月のはじめに、わずかな買い物をして精神の均衡を保っている。
多くても３千円ほどの、ネットのオークションなどを利用した
ささやかな買い物。このいとなみが、何とか平常心でいられる、
ひとつの要因ではないか、とも思うのだ。おおげさかな？
この一年で買ったのは、白い帽子、ニット帽、靴、盆栽の道具、
盆栽の苗、鳥かご、オーバーオール、ゲームソフト、アルミの
フライパン、掃除機、電気ストーブ、デジタルカメラ、など…。
ほとんだがused品で安価な物ばかり。それでいいのだ。一番、
高額な買い物が、今回のデジカメで、送料を含めて2530円。
米がなくなっていた。散歩の帰りに無洗米を買おう。まだ大根
があるので、すりおろして夕食に。そのうまさに感激している。
うどんも作ろう。簡単に調理できて、身体の中から暖まるし。
玄関ドアの郵便受けに、電力会社のご使用量のお知らせという
用紙が入っていた。12月分の電気料金の通知だ。普段は３千円
もしないのに、なんと６千円だった。恐れていたとおり。毎日、
未明に、ときどきは夜にも、電気ストーブを使っていたからだ。
それでも、やはり石油ストーブを使うより、安くはあるだろう。
灯油は２缶で３千円。ひと月、同じように使えば、２倍の量が、
２倍の代金が必要になると思う。つまり電気代の方が安いと。
翌月の～１月の収支を確認してみた。あいかわらず厳しい現実
ではあるが、なんとかやりくりをして中古のカメラを買う予算
を工面したい。それが可能だということは、私はまだ最悪では
ないということだ。落下のただ中の日本にいて、なんの貢献も
できず申し訳ない気もする。また私も実に欺瞞である。