金沢競馬&佐々木(ホープ社)

東海公営(中部優駿)→金沢競馬(カナザワ→フォーカス→ホープ)と渡りあるいた競馬記者歴35数年のおっちゃんのブログです。

笠松競馬賞金アップの影響

2006-09-21 19:02:42 | Weblog
 来月から賞金アップを発表した笠松競馬。ご存知かと思いますが、金沢競馬の方が入場も売り上げも数段いい。ところが今回の賞金アップで賞金体系は笠松が金沢競馬に並ぶ格好となる。

幸い本日木曜日は厩舎取材の日。関係者数名に意見を聞いてみた。

A調教師(リーディリング上位)…『賞金を上げるとウチは潤うが、競馬場全体が沈んでいく可能性がある。それより出走手当てを上げて欲しい。でも笠松が賞金を上げるとなると、競走馬が笠松に流れる可能性がある。金沢競馬にも少なからず悪い影響があるだろう』

B調教師(他競馬場から移籍)…『本質的には賞金アップが前提。これだけの売り上げがあって何で1着賞金が16万ポッキリなのか?経費がどう使われているのか示すべきだ』

C調教師(リーディング中位)…『とにか出走手当てだな。月2走して預託料金(15万程度)がペイできれば馬の集まりやすくなる』

D厩務員…『賞金も上げて欲しいが、厩務員も厳しい状況。引き馬手当て等をもっと考えて欲しい』


 はたして何が賢明なのか解らない。本質的には出走手当てが少なく、賞金にウエイトを置けば強い馬が集まる筈だが、リーディング上位の調教師でさえ出走手当てを主張した。それだけ難しい問題。金沢競馬の対応やいかに…。         佐々木