私はいつまでも生きられるわけではない。けっこうはやいかも。
ふと、そう考えると、犬の里親を探すのは、正解かもしれない。
動けるうちに、あるいは死んでしまうその前に、飼育している
生き物たちの新しい飼い主を見つけることは、私のつとめなの
ではないのか。今のうちできるかぎり、はやく。
そう思いこめば、いくらかは気が休まる。罪悪感が少なくなる
かもしれない。急に私が死んだりしたら、私の娘では、我が家
で暮らしている、犬や小鳥たちの、生き物たちの日々の世話は、
たぶん手に負えないだろう。やはり今のうちに、里親を捜そう。
今後、私は、わずかな数の生き物だけを飼育することに。
愛犬の里親は簡単には見つからないだろう。おなじ境遇の犬が
多すぎるからだ。小鳥たちのことは、それほど心配していない。
無償譲渡なら、問い合わせがあるはず。手乗りのかわいい小鳥
という付加価値もあるので。鳥かごも無償で譲渡してもいいし。
よく育ててきたので性質のいい小鳥たちなのだ。
友人は、小鳥は安くても売ってはどうかと勧める。無償であれ
有償であれネットで里親を捜すわけだから、手間は同じなので、
別途計画しているフィギュアやカメラなどの代理オークション
はやめて自分で行なってみてはとも。さらに小鳥のブリーダー
になってはどうかとも。それらでお金を稼ぐというより生活費
などのプラスアルファが期待できる。彼は私の苦しい経済状況
をよく知っているので、お金のことをもっと考えてみろという
ことなのだろう。団地での暮らしではブリーダーは無理だから、
小鳥たちを何羽か有償で売ることや、オークションの自己出品
については、じっくり考えてみてもいいと思う。
小鳥たちを一羽一羽見てまわった。手放してしまうと考えると、
どの子にするのか。判断がつきかねてしまう。みんなかわいい。
6種類9羽の小鳥たちがいる。まず4羽ほどの里親を捜したい。
3羽いるうち小桜インコを2羽?アルビノのセキセイインコ?
ブルーボタンインコ? この4羽は手乗りだし健康だからいい
かもしれないが、いなくなれば寂しいだろう。だがそんなこと
を考えれば、無償であれ有償であれ、いつまでたっても里親は
見つからない。写真は小桜インコのモーブ。生後2年近くの雄。
この子は苦労して、ほぼ手乗りにした。別れるのか?