blueな日々

( Art で逢いましょう)

12月になってしまったが

2006年12月01日 | 2006~奇妙な

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裏切られた思いだった。水曜日の朝。快晴の空はやがて、
また汚れた雲におおわれた。室内にも私の心にも寒さが
しのびよる。昨日につづき、今日も自分の居場所を確認
したくて脅迫的に外に出る。バスに乗って遠方の街まで。
そこから振り向いて、歩いて帰る。自宅を目指すのだ。
遠方の街で、私の友人がふたり働いている。たまに会う
友人の会社~事務所によろう。もうひとりは忙しすぎて
会うわけにはいかない。ふたりとも私よりわずかに年上。
と思っていたが、どこへも出かけなかった。

………
木曜日。11月も最後の日。月末の恒例になった、収支の
計算を何度か。いつものように頭を抱えこむ私であった。
愛犬が心配してくれた。ケセラセラを忘れるな、なんて。
ガス会社から検針員が~2ヶ月分をすぐに支払わないと
供給を止める~私は集金できない~コンビニで~と話す。
仕方がない。持ち合わせがあったので、出かけることに。

今日は、時おり雲が陽光をさえぎるが、ほぼ快晴である。
あせってもいいことはない。明日から何とか~なるもの
ならば~しようではないか。コンビニで買ったショート
ピースを唇にくわえ、その大人の香りと胸にひびく強い
ニコチンの作用を楽しんで?いた。最悪の事態ではない。
少なくとも今のところは、こうして生きてもいられる。

午後の遅く、散歩に出かけた。30分ほど歩けば、大きな
川のほとりに出る。犬を連れた人やジョギング中の人や
学校帰りの生徒たちもいた。川と大通りが交わるところ
に郊外型のブックオフがある。いつもの私の散歩コース
~のひとつである。店によらなければ私も愛犬を連れて
いたはずだが。愛犬キャルは、おとなしく店の外で一匹
で待ってはくれない~彼女は取り残されるのが怖いのか、
めずらしく吠えつづける~しつけができていないのだ。

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我慢できずに本を買った。文学とミステリィとノンフィ
クション~100円コーナーで7冊。いくらか気がすんだ。
身動きならない自分に、苛立っていたのだ。太陽が余韻
を残して街なみの向こうに沈んだ。その頃、家に帰った。
疲れていたので、横になって1時間ほど居眠りを。

………
今日。今年もとうとう12月に。各種の支払いに出かける。
Nに会いたいが、彼女がいうには仕事が超忙しいらしい。
くたびれはてた親父に会っても、楽しくもないだろうし。

ブログのタイトルバナーを変えた。日々がさみしいので
写真を多く使った。毎日の記事のメインのカテゴリィに
「また冬~12月」を追加した。取り柄のない名称だが。

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犯罪関連の本~ノンフィクション作品を、読んでいるが、
気が滅入るばかりである。誰もが問題を、もう先延ばし
にはできないと、わかっているはずなのに、改善される
気配が感じられない。誰もが、もちろん私自身もふくめ、
他人事ではないはずだが、なかなか危機意識を持つこと
ができない。「当事者」になるまで人々は、もちろん私
自身もふくめて、平和にひたる日常の意識~実態は幻想
なのだが~から抜け出せないでいる。周辺の家はすべて
火災にあっているという、残酷な現実の世界なのに。


2 コメント

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そうだ、明日と明後日はシンポジウム出席の後は事... (j)
2006-12-01 12:09:35
そうだ、明日と明後日はシンポジウム出席の後は事務所で仕事
もとより毎晩遅くまで働いている、毎日12時間以上は事務所に引きこもっている
世間で何が起きているかに関心がなくなってきたことは極めて遺憾
ビジネス上も問題があるのだが、そんなことを考える余裕もない
タバコの量も増す
朝、15分くらいカフェでお茶を飲もうか、と悩む
NHKの「デスパレートな妻たち」の4人の妻たちは
本当にデスパレートの極地に近づきつつある
私もそうではないか?
わずかでも時間がほしい
返信する
時間がありすぎて、私は罪悪感に捕われている。 (blueroad)
2006-12-02 09:37:39
時間がありすぎて、私は罪悪感に捕われている。
あらぬことを考えすぎている。すべての問題が
自縛ゆえの困惑である。すれ違いの孤独である。
I want to promote my desperate plan.
思い切ったことをすべき、などとも思うのだが。
………
この数日は、真冬なみの寒さになります。気を
つけてください。朝のカフェでの時間は有意義
だと思います。毎朝すこし早めに家を出ては?
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