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「自分の日常=他人の非日常」
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仲間と、夢が与えてくれる力。

2016年08月09日 16時46分21秒 | MEMO)スポーツ

【本日の福野郎 №79】

オリンピックを見ていると思うこと…。
人間ってこんな力を持てるんだあ。こんな可能性を秘めているんだあ。
自分とオリンピック選手、果たして同じ"人間"という生き物なのだろうかとふと思ってしまいますが、
紛れもなく同じ種族で、オリンピック選手のあの力は、たゆまぬ努力で手にし、維持しているもの。
ここに来るまで、たくさんの汗や涙を流し、逃げ出したい気持ちに打ち勝ってきたのでしょう。
オリンピックを見ていると、いつも勇気と、己を省みる時間をいただきます。
自分も、自分がこの人生で極めていきたいことに、しっかり向き合って頑張らないとね。

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私も学生時代はスポーツやってました。
6年間、陸上部でハードル一筋でした。
ハードルは小学校の体育でやって以来「何故道にわざわざ障害物を置く?」と嫌いだったのですが、
中学陸上部のコーチに「お前はハードルに向いている」と言われて始めた競技です。(ホントは嫌だった)
たくさん膝をぶつけて青アザ作って…
でも段々出来るようになると、ハードルが好きになっている自分に気づきました。
何事も、1度真剣に挑戦してみることって、大事なんですね。

陸上部の練習と言えば、走って、自分の種目練習して、筋トレして…という割と地味な練習。
おそらく、自分ひとりだったら続けられないだろうなあ。
でも、一緒に頑張る仲間が隣にいてくれるだけで、自分も頑張れちゃうんです。
部活ってそういう場所ですよね。
"自分ひとりじゃ出来ないことも、出来ちゃう場所"
「全道大会出場!!」を合言葉に皆で頑張っていた日々が、愛おしいです。

全道大会出場は、自分にとってとても遠い夢でした。
中学1年も、2年も、地区大会で予選落ちをしていましたし、
全道大会の参加標準記録(このタイムを突破すれば出場できる)に届くまで、中学2年の秋の時点であと1.5秒ありました。
陸上の世界の1秒って、縮めるのがすごく大変なのです。
自分ひとりだったら、自分は平凡な人間だから仕方ない、と諦めていたかもしれない…
でも皆で毎日口に出した「全道大会出場!!」という合言葉に、勇気付けられていました。
夢は見るだけじゃなくて、口に出して宣言すると不思議と、挑む姿勢になれるものなのですね。
そして今の自分には遠い夢でも、応援してくれる人、一緒に頑張ってくれる仲間…
その存在が、前を向かせてくれました。

女子のハードルはハードル間約8m(高校以降は8.5m)の間を3歩で駆け抜けるのが一番スピードを出せます。
ですが私は3歩では足りず、4歩で走っていたために、なかなか記録を更新できずにいました。
必要なのは、更なるスピードと、ハードルを素早く、出来るだけ遠くへ越える技術…
中学2年の最後の大会のあと、「何があろうと絶対練習を休まない!」と自分に誓いを立て、
1年で一番辛い冬の練習も、1つ1つを今まで以上に頑張りました。


そして中学3年、最後のシーズン。
その努力の甲斐あり、ついに全道大会の参加標準記録を突破できました!
その時、コーチが手を差し出して、初めて握手をした瞬間が、今でも忘れられません。

それから最後の地区大会で、ついにハードル10台全て、ハードル間3歩でスムーズに走れるようになり、
記録も100mハードルを16.5秒(前年19.1秒)と大幅に縮め、
陸上を始めて、初めての賞状、初めての表彰台に上ることが出来たのです。
その表彰台の上で、親の顔を見ることが出来た瞬間も、すごく嬉しかったです。
個人種目で全道大会出場を逃したチームメイトを見て、「絶対一緒に全道大会へ行くんだ!!」と望んだリレー。
そのリレーでもベスト記録を更新し、全道大会参加標準記録を突破し、全道大会行きを決めた瞬間も、嬉しかった。
全道大会では、リレーもハードルも、予選落ちだったけど。
私も、諦めずに頑張れば、変われるんだなあと、実感した中学3年、10年前の夏でした。


一緒に頑張ってくれる仲間と、目指す夢。
それは自分を大きく変えるきっかけをくれます。
そして、変えていくのは、自分自身。
私も、いくつになっても、大きな夢を持って、それに向かって頑張りたいな。
そしてその先で出会えた仲間を、大事にしたい。感動を、共有したい。


時々思い出しては、過去の自分に奮い立たせられる、陸上部の記憶でした。



でゃ!







せっかく中学陸上部を引退して、辛い練習から解放されたのに、
また高校でも陸上部に入った自分に、心の中で笑ってしまいました^^

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