blueな日々

( Art で逢いましょう)

類似点

2005年11月22日 | Nの世界
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Nとは会話がしぼみがちだった。
会うたびに彼女は白くほそくなってゆく。
精神の子供。(一歩が踏み出せない?)

地方局のニュース特集で、友人が暮らす街のことが紹介
された。ダイエーの店舗閉鎖にともなう(街=中心部の)
空洞化の恐れと活性化への模索、についてのレポート。
暮らしたことはないが、この街は私には魅力がある。
文化的な雰囲気とでもいえばいいのか、私が現在暮らす
街=都市のようには大きくなく、故郷のようにさびれて
もいない。実際、地理的にはそのちょうど中間にあり、
故郷に帰る時はいつも電車で通過している街。
私鉄の駅から放射状に伸びる街。商店街はシャッターが
降りた店舗もちらほら。やや遅れてやってくるブームや
ムーブメント。実情は知らないが、長く住むのにいいと
思える街。そこに今、友人が働き、居住している。

彼と私の類似点は何だろう? などと考えてみた。
人がいい、(ある意味、社会の流れから)遅れている?
鬱積した思いがある、希望もある、モラルに敏感…

家の前まで送ってゆき、
Nは笑顔で「またね(連絡します)」
それで、私は満足(安心)して、手を振って別れた。

Nは祖母(私の母親)に似ている。
だから心配もしているし、可能性も感じている。
ふたりとも魅力ある女性。いいナビゲイターがいれば
もっと安心することが出来る。私である必要はない。

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