携帯電話にデザインの革命を起こしたのはauだと思います。
深澤直人氏の「INFOBAR」、マークニューソンの「talby」に代表される
auの「au design project」として携帯にデザインという文化を創ったと思います。
そして、今回のauの新ブランド「iida」ですが個人的には余りグッと来なかったですね。
語弊が無いように言っておくと、コンセプトでありデザイナーさんの仕事には文句は無いです。
ただ、個人的なデザインの趣味はあくまで機能を突き詰めたところに美を感じます。
言うならばiPhoneのようなシンプルなフォルムが好きなのですね。
タイトル写真の岩崎一郎氏デザインの「G9」とかは好きなタイプです。
ただ、僕が携帯電話に求めるのは機能と研ぎ澄まされたシンプルさなので
草間彌生氏の犬のモデルや海山俊亮氏のツタの充電器は、あまりタイプじゃないかなと。。。
好きな人はたまらない草間彌生氏デザインの犬の充電器と一体型の携帯。
海山俊亮氏デザインの植物のツタの様な充電器。
個人的な所感ですが、携帯電話のような万人が使うようなものにこそ
汎用的に多くの人が使えるデザインのほうが使いやすいし、売れると思うんですよね。
auさんの戦略として、「au=デザイン」という概念を市場に訴えるためのコンセプチュアルモデルとして市場に投下しているならば分かります。
ただ、どの世界もそうですが奇抜なデザインはニッチの人には強い共感を得られますが、万人受けはしないんですよね。
そういった意味でも、iPhoneのデザインと誰でも説明書を読まないで使えるプロダクトは、改めてすごさを痛感しますね。