俺の琴線

心に響いたもの、それがどんなものであっても...

パクりとオマージュの間隙で

2008-06-14 21:17:10 | メディア
今期もいくつかアニメを見ているが、まあそれよりDVDで見たペールゼンファイルズについてちょっと書いておきたい。
30代にとっては装甲騎兵ボトムズは心に残る作品だ。厨房の頃、富野と並んで高橋良輔はサンライズの顔だった。ダグラムは暗すぎたが、009から始まりボトムズ、ガリアン、ガサラキと高橋氏の作品は結構好きだ。ただ、ボトムズに関してはちょっと作りすぎでないかと感じている。特に、キリコに関しては、もう映像化すべきではないと思っている。外伝的な作品を幾らでも作れるだろうに。
そして、このペールゼンファイルズ第1話には衝撃を受けた。何が凄いかというと、ここまでパクるかというくらいにプライベートライアンをパクっているのである。今更、10年近く立っているから時効だとでも思っているのだろうか?
プライベートライアンの開始30分のノルマンディー上陸作戦戦闘シーンは凄まじいものであり、俺も多分に衝撃を受けた(本物の戦争より怖いという表現もあったくらい)。ペールゼンファイルズの開始10分くらいは、スコープドックによるノルマンディー上陸作戦である。
「え、宇宙船が飛び交ってワープ航法もある世界で、ノルマンディー上陸作戦?」という疑問がずっと頭にこびりついたまま人をスコープドックに置き換えただけのCGバリバリでプライベートライアンパクリまくっているシーンを見せられる。見てみればわかるが、もうスコープドックの意味なんか無い。本当に人間を置き換えただけなのだ。上陸艇ハッチが開いた途端、頭バスバス打ち抜かれていくシーンも有名だが、それをスコープドックでやるかねえw
演出が悪いのか、コンテが悪いのかわからん。しかし、ここまで酷いパクリを見せられたのは久しぶりだ。これを作った人は、ばれないとでも思ったのか、オマージュレベルだと思ったのか、ともかく海外に出たら恥ずかしい作品となっていた。
せっかくボトムズという世界観を作り上げたのに(まああの世界観も色々取り込んでいるんだけど)、台無しじゃねえか。
いいさ、もうみねえよ。2話以降見る気にもならねえ。
俺のボトムズ返せ、いやもう作らなくて結構です。ブルーナイトでもアニメ化してお茶濁しておいて下さい。


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