blueな日々

( Art で逢いましょう)

私たちは笛を吹く

2006年09月24日 | 友人(人々)

E85p

眠れなかった。痛みだけがつづき、昼寝は断念。
『I Am A Rock』が収録されている『The Sound of Silence』を
今、聞いている。昨日の決心はどこへ。すべきことがあるのに
ワインを飲んでいる男がいる。私にも、明日があるはずだから。
今日はこれでいい?

美しい歌声に甘い歌詞をのせて歌う~Garfunkelには興味がない。
その歌詞の裏には、きびしくも悲しい世界があるのだが。
Paul Simonは素晴らしい。ギターのテクニックも最高だと、
いつか誰かに聞いたことがあるような。
8月彼女は死んでしまう。9月私は思い出す。

空腹で倒れそうだった。冷凍庫に入れている食パンを
一枚焼いて、バターを塗ってむさぼった。
何の足しにもならないが、食い物が胃袋に収まった
という記録は、身体に~脳に保存され、更新されたはず。
静寂の音に私はなぐさめられ、そして脅かされてもいる。

私に立ちあがれるチャンスを与えて。
空の向こうに誰かいるのなら、たまには遊びにきてほしい。
私は年老いてゆくばかり。記憶の世界に眠る日々。I Am A Rock.
but,それは意外ともろくもあるのです。

耳鳴りが聞こえてきた。何の合図だろうか。
胸には煙草の煙が充満している。皮膚を押せば、
ニコチンがしみ出しそうな。I wish I was~どこかに
あるはずの自分だけの孤島を、そこにいる静かな自分を。

痛み止めの座薬を使って30分。やや遠のく苦しみ。脳のシナプス
が少しずつ麻痺しはじめる。化学物質が安ワインと融合して危険
なdadadadada feeling groovyへと。ここに書くことでかろうじて
私は人間のごときありさま。大げさと思わないで、時々は訪問を。

夕方は『挫折の心理学』を読んでいた。食事のことを考え近くの
スーパーへ出かけた。ぐずぐずしていたらまた何も食べないこと
になってしまいそうだから。値引きされたカツ丼を買う。ワイン
のつまみに~まだワインは残っている~マシュマロも。入れ歯が
不安定になり、固いものはまだ食べられない。いや食べられるが、
壊れてしまうことが心配なんだ。甘いものも口にしたかったから。

食事の前に風呂にはいった。私にとっては貴重な、それぞれ美術
作品のような~品質の管理もたいへんらしい~友人たちのことを
考えていた。個性豊か?な彼らと私。何か似合う音楽はないかと。

ネットで集めてCDに焼いた、悲しげな時にやさしいルネッサンス
の音楽を聞いている。掲載した写真はクルムホルンを吹く中世の
ヨーロッパ絵画から。まるで私たちのようではないか。


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