blueな日々

( Art で逢いましょう)

First Model~Ricoh Auto Half:Half Size,Pan Focus

2013年10月25日 | ●Camera:Half,Toy,etc
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という経過で、リコーのハーフサイズカメラ「AUto Half」の初代機が
我が家には4台存在することになった.1台目は入手後すぐにフィルム
の巻き上げ関連の機構が故障を.ゼンマイをフルに近く巻き上げたまま
の状態で固着してしまった.シャッターのチャージも出来ず撮影ができ
ない状態に.分解してみたが私にはやはり修理は無理なようす.2台目
は最近まで活躍していたが、露出計は機能していなかったが、つい先日
わかったが絞りが開閉しなくなっていた.シャッターを切ってもわずか
な反応があるだけで動作しない.経年の劣化で粘りが発生したのだろう.
わりと簡単な分解と清掃でその症状は改善できるはずだが、私には困難.
3台目は今も現役で働いてくれている.しかしこの個体も露出計は不動.
ストロボ撮影時の絞りを流用した、シャッター速度1/30秒のみの変則的
なマニュアル操作のみ可能.私に可能なごく初歩的な分解清掃でも拭き
きれなかったファインダー内の曇りや汚れが目立つ.そんな残念な個体.


Auto Half?
 ●フィルムシステム:35mmパトローネ入りフィルム
 ●画面サイズ:24×17mm ●フォーカス:2.5mに固定焦点
? ●レンズ:リコー25mm/F2.8 3群4枚構成=理研光学 製造富岡光学
? ●シャッター:1/125秒=AE時 1/30秒=フラッシュ時?
 ●露出計 :セレンメーター、針押さえ式AE
 ●サイズ:90×71.5×31mm 270g ●発売:1962年


そしてこの夏に入手できた4台目は、露出計も機能している希少なもの.
だが入手後の動作確認中にシャッターが切れなくなってしまった.後日
わかったことなのだが、ボディ側面のロックレバーを裏蓋を固定させる
ためのものといつの間にか勘違いをして、つねにON側にレバーを配置
していた.だがそれは、シャッターをロックさせる機能で、そのせいで
シャッターが切れないということは当然のこと.故障していたわけでも
ないのに、カメラを分解しても直らない、どうしてもシャッターが切れ
ない状態に.故障してしまったと私は騒いでいたが、実際はなんの異常
もなかったのだ.ある日そのロックの意味を不意に思い出して、それは
本来はシャッターをロックさせるという機能.ロックの位置からレバー
を解除側に動かしたら、なんの問題もなくシャッターが切れて、撮影が
可能な状態に.シャッターのロック装置と裏蓋の開閉のレバーが何故か
兼用なので、私はいつの間にか混同してしまいたぶん勘違いをしていた.

露出計もその精度は不明だがあんがい正確なようすで.わずかにボディ
正面に傷があるだけのいい状態の個体で、ファインダーの内部がクリア
なことには驚いてしまった次第.まるで奇跡を見ているような気分にも.
このシリーズ機種はどれもが経年の劣化が進んでいて、現在では曇って
しまったファインダーが当然のようなあたり前のようなものだったので.
………
この4台の初代機に、シリーズの機種を含めると、合わせて数台ほどを
私は持っている.あるいは同社のゼンマイを使う機種は35mmカメラも
加えれば、10台ほどにもなるだろうか.もちろんすべてをオークション
で非常に安価に入手.好きなカメラたち.写りもいいし操作も楽しい.




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