旧ソビエト製のコピーライカ「Zorki-1」のレンズ「偽エルマー50mm」を,
たぶんおなじ会社で作られた一眼レフ「Zenit-C」に装填して、撮影が可能
な接写のみを。全24カットのフィルムの終わりの数カットに、傷のような
ものが写っていたので不安になって,本来のレンズ「インダスター50」を
取りつけ、また撮影をしてみた。何故かは不明だが,今度はカットすべて
がきれいで、傷はついていなかった。ひと安心なのだ。故障は怖いので。
別のレンズを別のカメラに取りつけて,制限のある接写のみの撮影などは,
今後は行なわないことに。接写をしたい場合はクローズアップレンズなど
を国産の一眼レフに取りつけたほうが無難だ。接写用のフィルターの形状
をした専用のレンズを私はひとつ持っていた記憶がある。探してみよう。
この旧ソビエト製の初期の一眼レフ「Zenit-C」は、お気に入りのカメラに
なって、毎月フィルム一本は撮影を行っている。完全なマニュアルの操作
なので、露出に不安もあるが,適正だったらいい写りをしてくれる。最近
ではデジタルカメラも持参して,その液晶モニタに表示される露出の数値
を参考に、Zenit-Cでの撮影にアレンジ=応用をしている。不安は解消だ。
このカメラは古いタイプなので開放測光ではないのが、私にとっては唯一
の使いづらさだろうか。絞り込んでの撮影の場合は,ファインダー内部が
かなり暗くなってしまうので,ピントを合わせられない。ゆえに先に絞り
を開放にしてピントを合わせてから,ピントリングが動かないように気を
つけながら,レンズ先端の絞りリングをまわすことに。不便な操作なのだ。
しかし他には不満は感じていない。いいデザインでもあるし。よく写るし。