神奈川密着!!地域密着型ブログ・ほしぞらの観える街

神奈川のニュースから社会問題、教育、スポーツ、話題等いろろと取り上げていきたいと思います。現在不定期更新中!

神奈川県内で12戸にとどまってきた全養蚕農家が今秋2010年秋の出荷で繭の生産を中止へ!!

2010年10月04日 00時00分00秒 | 神奈川の特産・名産・産業・事業
昨日10月3日(日)の神奈川新聞トップ面&社会面から
『カナロコ・県内の養蚕の歴史が今秋で幕、
助成金打ち切り全12農家廃業へ/神奈川』

という気になる記事からです。
記事に関する詳細は、上記のリンク先での参照をお願いします。

神奈川県内で12戸にとどまってきた全養蚕農家が
今秋2010年秋の出荷で繭の生産を中止する
見通し
になったことが分かったそうです。

安価な輸入生糸の増加などによる生糸価格の
下落などに加え、2011年度から実施される
養蚕農家への繭代の助成金廃止を受けて、
廃業方針を決めた
ようですが、すごくショッキングで
寂しいニュースですね・・・。時代の流れ、後継者不足、そして、
養蚕農家への繭代の助成金廃止、いろんなものが重なってきて、
致し方ない状況なのかもしれませんが、神奈川県内の養蚕というと、
相模原・県央地区では大切な産業として、長年がんばってきていただけに
本当に残念な想いです。現在では厚木市6戸、相模原市4戸、
愛川町1戸、伊勢原市1戸の計12戸として、やはり相模原・県央地区を
中心に養蚕農家がありますからね・・・。

9月25日(土)には
『愛川町半原地区の「糸の里」を守ってきた一品の数々を
今年も、「半原糸の里文化祭」で紹介へ!!』

として取り上げたように、『糸の町』として栄え、
昭和40年代には350社近い繊維関連企業が並んだ
愛川町半原地区。現在は原糸メーカーの海外移転に
伴い、40数社程度に減少したものの、独自の
ネットワークや技術を生かし、活路を見いだす
企業もある
ということで、いろいろと工夫をしながら
“糸の里”、撚糸業・繊維関連業を現在も守ってきていますが、
やはり、今回の養蚕農家の廃業には、神奈川県内では
横浜スカーフや愛川町半原地区の糸づくりが衰退した影響と
いうのはすごく大きかったんですね・・・。

本当に今回の養蚕農家の廃業は、残念で寂しいことですが、
愛川町半原地区の“糸の里”は、廃業を余儀なくされる
養蚕農家のみなさんの想いを胸に、いつまでも守っていくように、
地域等もいろいろ協力できるようにしていかないと!
愛川町としての貴重な産業・財産ですから・・・。


コメントを投稿