昨日7月21日(土)の神奈川新聞地域面から
『カナロコ・産婦人科救急を縮小/藤沢』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
藤沢市医師会の協力で藤沢市が行っている休日・夜間の
急患診療のうち、産婦人科救急が7月23日(月)から
縮小されて、夜間と土曜の当番医がなくなることになったそうです。
これは、全国的な産婦人科医不足の中、高齢化などで
当番医を受け持つ診療所が減って、
輪番が難しくなったためだということです。
全国的に深刻的な産婦人科医不足にある中での今回の藤沢市の
休日・夜間の急患診療で、産婦人科救急が縮小されるというのは、
ある意味自然な流れということになりますが、この自然な流れに
なっているのが恐ろしく、さらに深刻さを露呈していると
思います。6月25日((月)には
『神奈川県内で、助産師の積極活用を進める動きが広がる!!』
として取りあげたように、この深刻な産婦人科医不足を背景にして、
神奈川県内各地で、助産師の積極活用を進める動きが広がり、
また、妊婦検診などを任せる『助産師外来』に乗り出す病院が
ここ1~2年で急増し、育児などで休職中の『潜在助産師』の
発掘を試みる自治体も相次いでいることがわかりましたが、
こうやって何とか安心して出産できる環境を、妊産婦さんの不安を
解消しようという取り組みが進められていますが、産婦人科医の
不足の解消には一向に至る気配もないですね・・・。
今回の藤沢市の場合は、産婦人科医会が担っていた土曜や夜間は
119番や市民病院で対応することになりますが、本当に、
国がこの現状をもっともっと深刻且つ重大に受け止めて、
産婦人科医不足解消に向けて、早急に取り組んでいかないと、
この深刻な産婦人科医不足の流れは止められないと思います。
都道府県や各自治体、大学・総合病院等で、何とかするのにはもう既に
限界があるということは、言うまでもないことですから・・・。
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