金沢競馬&佐々木(ホープ社)

東海公営(中部優駿)→金沢競馬(カナザワ→フォーカス→ホープ)と渡りあるいた競馬記者歴35数年のおっちゃんのブログです。

今年はやります・藤田弘治騎手

2007-04-30 20:37:43 | Weblog
  3日から金沢競馬が4日連続で開催されます。

第2回を終わってトップは断トツで14勝・吉原寛人騎手。これは誰もが予想された事です。

さて2位は黒木厩舎の藤田弘治騎手で9勝。

松野厩舎の米倉知騎手、あるいは金田厩舎・古性秀之騎手あたりかな、と予想していたのでいくらか想定外でした。

と言うのも黒木厩舎には先輩の平瀬城久騎手が居て、お互いに勝ち星を分け合う事が多かったからです。

昨年厩舎が55勝を挙げた時でも平瀬騎手6位、藤田騎手11位でした。

二人の勝ち星を合わせると計算上は第3位になります。(ちょっと強引かな)

さて藤田騎手を2位に押し上げた要因が何処にあるのか?

厩舎取材の時に黒木調教師にうかがいましたところ。

『 やさしい一面があるので常日頃から積極的に行くようにアドバイスしている 』
『 今年はその積極策が取れているし、元々、馬当りが柔らかく、騎手としての素質はあるからねえ 』 と。

また 『 昨年もケガで泣かされた処があったから、今年はとにかくケガをしないようにとも言ってあるんだ 』

そういえば以前ある調教師が言っていた事を思い出しました。
『 藤田は金沢で馬当りが一番柔らかい、巧くなりそうだな 』 と。リーデリングを何度もとった人の言葉だけに、重みがありました。

今年の藤田弘治騎手はやってくれそうな気がしませんか?。

中川雅之騎手復帰!

2007-04-30 06:42:54 | Weblog
 チヨノドラゴンで騎乗停止をくらった中川雅之騎手が、今開催から復帰します。

言わずと知れた先行馬を操る名人ですが、柔らかいあたりでスタミナを温存するのではなく、

むしろ強引に行ってペースを握り、後続を翻弄するタイプの騎手です。

それゆえズブい馬を乗りこなすも一番。

ある調教師は 『 一週追い通しの馬だから、中川騎手でないとダメなんだ 』 と言う程です。

40歳をゆうに越えている事を思えば、他の非力な騎手はもっとウエイトトレーニングをして欲しいですね。

今開催はあのチヨノドラゴンも出走(5月5日)。 『 やっぱりマーちゃんでなくちゃ 』 なんて声が聞こえてきそうな開催になりますよ。        佐々木

金沢競馬では初めての期間限定の移籍騎手

2007-04-28 16:55:19 | Weblog
 先日、お伝えした高知競馬からの期間限定の永森大智(ながもり・たいち)騎手の取材をしてきました。

それによると3ヵ月の期限限定となりますが、1ヵ月間は調教等に専念、残り2ヵ月の騎乗になるとの事です。

よってゴールデンウィークシリーズには騎乗できません。おそらくその後の5月13日からの第4開催からです。

3ヵ月間フルに騎乗できればいいのですが、金沢競馬では初めての期限限定の移籍騎手。

乗れるようになっただけヨシとしましょう。

さて、永森騎手によりますと、高知競馬場と金沢競馬場は良く似ていて、調教で乗った感触はそう変わらないとの事です。

『 高知競馬も大変です。今のうちに他の競馬を経験しておきたかったんです 』と精悍(せいかん)な顔つきで語ってくれました。

受け手の赤間調教師は 『 鞍付きのいい騎手だね 』 とも…。

どんな走りをしてくれるか楽しみにしてください。       佐々木

※面長できりっとした永森大智騎手


プッとくる本気モードです。

2007-04-27 04:23:54 | Weblog
 3年間の執行猶予を与えられたとは言え、金沢競馬に残されたのは実質的には2年と見た方が良さそうです。

もし、今年、来年と大きな赤字になると3年目はないのです。

それで今年から民間業者の力を借りて様々なイベントがなされています。

切羽詰った感じですが、ヤル気を見せているのは歓迎ですね。

その一つに競馬場の内、外にもポスターやのぼり。

これが”プッ”とくるやつで、結構いけます。

中に書かれているのじっくり見て来ました。

1)黄色は 『 2007年金沢競馬は本気です。 』
2)青色は 『 やっぱり若い子にワーキャーいわれたいわ~ 』
3)赤色は 『 ナンボ必死で走っても見てもらえんのがツライよ~ 』
4)緑色は 『 プレッシャーに弱いから一番人気にはなりとうないな… 』

金沢競馬をしつこくアピールするより、本音が見えていいのでは…。

そこで私もちっよと考えました。

★ 『 毎週走らんとオマンマが喰えんのよ~。はよ帰って寝よ 』
★ 『 知っとったか?中央の馬は食いもんも違うそうや。いっぺん行ってみたいのぉ~ 』
★ 『 この冬は何処へバイトに行こうか? へ~、お前は焼肉屋か 』

なんてのはいかがでしょう?          佐々木

末田秀行騎手、引退…。

2007-04-26 17:32:01 | Weblog
 月曜日の時点で情報は入っていたのですが、本日確かめてきたましたので記事にします。

末田秀行騎手が前開催で騎手免許を返上しました。今後は島根に帰り第二の人生を歩むそうです。

今朝、吉井敏雄調教師にお話をうかがいましたところ、末田秀行騎手の

奥様が病気がちで、金沢に来てから何度か入院。どうもこちらの気候が

合わないとの事。その辺りも理由の一つと聞きました。

せっかく益田競馬から新天地を求めて金沢競馬に来たのに…。

ちょっと残念ですが、頑張って欲しいですね。

渡辺壮騎手、熊木良介騎手、池田敦騎手、徳留康豊騎手、松原正文調教師と

金沢競馬を去る人が増え寂しいですが、それも時の流れ、受け入れましょう。

さて、去る人もいれば来る人も…。

この開催から高知競馬の永森大智(ながもり・たいち)騎手が期間限定で

金沢競馬で騎乗する予定です。(1124戦64勝)

詳しくはもう少し取材をしてからお知らせします。   佐々木

今日は場外発売担当でした。

2007-04-24 18:39:57 | Weblog
 今日は笠松競馬の場外でした。本紙が担当なので9時出勤であります。

まだ1レースの発走には2時間前、開門でさえ1時間前。

それでも新聞を買いに来てくれるファンが数名。う~む熱心だ。

さて、担当が1社なので、新聞売りも混雑します。でもこれがいいのです。

普段、メジャーでない当社は本場開催では劣勢に立たされています。

たまの場外担当の日は当社が独占! 『 金沢競馬の時もこうならいいのに… 』と

心地よいあわただしさを感じる事ができました。

ただ、今年は売店の位置がドンジリから一番前に来たので売り上げは伸びていますよこれが…。

この冬で色々改良したあたりが認められているのか?ちょっぴり嬉しいです。

※写真は今日の売店風景。やっぱりウチの売店が一番ハデですね。


ある古参調教師の憂鬱

2007-04-21 08:01:12 | Weblog
 賞金等が安くなった近年。各調教師は馬集めに苦労しています。

月に2、3走するとして1勝を挙げれば16万円。これでようやく1ヵ月の預託料がチャラになる計算です。

単純計算になりますが、1年間馬を所有すれば8勝~10勝しなくてはいけません。

昨シーズンそれだけ勝ち星を挙げた馬が何頭いるか? 数える程ですね。

昔は競走馬を持つ事が一種のステータスでありましたし、中級条件の馬でも堅実に着に来る馬は、毎月20~30万の実入りがありました。

今は確実に1勝しなければなりません。それでもチャラなのです。

ある調教師いわく 『 以前は馬主のほうから馬を預かってくれと言われたほど 』 『 だから馬造りにさえ専念していればよかったんだ 』

『 それが今は昔からの馬主でも馬を買ってくれる人はどんどん減っている 』 『 よそから来た調教師(移籍)は営業が巧くてうらやましいよ 』 と…。

さて、地方の調教師には二通りのタイプがあります。

1)自らも調教を付け馬造りをする、職人タイプ。
2)調教は専属の騎手、助手に任せ馬集めを主とする。営業マンタイプ。


1)は地方競馬の昔ながらのタイプと言えるかも知れません。 2)は中央競馬の調教師に似た感じです。

今の状況で厳しい立場に居るのは1)の職人タイプ。これからは2)の営業が巧い調教師でないと、馬の確保ができないと思われます。

さて前出の調教師 『 今更、この年になって営業といっても… 』 『 馬造りひと筋でウン十年。調教を付けなあかんし、あちこち飛び回るにも費用が… 』

騎手も調教師も勝負の世界、実力勝負です。そう言ってしまえばそれまでなんですが、明白楽といわれた故・近藤調教師、名古屋では故・安達調教師。いずれも職人肌の人でした。

競走馬の確保になにかいいアイディアはないもか…。     佐々木   

余力がないといい仕事は…。

2007-04-18 06:36:15 | Weblog
開催が日、月に変わって開催の真ん中であります火曜日、水曜日はおおむね休になります。

この間に馬柱の不都合な点の修正や、壊れたパソコン(OSが98なので)の修理や後釜探しをやっております。

おっと今日は厩舎取材(と言っても本格取材は明日木曜日・おそらく私だけ)に出掛けます。

前開催で気になった馬やつい先日(日・月)の競馬で聞きたい馬、今後の遠征馬の予定など、担当厩舎以外の馬を取材する予定。

そう、今日はヒマなんです。取り立てて趣味がない(あえて言えば趣味が仕事)処にその因があるのですが…。

              佐々木

この時期は……。

2007-04-15 07:09:35 | Weblog
 冬の時期は専門紙各社、冬の間に紙面等の内容をより良くするための頭をひねります。

開幕週ともなると一斉にその紙面が披露される格好になるので、『おっ、大きくかえたなぁ』 とか、 『あまり変わり映えしなぁ…』となるわけです。

他社の新聞を見るまでハラハラ、ドキドキとまではいきませんが、この時期はわくわくするのです。

はたして今年はとなると…。

大きく変えた専門紙はありませんでした。ちょっとホッとしているのが本音です。

さて、本紙ですが〔各馬の上がり〕〔参考レース改良〕〔3連単の表示方変更〕〔馬柱の改良〕〔昨年のクラスの表示〕〔有力馬の実力査定の改良〕など主だったものでも6つ。

かなり変えました。わたし個人としては馬柱が以前の、だだっ広いのものからシャープになり見やすくなったと思います。

皆さんの感想はいかがでしょうか?感想等を書いて頂ければ幸いでしす。

                                  佐々木


ミカワノボス・吉田晃浩騎手

2007-04-14 05:49:08 | Weblog
 本日ミカワノボス(佐藤茂厩舎)が阪神に遠征!

前開催(開幕週)で3勝を挙げた吉田晃浩騎手とタッグを組んでになぐり込みをかけます!

9レース・れんげ賞・芝・1200m(2時30分ゲートイン)です。

当然、印は付いていませんが、開幕週の前走を今までとは違った走りだった
(勝ったのはフアンノネガイ)事からちょっぴり注目しています。

丁度、この時間は製本作業で忙しいので見れるかどうかわかりませんが、
加賀から来た三河のボスここにあり!くらいの走りはして欲しいです。

明日からは第2回競馬。開幕週で馬体を検分しているので、パーフェクト予想を
狙います。ただ、昨日、奥十一調教師は『休み明けの開幕週を全力で走ったせいで
反動の出る馬も居るから気をつけなさい』『とくに先行馬にはね…』と助言をくれ
ました。また『逆にズブいタイプの差し馬は上乗せあるよ』とも…。

皆さんの健闘を祈ります。目指せ競馬長者!

                                  佐々木