい状態の個体.やはり運のよい出会いである.
もちろん操作性は最高にすばらしい.いいカメラ.名機なのだ.…つまり、
2回目の撮影でようやく、どんなにいい写りなのか確認することができた.
Minolta XEb
●形式:TTL完全電子自動露出制御式
35mmフォーカルプレーンシャッター付一眼レフカメラ
●画面サイズ:24mm×36mm ●フィルム感度:ASA12~3200
●レンズマウント:ミノルタバヨネットマウント
●ファインダー視野率:94%(標準画面24×36㎜に対して)
●ファインダー倍率:0.80倍(f=50㎜∞の場合)
●ファインダー内表示:シャッタースピード目盛(4秒~1/1000秒)
メーター指針測光方式:開放測光TTL、分割測光
●自動露出連動範囲:EV1~EV17(ASA100・F1.2レンズ付)
●シャッター:電子制御式 メタルフォーカルプレンシャッター縦走り
●シャッタースピード:オート:4秒~1/1000秒(無段階)
マニュアル:4、2、1/2~1/1000秒、メカニカル:X(1/90秒)
B(バルブ) X・Bは機械制御式で電池がなくても使用可能
●セルフタイマー:内蔵、6秒~10秒作動時間可変式 別ボタンスタート
●露出補正装置:標準値より各2EVの範囲で+-の撮影が可能
●フラッシュシンクロ:X接点
●エレクトロフラッシュ:X(1/90秒)より低速度に同調
FP級バルブ:1/30秒より低速度に同調
●シンクロターミナル:JIS-B型ソケット(プラグ抜止めねじ付)
●アクセサリーシュー:ホットシュー(感電防止付)
●フィルム巻上げ:一作動レバー巻上げ式 巻上げ角130° 予備角30°
●フィルムカウンター:自動復元順算式(多重露光の場合は進まず)
●フィルム巻きもどし:巻きもどしボタンによる巻きもどしクランク方式
巻きもどしボタン自動復元
●多重露光:ボディ上部の多重露光レバー操作により可能
フィルム巻上げにより多重露光レバー自動復元
●ミラー:大型ミラーのスライドアップ式クィックリターン
超望遠800mmまでケラレを生じない 作動音防止/ショック防止機構付
●裏ぶた開閉:巻きもどし兼裏ぶた開閉ノブ引上げ ワンタッチロック式
●使用電池:銀電池1.5V(JIS G-13)2個 メインスイッチ付
ランプ式バッテリーチェッカー付、電源警告装置付
●安全対策
(1)メインスイッチOFFでのシャッターボタンのロック
(2)シャッタースピードダイヤルオート位置のロック
(3)フィルム感度ダイヤルのロック (4)露出補正リングの標準位置ロック
●その他:メモホルダー付、アイピースキャップ(標準付属品)
●サイズ:148mm×97mm×58mm 約740g
●発売時価格:64000円 ●発売年月:1976年
●ファインダー倍率:0.80倍(f=50㎜∞の場合)
●ファインダー内表示:シャッタースピード目盛(4秒~1/1000秒)
メーター指針測光方式:開放測光TTL、分割測光
●自動露出連動範囲:EV1~EV17(ASA100・F1.2レンズ付)
●シャッター:電子制御式 メタルフォーカルプレンシャッター縦走り
●シャッタースピード:オート:4秒~1/1000秒(無段階)
マニュアル:4、2、1/2~1/1000秒、メカニカル:X(1/90秒)
B(バルブ) X・Bは機械制御式で電池がなくても使用可能
●セルフタイマー:内蔵、6秒~10秒作動時間可変式 別ボタンスタート
●露出補正装置:標準値より各2EVの範囲で+-の撮影が可能
●フラッシュシンクロ:X接点
●エレクトロフラッシュ:X(1/90秒)より低速度に同調
FP級バルブ:1/30秒より低速度に同調
●シンクロターミナル:JIS-B型ソケット(プラグ抜止めねじ付)
●アクセサリーシュー:ホットシュー(感電防止付)
●フィルム巻上げ:一作動レバー巻上げ式 巻上げ角130° 予備角30°
●フィルムカウンター:自動復元順算式(多重露光の場合は進まず)
●フィルム巻きもどし:巻きもどしボタンによる巻きもどしクランク方式
巻きもどしボタン自動復元
●多重露光:ボディ上部の多重露光レバー操作により可能
フィルム巻上げにより多重露光レバー自動復元
●ミラー:大型ミラーのスライドアップ式クィックリターン
超望遠800mmまでケラレを生じない 作動音防止/ショック防止機構付
●裏ぶた開閉:巻きもどし兼裏ぶた開閉ノブ引上げ ワンタッチロック式
●使用電池:銀電池1.5V(JIS G-13)2個 メインスイッチ付
ランプ式バッテリーチェッカー付、電源警告装置付
●安全対策
(1)メインスイッチOFFでのシャッターボタンのロック
(2)シャッタースピードダイヤルオート位置のロック
(3)フィルム感度ダイヤルのロック (4)露出補正リングの標準位置ロック
●その他:メモホルダー付、アイピースキャップ(標準付属品)
●サイズ:148mm×97mm×58mm 約740g
●発売時価格:64000円 ●発売年月:1976年
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姉妹機の XEとともに、その操作性がきわめて良いカメラ.シャッターや
フィルムの巻き上げなどの感触がすばらしい.XEからファインダー内に
表示される露出関連の数値が省略されたモデル.一応、廉価版の位置づけ
らしいが、私にとってはデザインの良さも加わって、優劣の差のない機種.
稀少品で今でも中古品であってもあんがい高価.私が簡単に入手できると
は思ってもいなかったが、何故か不思議と動作はシャッターが切れること
以外は未確認ではあるが、オークションで安価に落札できた.35mmMF
一眼レフカメラの名機「XEb」~もともとは XEの北米輸出用の XE-5と
いう機種を、さらに日本国内仕様に変えたものらしい.入手できた個体は
ボディのみで、レンズはこれまでXEの銀と黒ボディで使ってきた50mm
標準を使う.XEの銀と黒ボディは何年か前に入手したカメラで、ともに
外観の状態は良くないが今でも撮影可能な個体.銀はオート露出も健在.