1999

~外れた予言~

忍者の少女封印(20)

2007-04-01 09:34:37 | Weblog

その時、急に少女の部屋のドアが開いた。
少女の母親だった。


「退院してからなんか変じゃない?」

「どうしたの? 何かあったの?」

「自分の部屋にばかりいないでリビングにも来なさい」

「ほらほら、オヤツもあるから!」


少女は母親に手を引かれ、
強引に一階の居間に連れていかれた。

少女の母親は、
少女の目が赤く充血し潤んでいたのをすぐ気付いたが、
そのことにはあえて触れなかった。