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福島被災地訪問…③薄磯地区

2013年08月01日 23時13分01秒 | 旅行
楢葉町で寺院を見学後、いわき市小名浜で昼食。
魚料理でしたが、福島県の魚ではありませんでした。
昼食会場では「いわきの東日本大震災展」を開催していました。


中でも目を引き付けたのは、体育館などの避難場所の模型展示

段ボールで仕切られた狭い居場所に驚きました。

バスが小名浜港から出発するときに見えた看板

水産会社の看板に漁民の気持ちがあらわされていました。

バスは30分ほどでいわき市薄磯地区に入りました。
入ると景色が一変し、被害が一目でわかります。

土台だけになった住宅地が続きます。
  
約260戸の住宅で残ったのは13戸だけでした。
山が近かったために津波がすぐに戻ってきて、被害が大きくなりました。
住民約700人のうち120人が亡くなっています。

薄磯地区の突き当りには塩谷崎灯台があります。

塩谷崎灯台と美空ひばりの石碑

  
美空ひばりのみだれ髪の舞台です。

石碑前のお土産屋さんの店主は、『この地区の人は大津波が来るとは思ってなかった』と言います。
防災訓練もなく、無防備だったと話してくれました。
震災後、2階の食堂は休業し、被害の状況を観光客に伝えています。

小学校校庭では今も作業が続いていました。

薄磯地区では10人が行方不明です。
山になった残土の中を確認しているように見えました。

道路は太平洋に面しています。

道路と浜の間に放射能汚染された残土を入れたごみ袋がここにも置かれていました。

今回は1泊2日のバス見学旅行でした。
次回は福島県・南相馬市に行くことを旅行社が計画しています。
また参加したいと思っています。