blueな日々

( Art で逢いましょう)

そして~Olympus 35(Ⅳ):Zone Focus,2nd photography,maintenance

2014年06月28日 | ●Camera:Zone Forcus
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そして、やはり写りはいいものだった.各部の動作に問題はなくなった.
かなりコンパクトに作られている.金属製ゆえに適度な重量感もあるし.
だが手のひらに収まりそうなほどで.新鮮な驚きも.つまり時代ものの
カメラであることとのギャップもうれしい.製造後すでに60年以上もの
年月が経っているのだ.今でもきれいなボディでデザインも素晴らしい.
入手できてよかったと思えるカメラ.以後ながく使うはずの名機なのだ.

感度400/24枚撮りのカラーネガフィルムの半分を使用.
(残りは、Minolta AL-Sで)
1寝室 1/50 5.6 12ft  12~ベランダ 1/100 5.6 無限


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Olympus 35(Ⅳ)
 ●レンズ:Zuiko 40mm/F3.5(3群4枚構成)
 ●シャッター速度:B,1-1/200秒 ●絞り:3.5~16
 ●焦点距離:12 feet~∞ ●フィルムサイズ:135
 ●シンクロ接点:F接点でアメリカ型ソケット
 ●フラッシュソケット:コダック式 コードを射し右へまわせば固定
 ●使用電池:無し ●サイズ:74×112×57mm 510 g
 ●当時価格:15500円 発売:1949年
 *フィルム巻上げノブで、フィルムを入れたときに「0」にセット
 *シャッターレリーズボタン、R‐D‐Aの切替レバーは、
          R=巻き戻し、D=二重露出。A=通常撮影
 *底面=右のツマミを左にまわしせば、裏蓋を外すことができる
 *35mmカメラの原点といえるかもしれない.1948年に高千穂光学
  製作所、現オリンパスから発売された「Olympus 35」の、Ⅰ型
  初代機.当時としてはかなりの廉価品で、そのコンパクトなボディ
  と優秀でワイドな 40mm焦点距離のレンズ、そして高速1/500秒
  まで切れるシャッターなどで相当人気を得たらしい.…当初は画面
  サイズがニホン版といわれるもので横幅が 32mmと、現在主流の、
  ライカ版より 4mmも横幅が狭いものだった.必要最小限かつ優秀
  な機能、コンパクトに作られてはいるが重く堅牢なボディ.戦後間
  もない時期に作られたレンズシャッター機とは思えないほどのよき
  コントラスト感のある画像は、思わず息を呑む素晴らしさがある.
         (ネット上の使用などの記事を転載してリライト)


レンズ前面に配置されたピント調節のリングが、空回りをしている印象.
入手後最初の撮影では、ピンぼけ写真が多かった.なんとか対処をしな
ければならない.希少種で本来は中古でも高額であるので、別の個体を
買えるはずもない.私なりのメンテナンスを.ピントリングの約 5mm
ほどの幅の中に3カ所に小さなねじが.自宅にある極小のマイナスドラ
イバーで外してゆく.するとリングを支えていた左手の指に、なにかが
動いてレンズ本体とフィットした感覚が伝わってきた.ずれていたねじ
がきちんと関連するねじ穴に収まってくれたといった感じ.その状態の
ままで、3カ所のねじを締め直す.すると空回りしていたはずのピント
リングがしっかり機能しながら回転を.…被写体までのそれぞれ距離に
応じて、適度なクリック感はないが、きちんとレンズと連動して動作を
している実感も.これだけの作業で、この個体の不具合が改善をした?


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