blueな日々

( Art で逢いましょう)

私自身もいつか

2011年03月02日 | ■blueな日々1
32talk
破壊されるのを待つ気分とは、いったいどんなものなのか。解体がたぶん
近い古いアパート群。左側の建物の裏側ではなかば崩されたコンクリート
の破片などが山となっている。解体作業が中断されたかのようなありさま。
家主が資金に行き詰まったのか。地上げにあったのか。とにかく誰も住ん
ではいない三棟のアパートだ。こっそりとささやきあっているかのような。
我が家の近くに、こんなさみしい場所もある。今度行った時はなにもない
更地になっているのかもしれない。もちろん私はこんなさびれたアパート
のことなど記憶からとっくに消えている。私自身もいつかそうなるように。




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