blueな日々

( Art で逢いましょう)

Colossus where it ruins

2006年09月29日 | 2006~奇妙な

E93p

朝。遅く。疲れが身にしみていた。すこしでも眠り
たかったが、隣りの家では、改装でもはじめたのか、
工事現場のような大きな音を立てていた、眠ること
はできなかった。ただ横になって身体を休めていた。

テレビをつけて、チャンネルを切り替えながら音声
だけを聞いていた。いくつかの局は、飲酒運転撲滅
のキャンペーンでもやっているつもりなのか~普段
からやってほしいが~結構、参考になる情報を伝え
てくれた。でも、こんな時間帯~午前中、いったい
誰がそんな番組を見るのだろうか。疑問のほうが頭
の中を占有していた私である。

ある案件が非常に不安で、該当機関に問い合わせを
してみた。日曜日までに、関連する書類を準備して、
月曜日に提出できれば、特に問題は起きないようだ。
いくらか落ちついた。少なくとも今日まで私は何も
しなくとも、自分から世間から、私は責められない
ですみそう。ただし、明日と明後日~土曜日までは
精一杯の努力をする。日曜日は休養を。

身体中のすべての骨がゆるんでしまったかのように、
私はぐったりしている。まさに精神が、肉体を侵蝕
しているのだ。私の精神はほぼ半世紀をかけて出来
あがったものなので、内部での影響力は強固なのだ。
王様のような精神が、自分はうつ状態だ、といえば、
もう誰も反論できない。つられて肉体も休止、いや
疲労する。モラルもルールも良心も本能も消える。

私は、滅んでゆく象の背中から、けっして降りられ
ないのだろうか。滅ぶ?象?~私は何を書きたい?

私の不調を感じたかのように、Nから電話があった。
誕生日のプレゼントも食事もありがとう。また近い
うちに会いましょう。彼女の声を聞いた私はどうに
か立ち直ろうとする。そうだ、まず食事をしよう。

そして今日。起きて朝のルーチンをこなしていても、
いつまでも覚醒できない状態で。意識からは空気が
抜け出るかのように、とりとめもなく時間が過ぎる。

彼から電話が。昨夜の不調は一時的なもの。心配を
しないで。意識不明になったのは、脳が疲れていた
からだろう。そんな話。私は納得できても、多くの
人はうさん臭さや気味の悪さを感じてしまうだろう。

彼も私も社会の矛盾や無理解を体現した存在である。
全身にしわ寄せを受けた弱者である。などと、瞬間、
思ったりもしたが、そんな意気地のない認識は不要
である。邪悪でもある。大いに間違ってもいるし。

今日は午後から散歩をかねて外出を。各種支払いを
はやめに済ませる。身体を動かす。街や人を眺める。
ゆれつづける不安定で愚かな自分の意識であっても、
彼は違う認識かもしれないが、私はこれでも、人間
社会の一員である。特別に、みっともない大人では
ないはず。なんらかの行為があるべきで。


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