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Folon’s kitchen ・【フォロンの台所】

食は天使からの贈り物

那珂湊おさかな市場

2019-12-01 | Food memory(食の色々)
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先日大洗のお話を書きましたが、その時についでに那珂湊のおさかな市場にも行ってきました。
土日はすごい人出なんだそうですが、この日は平日、のんびりと見て回ることができました。

市場では干物と鮮魚を買ったのですが、気がついたら購入した魚が全て地のものではなく長崎や北海道、伊豆やロシアといった別の産地のものばかり買い込みました。



画像は長崎の黒ムツと伊豆のキンメダイ、キンメダイは煮付けにしましたけど、まあ美味しい事。
深海性の魚である黒ムツもキンメも旬や当たりハズレがあるんですけど、今回は大当たり

茨城に行ったのに地の魚を買わずに他の産地の魚を購入と言うのもなんですが、とにかく今回の魚は見るからに鮮度がいいのと魚自体が良さそうだったので即買いでした。

そして捌いてみて大正解。食べてみて大当たり。
なんか最近自分の魚の目利きが上達したのかもとニッコニコです。

キンメは煮付け、黒ムツは刺身にして頂きました。





キンメの煮付けは、やはり寒い季節になればなるほど脂も乗りますが、今回のキンメは脂以上に身のフワフワ感がなんとも言えませんでした。
最近キンメをお刺身にするのをよく見るのですが、あれはちょっとどうなんでしょう。

キンメは味はいいのですが、そのまま生でいただくには少し水っぽいのですよね。
同じように刺身では水っぽい高級魚にグジ(アマダイ)がありますが、グジの刺身なんておいしくもなんともありませんね。

水っぽい魚は火を通して、水分を飛ばし味を凝縮させるから、持ち味が生かされます。

同じように沖縄の方の亜熱帯亜から熱帯で取れる魚も、脂もなく水っぽいので揚げ物や焼き物でいただきますよね。
沖縄の魚の多くが「唐揚げ」で食べられる理由もそんな理由からでしょうね。

マグロなんかも同じで津軽海峡を回遊する黒マグロは(特に大間のマグロ)身がしまっていて刺身には最高です。
ところが沖縄やハワイ近海で取れるビンナガやキハダはどうしても温帯~熱帯の暖かい海に生息しているので、身が水っぽいです。

そうしたマグロは刺身もいいですが漬け(ヅケ)などに向いていますね。
ハワイのポキなんてまさにこれで、漬けマグロのアボガド添えって感じですもんね。

その他ブダイやテンス、イラ、コブダイなんかもベラの仲間で大きなベラですが、やっぱり煮物にするとぐっと味が引き立ちますね。

黒ムツは深海性の魚なので、今回買って来た(50cm)よりももっと大きくなるとぐっと脂がのって美味しいのですが、このくらいの大きさですと、むしろ刺身に向いています。
ということで今回は刺身でいただきましたけど、まあ身の甘いこと!

大正解でした!

他に一切れがデカイ!カジキマグロの切り身とブリの切り身を買ってきました。
加熱用でしたので帰ってから塩をして、粕漬けにして冷凍しました。

他には赤魚の干物、これは多分オホーツクあたりで取れたロシア産の赤魚でしょう。
赤魚といっても目抜け類ではなく、皮目の色からおそらく沖メバルに近い仲間なんでしょう、でも脂のノリは良いでした。
これも鮮魚ではなくて干物なので、身を切り分けて冷凍。

魚市場の冷凍庫はー50℃以下なので、新鮮さが保てますが、家庭用の冷凍庫の基準はー18℃なので鮮度は保てません。
でも味噌漬けや粕漬けなどにして冷凍すれば2ヶ月くらいなら十分美味しさを保てます。

魚市場に行く時は先ず冷凍庫の空き状況を見てから買う様にしておりまする。
今うちの冷凍庫は「満杯」状態っす。






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カマ!

2019-09-10 | Food memory(食の色々)
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これはなんでしょう?
豚のスペアリブ?

いいえ違います、これはマグロのカマでございます。

そう大きなマグロではないと思いますけど、それにしても肉々しいですよね。
鮮度がすごく良かったので試しに端っこの方をちょっとだけ切り取ってお刺身でいただきましたけどウマい!

このマグロはビンチョウマグロなのですが、それでも美味しいたらありません。
黒マグロだったらその比ではないですね。

しかもこのカマべらぼーにコスパ!
一本¥240。

1本を一人ではちょっと多いので、1本を二人で食べたので一人¥120
小躍り。

ですけどね・・・
ここでせっかくの話の腰を折るのですが・・

マグロは海魚の中でも食物連鎖のかなり高い位置にいます。
それ以上の位置にいるのがクジラ類。

最後の頂点は人類ですけどね。

で、このマグロ類の水銀汚染がかなり高いとの論文が各国の研究機関から上げられているんです。

今マグロは世界のレッドデータに入っていますので、水産庁も完全養殖を研究している近畿大学にかなり熱い目を送っているようです。
既に近大マグロは流通に上っていますので、さらにそれが増えれば水銀やマイクロプラスチック汚染の極めて少ない魚肉が提供されることになります。

うなぎも完全養殖に向けて研究が進んでいます。
日本の養殖技術は世界でもトップクラスですので、これこそ知的財産と言えるのでしょうね。

ちなみにおもしろ話として一つ。
昭和の頃、日本ではクジラの養殖を本気で考えていたそうです。

場所は十和田湖、この湖でクジラ(ヒゲクジラ類)を完全養殖できないかと、本気で研究したそうです。
もう面白すぎです、日本の水産関係ったら。

まあ、でもそんな事まず無理でしょうね。
クジラが食べる餌の量を考えたら費用対効果などの面から馬鹿馬鹿しくなるでしょう。

むしろその餌を食料に回した方が明らかに効率的でしょう。

これから先の食料事情は今の段階で決して明るいとは言い難いとは思います。

ただ、今後次元の変化に伴って人類の食性が大きく変わってくる可能性も十分想定できます。
いずれ不食の時代になる道を人類は撮り始めていると思います。

そう遠くない未来では
「昔の人は物を食べていたそうですよ」
なんて言われるような時代もやってくるでしょうね。






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イカのお話

2019-08-30 | Food memory(食の色々)
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イカの種類ってかなり沢山あるので、ただ「イカ料理」と言ってもそのイカの種類によっては向き不向きの料理がありますね。
お鮨屋さんで「イカありますよ」なんて言われたら「ダメだここ」って思います。

少し話がズレますが随分と前、フラリと入ったお鮨屋さんで「なんか白身はありますか?」
って板前さんに聞いたら
「ん〜白身ねえ」
「カンパチではどうですか?」

もう笑ってしまいました。
カンパチって青魚じゃないですか〜
まあカンパチも血合いをとれば確かに白身っぽく見えなくはないけどね。

よく見たらカウンターの隅に、表紙もボロボロになった雑誌とか無造作に積まれていて、ガリの桶もどことなく薄汚れてて。
ショーケースの中にプッチンプリンとか入っていたし。
客を見くびってるのか、まさか本当にそう思っているのか・・・
あり得ませんね、こんなお鮨屋さん。


イカにしたって「季節ですね、墨イカ入っていますよ」くらいはね。
なんてウンチク言っていますけど、私の知る食卓に上がるイカの種類なんてせいぜい10種類くらいでしょうか。

スルメイカ、ヤリイカ、ケンサキイカ、ホタルイカ、アオリイカ、甲イカ(スミイカ)、ヒイカ、モンゴウイカ、赤イカ、ソデイカ・・・位かな(とりあえず全て食べたことはあります)

中でも一番好きなのは何と言ってもケンサキイカですね、次いでアオリイカかな。
ケンサキイカはどんな料理に使っても美味しいですよね。

またケンサキイカで作ったスルメは絶品です。
でも高いのですよね、10枚で¥4000なんて、そう簡単に手が出ません(しかもスルメイカの半分くらいの大きさだし)

スーパーの冷凍イカで「ロールイカ」という商品を見かけます。
一度利用した事があるのですが鮮度が良くない印象でした(匂ったのです)。

おそらく外国産の輸入イカなんでしょう、しかもどれも身が厚く真っ白なのが多いので、そうしたイカは深海性のイカなんではないかと思うのです。
イカは大深海から浅い海まで満遍なく生息していますけど、深い海に住むイカは身の中に大量のアンモニアを含んでいるものがいます。

食料にはしないと思いますが有名な巨大イカ「ダイオウイカ」は身にかなりの量の塩化アンモニウムを含んでいます。

以前スーパーで買ったことのある冷凍ロールイカですが、鮮度もさることながら、かなり強いアンモニア臭がしました。
それ以降購入していませんが、今思うと深海性の輸入イカ(多分アルゼンチン産)なのだろうと思います。

最近北海道では真イカ(スルメイカ)の漁獲量が激減しているそうで、イカで有名な函館でも手に入りにくいなんて聞きました。
だからなのでしょうか、大手の水産会社は世界中を回って、イカ資源をかき集めているようですね。

安く手に入るのはありがたいのですが、閉じられた地球環境下での乱獲がないように願いたいと思っています。

イカは人間にとっても食材として有用ですが、それ以上に多くの海洋生物にとってはイワシなどの小魚などと同じ重要な食物連鎖の中に入っていますのでね。
人類にとっても多くの海洋生物にとっても重要な水産資源であるイカを大切に。





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小麦粉のお話

2019-08-16 | Food memory(食の色々)
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前回焼き菓子のお話をしましたが、今回は小麦のお話をします。

小麦粉は政府管理の重要食料ですね。

多くを外国産(主にアメリカ、オーストラリア)に頼っていますが、価格が安定していてしかも安い事から「懐が寒い時のお助け食材」です。

私も長い事大手の製粉会社の小麦粉を使っていました。

で、少し話がずれるのですが、若い頃から小麦(粉物)料理を一度にたくさん取ると胸焼けを起こす事が多いのです。

お好み焼きや焼きそば、うどんなどをたくさん食べると、必ずと言っていいほど胸焼けをおこし胃薬を飲む羽目になることもありました。(でもすぐに解消しますが)

まあそれくらいで済んでいたのですが、ここ10年くらいでしょうか特に小麦による胸焼けが今まで以上に起こりやすくなっていたのです。
加齢による食の変化もあるのかも知れませんが・・・・

そこで、ふと思い立って、少しコスパは悪いけど、外国産の安い小麦を使うのをやめて国内産の小麦粉に変えてみたのです。

そうしたら、てきめんで胸焼けが起こらなくなりました。

もしかしたら自分も少しの小麦アレルギーだったのか、それともグルテンを大量に作るように品種改良(遺伝子操作?)した小麦が合わなかったのか、はたまた輸入小麦に使われている除草剤が響いたのか・・・

結果でしか判断しませんが、国内産の小麦は自分にとって合っていると言う事。
まぁね、そんだけのお話です。





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潔し!

2019-08-15 | Food memory(食の色々)
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少し前でしたら、海外からの輸入食材や加工食品は敬遠!

なんて噂されていましたけど、最近はもう日本の大手メーカーや大手スーパーの食材ほど敬遠したいと思ってしまいます。

画像は私が好きなクッキーなのですが、どちらも外国メイド。
誰でも知ってるクッキーだとは思います。

特に下のウォーカーのビスケットですけど原材料名見てください。



「小麦粉、バター、砂糖、食塩」
これだけ。
酸化防止剤とか乳化剤、ショートニングや化学物質なんて表示が一切ありません。

潔いですね~

食品は腐るから食品です、酸化するから油です。
腐らず酸化しない食べ物は薬剤注入の化学合成物質。

体にストレス与えるだろうことは簡単に分かろうというものです。

自分自身の目と鼻(視覚と嗅覚)の感知力こそが、自分を守る味方の一つですね。





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