メンテナンスは上出来だった.プリズムに腐食はなく、ファインダーなど
と同じ程度の清掃で、ずいぶんきれいになった.クリアになった画角?は
操作性が向上.この時点で私は、このカメラもお気に入りの仲間入りする
ことを実感.なかなかの名機の風格も漂いはじめている.試写が楽しみ.
4月の下旬にオークションで入手.送料を加えて千円ほど.露出計は反応
している、シャッターは切れる.それだけが確認済みの個体.ミノルタの
MF一眼レフカメラの「SRT Super」~そのブラックボディ.希少な機種.
同社の一眼レフはやはり XEが最高だが、ミノルタブランドのブラックも
欲しかったし.動作は問題がなかった.完動品.露出計も精度もふくめて
問題なさそうないいレベル.ただ経年の劣化でボディ全体とファインダー
内部は傷や汚れが多い.ネットで調べたら分解は簡単そうなのでさっそく
実践してみよう.失敗しても私自身にもそれほどダメージはないだろうと.
Minolta SRT Super
●メーカー:ミノルタ ●型式:35mm一眼レフカメラ
●レンズ:MC Rokkor 58mm/F1.2 他 ●マウント:ミノルタマウント
●シャッター:フォーカルプレンシャッター
●露出時間:T-B.1.1/2~1/1000秒 倍数系列等間隔目盛
●ダイアル:一軸不回転クリックストップ回転ダイヤル
●シンクロ接点:FP X接点(切換式) ホットシュー
●セルフタイマー:付(時間調節式)
●露出制御:受光方式はプリズム上部でのT.T.L.反射光式
●測光方式:開放測光 従来レンズは絞り込み測光可能=絞り込み釦付
●連動方式:シャッター全速度 全絞りに連動する追針方式
●連動範囲:ASA100のフィルムに対しEV3~EV17
●フィルム感度域:ASA6~ASA6400のフィルムに連動
●ASA感度合せ:シャッターダイヤル外周リングを持上げて合す
●電源・電池:1.3V JIS記号H-D型1個使用 水銀電池MR9 1個
●バッテリーチェッカー:ON/OFF 切換式 ●ストロボ:デート機構
●ファインダー:ペンタ式一眼レフレックス方式
視野中央にスプリットイメージとマイクロスプリット
●ファインダー内表示:露出メーター指針、追針、バッテリーチェッカー
および、シャッター目盛、絞り目盛などの液晶表示
●ピント方式(AF方式):マニュアルフォーカス
スプリット+マイクロプリズム+マット・ピント合わせが簡単に
●視野:94° ●倍率:0.9倍 ●フィルム送り:巻上げ形式
一操作レバー式セルフコッキング自動巻止げ、分割巻上可能
●巻上げ角度:引出余裕角20°+操作角150°
●カウンター形式:自動復元逆算式 ●カウンター目盛:20~36枚
●二重露出防止:付 ●多重露光装置:付
●巻戻形式:R釦セットによる折りたたみクランク巻戻し
●画面サイズ:24×36mm ●使用フィルム:J135 35mmフィルム
●フィルム装填:裏蓋蝶番開閉巻戻軸兼用
●サイズ:145×95×47.5mm 710g(ボデーのみ)
●当時価格:37,800円 ●発売:1973年
感度400/24枚撮りのカラーネガフィルムを使用.
1~MC Rokkor PC 50mm/F1.4
18~Auto Rokkor PF 55mm/F1.8
(1~MD W Rokkor 28mm/F2.8:最小絞り 22は使えない)