俺の琴線

心に響いたもの、それがどんなものであっても...

日本のドラマって……

2009-01-17 13:29:01 | メディア
なんかの記事で,ブラッディ・マンデイというドラマのハッキングシーン考察とか言うのを見て,面白そうだと思ってこのドラマを見ていたのだが,まあとんでもない糞だったな。

10年前は国内ドラマをよく見ていた俺だが,最近は全く民放を見ることがないので,最近のドラマの風潮とか演出のレベルとか,その辺はよくわからない。
しかし,このブラッディマンデイを通して見て感じたのは,10年前から1歩も進歩してない演出技術と停滞した思考。

これ,本当に現行のドラマなの?

原作ものらしいので,脚本とか設定とかそういうところのアラをドラマに着せるべきなのか,原作に着せるべきなのかはわからない。
しかし,そういう所は放置したとしても,HD放送になって画角が16:9になって大分立つにもかかわらず,相も変わらず役者の顔面ドアップで手持ちカメラ撮影つーのがアホすぎる。ぐらぐら画面が揺れているのがしょっちゅうで,手持ちで撮影してるところが丸わかりで,非常に見づらいのだが,こんなことも視聴者気付かないと思っているのかねえ。4:3の20inchのTVで見てるのとちがうんだぜ?役者の肌の荒れ,ほくろ,そんなもん見えやすくしてどうするんだよ。

まあ,それを我慢したとしても,間延びした演出は深夜アニメにさえ遠く及んでいない。大根役者もいけないのだろうけど,1時間ドラマを見てて2時間にも感じるのは,演出が退屈だからに他ならない。
所々で挟まれる,わざとらしい擬音のついたポエムがまたドラマのスピードをぶち殺している。まさに制作側のマスターベーションだ。

海外ドラマが次々持ち込まれ,一定の評価を得ている昨今,国内のドラマ,しかも日本版24とか鼻息を荒くして(おそらく制作費もそれなりにかかっていたのだろうけど),そのドラマがこのレベルでは……。

よく,TVを見る人は低所得者と頭の悪い人だけっていう引用を見かけるけど,こんなドラマを最後まで見て,ラストのオヤジの所とかで感動とか出来る人間は,本当にネジが飛んでる人間だと思う。つまらない脚本と低レベルの演出,チープなSFX,褒めるべき所の全くないドラマだった。まあ,こんなドラマを拷問に近いと感じながら,ときおり笑い(失笑)ながら最後まで見た俺もアホだと言えよう。

ちなみに売り?だったハッキングシーンも非常に寒いものだったことを付け加えておく。中途半端なことして失敗するなら,ソードフィッシュくらい突っ走った方がいい。

久々に長時間無駄にしたドラマだった。あー早くアイアンマンBDでねえかな。

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