フィルムの巻き上げの動作が、やはりこの機種でも不安定だった.それは
専用のカセットに入った本来のインスタマチック=126フィルムではなく、
現行の35mmを使う場合、巻き上げとシャッターチャージの仕組みが完全
にはシンクロして機能しない.ゆえに今回は、126フィルムの裏紙の中に
35mmフィルムを巻き替えたので、そんな動作も安定した感じに.無駄な
巻き上げによる広すぎる余白などがたぶんなくなり、目的の10カット以上
が撮影できた.小西六~現コニカミノルタの、インスタマチックカメラの
「Sakura Pak 100X」~姉妹機 Sakura Pak 300Xの写りがよくて、すぐ
に好きになったシリーズ機種.後の名玉 Hexanonに通じる、素晴らしい
描写である.簡素な作りのトイカメラ風の機能なのに、よくこんな、いい
写りをするものだと感心している.薄暗い室内にも明るい戸外にも適正に
対応して、さまざまなものごとなどに、形も色彩も上手に再現できている.
感度100/36枚撮りのカラーネガフィルムの半分ほどを使用.
インスタマチック126の専用の裏紙を使用してみた.動作が安定化.
巻き上げ操作が不安定およびパーフォレーションの破損も?
~??洗濯物/自転車/窓/自転車置き場/公園/
11.棚から 12.窓 13.? 14. 人形 15.テレビ 16.愛犬
17.小鳥 18.窓から 19.愛犬 20.植物 21.?
Konica Sakura Pak 100X
●形式:インスタマチック126カメラ
? ●使用フィルム:インスタマチック規格 スクエア?
●レンズ:Hexar 42mm/F11
? ●シャッター速度:1/100秒・1/35秒(フラッシュ時)?
●絞り:F11固定? ●ピント調節:固定焦点?
●ファインダー:逆ガリレイ透過式
? ●フィルム感度設定:カートリッジ側で設定
? ●ストロボ:AG-1フラッシュガン
? ●電池:PX-825電池2個=フラッシュ用
? ●サイズ:114×69×52.5mm 約180g?
●当時価格:3350円 小西六写真工業 ●発売年:1972年
? *Sakura Pak100:1970年発売.固定焦点.露出計なしで4,100円.
? *Sakura Pak300:1970年発売:露出計を装備しピント調整も可能.
? *Sakura Pak100X:1972年発売.電池不要のマジキューブを使用.
? 発売当初3,500円.小西六写真工業の創業100周年記念でホワイト
? とゴールドのツートンカラーのモデルがあったらしい.
? (ネット上にある仕様などの情報を転載してリライト)