本日は六時間ぶっ通しでプリント作業。個展会場に置いてあったブックを完成させるのが目的だが、32枚まで出たところで師匠に見てもらう。「もうこのレベルまで来れば、あとはこの作品に感じてくれる人を捜すことだね」と言われ、少し(心の中で)ホロリ、と来る。
今週は心の震えた一週間だった。
人の心は波動を持っているというのが、ぼくの持論だ。誰もが波動を持っていて、それが時に干渉し、時に反発しあいながらその連鎖が波紋のように広がってゆく。喜び、怒り、悲しみ、愛情、嫌悪、あらゆる感情がその過程で生まれてゆくが、たとえ百の傷を負ったとしても、ひとつのささやかな喜びが生まれさえすれば、人と関わって行く意味はあるのだと思う。
ぼくは今まとめているシリーズにMarginal Land(マージナル・ランド)というタイトルをつけた。「マージナル・ランド」とは「不毛の土地」という意味だが、「マージナル」には「境界的な」あるいは「メインストリームから外れた」と言った意味もある。マージナルであることは、不毛であると同時にメインストリームに吸収され得ないがゆえの秘めたる可能性を持っていることを意味しているのだ。
モンゴルの土地は不毛だが、その彼方にはかすかな希望の光が見える。その光の美しさを信じながら、最後まで作品をまとめきりたい。
今週は心の震えた一週間だった。
人の心は波動を持っているというのが、ぼくの持論だ。誰もが波動を持っていて、それが時に干渉し、時に反発しあいながらその連鎖が波紋のように広がってゆく。喜び、怒り、悲しみ、愛情、嫌悪、あらゆる感情がその過程で生まれてゆくが、たとえ百の傷を負ったとしても、ひとつのささやかな喜びが生まれさえすれば、人と関わって行く意味はあるのだと思う。
ぼくは今まとめているシリーズにMarginal Land(マージナル・ランド)というタイトルをつけた。「マージナル・ランド」とは「不毛の土地」という意味だが、「マージナル」には「境界的な」あるいは「メインストリームから外れた」と言った意味もある。マージナルであることは、不毛であると同時にメインストリームに吸収され得ないがゆえの秘めたる可能性を持っていることを意味しているのだ。
モンゴルの土地は不毛だが、その彼方にはかすかな希望の光が見える。その光の美しさを信じながら、最後まで作品をまとめきりたい。