私はハーメルンの笛吹き男や、ネットで見つけた
クルムホルンを吹く少年のルネサンス期の絵画も
ひそかに?(自分に重ねあわせて)イメージして
いるところがある。
~歴史、民話、伝説、大人と子供、残酷さや恵み、
哀愁をおびたもの悲しげな響き。記憶に残る音。
人の中の音楽、Sound of life and suffering…
……
昨夜、ネットで『クルムホルン 楽器キット』を見つけた。
*ソプラノ(4万数千円)~バス(9万数千円)まで。
テナーは6万円ちょっと。←この音色が気に入った。
*送られてくるキットを、自分で組み立てるもの。
にわかに現実味をおびる価格。貯金をすれば、
そう遠くない時期に、買えそうな気もしてきた?
楽器として問題なく機能してくれるものなら…。
とある古楽器の個人サイトでは「割安に使用できる」
(どの楽器か特定していないが)と紹介してあった。
イギリスの工房で作られた楽器(完成品)を買えば、
メーカーにより異なるが、価格は20万円前後もする。
これは、東京の古楽器専門店に注文することになる。
(輸入代行のサイトもある。ポンド計算が不安だが)
……
でも、古楽器のコンサートで会った人たち。
仲間内で今、使われていない「クルムホルン」があれば、
「貸してもいいよ」との言葉。「たぶん、あるでしょう」
なんだか、そんなに先のことでもなさそうな話に…。
この親切を、私はどう受け止める?
(うれしさ、驚き…、私は戸惑っているのかもしれない)
昨日、吹かせてもらったり、吹いてもらったりした。
楽器自体は、やや大きくなるが、アルトよりテナーの
音色が私は好きだ。クルムホルンの形状は素晴らしい。
今朝、(昨日のことなど)お礼のメールを送信した。
………
ネットで集めた「ルネサンス音楽?」の試聴サンプルを
聞いている。せつない。さびしい。人に会いたい…。
『ハーメルンの笛吹き男』
著者:阿部 謹也 出版:筑摩書房(ちくま文庫)
昔、この本も面白く読んだ。また読みたくなった。