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シーズン総括と川村丈夫投手の引退で考えるベイスターズが目指す方向性は・・・。

2008年10月15日 00時01分00秒 | 横浜ベイスターズ

こちらも新聞休刊日恒例として取り上げてきている
横浜ベイスターズ編です。シーズンが終了したということで、
シーズン総括と川村丈夫投手の引退で見えてきたチームが目指す
方向性を取り上げていきたいと思います。

さてシーズンが終了して、今シーズンは48勝94敗2分で、
言うまでもなくダントツの最下位で、勝率が.338と
右打者史上最高打率.378で首位打者を獲得したうっちーこと
内川聖一選手にも及ばないというプロとして恥ずかしい結果になりました。
これは以前から言い続けているように、単に投手陣の大崩壊だけでなく、
チームの方向性というのを球団フロントも親会社も見せてこなかった、
そして今も見せておらず、迷走を続けているというのが大きな要因にあります。
これはファンであればよく分かっていることでもありますよね・・・。
その象徴というのが、コーチ陣の解任にも表れていて、昨年までの
機動力・走塁を生かせない反省から今年、招へいした走塁コーチの
高橋雅裕さんの解任というのが象徴的です。機動力・走塁を生かしていないのは、
去年、一昨年に始まったことではなく、もう何年も前からずっと
ベイスターズの永年の課題として言われていたことで、この1年で
すべて結果と内容を求めるというのはまず無理なことで、
継続していかなくてはいけない
ことのはず。それを継続せずに、
高橋雅裕さんを解任し、配置転換というカタチで、今年打撃コーチを務めた
波留敏夫コーチを外野守備・走塁コーチにするというのは、チームの方向性が
安定していない、親会社も球団フロントも分かっていないということの象徴だと思います。
波留コーチの配置転換が悪いというのではなく、波留コーチは元々
外野守備・走塁コーチをしていたので配置転換はいいと思います。しかし、
高橋雅裕さんを走塁コーチとして継続して配属すべきではなかったのかと思います。
これは大矢さんも納得して解任を決めたという話しも伝わっているので、
この話しが本当であれば、先月9月17日(水)に
『監督が代わったら、チームは劇的に変わるのか!?』
として取り上げたように、監督が替わってもチームの方向性がハッキリ
しなければ、いつになってもチームは良くならない
ということ
を書いてきて、最後に、こういう成績にもかかわらず、シーズンオフに
取り組むと明言していながら、何もしなかった場合に、はじめて姿勢を
問いただせば良いこと
だと書いたように、あらためて
大矢さんの続投が正しいことなのか、あらためて見直すべきだと思います。
コーチングスタッフが発表されたので、難しいことだということは分かっていますが・・・。
このオフシーズンに入る前に、チームに長年貢献をしてきた、
石井琢朗選手や鈴木尚典選手の戦力外通告というショッキングな出来事が
本人やファンのの気持ちとは裏腹に公にさせるという大失態を犯したわけですし、
フロントの責任を明確にするためにも大矢さんの続投の
是非もあらためて問うべき
だと思います。僕自身は、大矢さんの采配には、
いろいろ疑問に思う部分はあるものの、続投に一定の理解を示していました。
それは今までも何度も口がすっぱくなるほど書いてきているように、
コロコロ監督を変えたところで、チームの方向性が一定にならなければ、
チームが良い方向には向かわないということは分かっていますからね・・・。
ただ、高橋雅裕さんの解任や石井琢朗さんや鈴木尚典さんの戦力外通告のあり方など、
を考えたら、話しは変わってきます。すべてを刷新しないと変わらないということ
があらためて露呈したものです。これはしっかりと取り組んでいかないと、
ドラフト会議ではもちろんのこと、FAなどでも横浜ベイスターズに
進んで来たい
という選手は出てこなくなります。

今シーズンいっぱいで1998年の日本一にも貢献した、地元・神奈川の神奈川県立厚木高校
という進学校の公立の星で、地元神奈川への愛を強く持っている
川村丈夫投手が引退をし、来シーズンから湘南シーレックスの投手コーチへ就任
することになりましたが、引退登板・セレモニー、スタンドのファンの様子を見て
あらためて感じたのは、地元・神奈川の選手・横浜ベイスターズ愛の強い
選手はやはり大切にしないといけない
というのを強く感じました。
川村丈夫さんは、本当に地元愛の強い方で、プロ入り当初から、
地元・神奈川にプロ野球球団があって、その愛着のある地元の
横浜ベイスターズでプレーできるということは幸せなこと

よくおっしゃっていました。そういった彼の発言を思い出すと、今の
横浜ベイスターズの方向性も見えてくると思います。これも以前から書いてきていることで、
チームの強化と地域密着を切り離してはいけないということです。
地元・神奈川の有力選手は進んでドラフトを通じて獲得すべきだし、
もっともっと地域貢献・地域交流・ファンサービスの充実も取り組まないといけません。
引退をする川村丈夫さん、横浜という土地と横浜ベイスターズをいつまでも
愛してくれていて、ファンも大切にしてくれ、惜しまれつつチームを離れることになる石井琢朗さん、
そしてかつての首位打者で、やはり神奈川の横浜高校から地元一筋を貫いて
きてくれている鈴木尚典さんへの最後の最後までのファンの歓声と感謝の気持ち
これは何より今、横浜ベイスターズという球団が目指す方向性をファンが
教えてくれたもの
だと思います。これを球団はキチンと受け止め、
考えて取り組んでいかないといけないことだと思います。
単に選手を補強する、監督・コーチを配置する、それだけではチームは
強くならないどころか、チームとして成り立たないんですから・・・。


最後に、首位打者を獲得したうっちー、去年に続いて厳しい中で、
単独でのホームランキングを獲得した修、おめでとう!!
チームが空中分解をした中で、本当に2人は最後までよくやってくれましたね。


尚、横浜Fマリノス編は、中途半端な時期で大きな変化もないため、
今月はお休みとさせていただきます。


2 コメント

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Unknown (よっしー)
2008-10-15 22:17:10
ふうちゃん、こんばんは★

新体制が発表になりましたが、今日牛さんの辞任のことをふと思い出してました。気分的にはあの時とまったく同じですね。進歩してないですよ、この球団は。《背広の方がですが》はっきり言って今回は監督を変えなかっただけですよ。ただそれだけ。
あの時は、監督を2年周期で変わること自体異常だし、「チームの方向性」を確立しなければいつまで経っても強くはなれない、未来はない、中長期的な視野でチーム作りをしてほしい、と話した記憶があります。

なんだか今回は監督だけ残したという感がどうしても否めないんですよね。現場の監督がやりやすい環境で結果を残せなかったから適材適所をこっちが選びました。そんな感じがします。
打撃陣が不振だから打撃コーチ交代、防御率が悪いから投手コーチ交代、盗塁数が伸びないから走塁コーチ解任。当たり前のことをしているといえばそれまでですが敗因をそこだけに押しつけてはいけませんよ。そうじゃないでしょ!編成担当等あなたたちの責任はどうなんですかと言いたいですよ。

球団は今年のというかこの7年間の結果を重く受けとめないと、恥ずかしいと思わないといけません。プロ野球球団としてどうあるべきか?を真剣に考える良い時期だと私は思います。
新しいことを色々とチャレンジできたはずでしょう。球団作りにしたって何にしたって。現にスタジアムの雰囲気は一昔前に比べれば全然変わってますし、イベント、地域貢献、さまざまなことを取り組んできてるのに肝心の球団経営は素人同然でしょう。方向性が統一されているイーグルスは新規参入時から比べればチームの着実に前に進んでいますし。
知恵を借りるのに恥じるべきではありません。横浜ベイスターズは変わります!そう本気で思わせるような改革を期待したいですね。その英断をできるのはトップです。トップが変わらないと変わりませんね。

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よっしーさんへ!! (ふうちゃん《ふうさん》)
2008-10-15 22:49:24
こんばんは!!よっしーさん!!

ええ、おっしゃる通りです。牛さんの辞任劇の時と一緒ですね。
走塁面と機動力面の強化は永年の課題で、雅さんを
招へいしたのに、今年何度かベンチから外される
ということがありました。
僕はこれに嫌な予感がしたのですが、
オーナーや社長の話しを聞いていてもやっぱり
『チームの方向性』は一定していないのは分かりますね。
来年ももし、それぞれの結果が表れないなら、
雅さんと同じように、ベンチを外す措置をとるなんていうことを
とるんでしょうかね?
こんなことを続けるようでは何年経っても変わらないし、
選手からも一向に信頼されなくなります。

僕は何年もフロントからシーレックスまでの風通しの悪さを指摘してきました。
それは親会社が変わってから特にそうなってしまいました。
一時期改善の兆しがあったにもかかわらず、フロントの上の方たちが
自分たちで首を絞めるようなことをしてしまった、
ここで責任を明確にすべきだったんでしょうね。
去年のオフに、今年の惨敗と風通しが最悪になる兆しは既に出ていたんですから・・・。

今年はやる、前オーナーも減オーナーも毎年のように繰り返しおっしゃっていますが、
そういう様子は一向に見えないどころか、
かすむ一方です。
ただ運営面、地域貢献、より地域への密着・交流、
ボランティアは、以前、よっしーさんのブログで
書かせていただきましたが、
少しずつ改善はされてきていると思います。
横須賀をシーレックスカラーに戻してきていること、
星に願いをを神奈川県全体で行う方向で動いていること、
ピンクリボンキャンペーンなど、ボランティアにも
積極的に取り組み始めたこと、やっとそれを以前から
実行したいとおっしゃっていた運営担当の方たちの
気持ちをようやく理解したこと、これがまず1歩だと思います。
一定の評価はしていますが、評価しているのは、
実行に移す体制にした運営担当の方たちですね。
上の方たちは、この1歩でよくやったぞなんて思わず、もっとファンも
参加出来るようなカタチ、《運営担当の方の中でそう思っている方もいるんですし。》を
しっかりして欲しいですね。
これは球団作りもそうです。何度もいってきているように、
ファンにも分かりやすく、透明性のある、横浜に、横須賀に、
そして神奈川により密着する球団作りを
今度こそしていかないといけません。
今年はこれだけの惨敗で、観客動員数も最悪の数字になったわけですし、
危機感をどれだけ持ってこのオフから取り組むのか
まずお手並み拝見です。
少なくとも去年のオフのような、現場もそうですし、
フロントも逃がしてはいけない人材を逃がすなんていう
大失態は犯してはなりませんね。
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