昨日は再びNカメラへ。
結局、写真が掲載されるのは6月号ではなく7月号だということだったので、預けてあったブックを一旦返却して貰うことにしたのだ。掲載枚数はまだ未定だが、ブックにはめぼしい写真に10枚ほど付箋が貼られていて、その中から多くて5枚程度掲載されるとの由。5月は丸一ヶ月日本にいないので、今月中にブックを返却しなければならない。その間にプリントを仕上げたり、DMの製作依頼をしたり、掲載写真用のコメントを書いたりとやることは山ほどある。よっぽど5月のモンゴル行きを延期しようかとも思ったけれど、夏が短く、しかも夏休みが長い(つまりその間は仕事ができない)モンゴルでは調査に行ける次期が限られているのでこの辺は頭の痛いところだ。
さて、Nカメラを出た後は新宿に出て、コニカミノルタプラザへ。ワークショップ仲間の内藤さんが個展をやっている。昨年に開かれたグループ展と同じくHolgaで撮られたカラー作品だが、グループ展の時より遙かにグレードアップしている。
Holgaというのは独特なドリーミィな描写が人気のトーイカメラでこのカメラで撮られた写真はインターネット上で山ほど見ることが出来る。その意味では他人が撮ったHolga写真とどう差別化を図るのかという辺りが難しいところだが、その点、内藤さんの写真の中でもできるだけ情緒を排除した作品は出色の出来だった。特に現在発売中のNカメラに掲載されている二作品(子供たちの黄色い帽子を少し距離を置いて捉えた作品とサッカーゴールらしきものを写した何気ない風景写真)はどことなく、アンドレアス・グルスキー風で購入欲をそそられた。彼女には花を写した情緒的な作品よりも、ぜひこの路線を歩んで欲しいような気がする。Holga版グルスキーの誕生、なんてちょっと凄いではないか(笑)。
この他にも児玉姫子写真展「Passers─by」と南野慶太写真展「Across」をやっていてそれぞれに面白かった。ポートレート作品で構成された児玉姫子写真展ではご本人とも少しお話させて頂いたが、実は人間はむしろ苦手だったおっしゃっていたのが興味深い。ポートレートやスナップを撮る人でこういう人は実は結構多いのだけれど、そうした苦手意識を持ちながらあえてそれに挑戦してゆこうとするところにいつもリスペクトを感じてしまう。苦手だから撮らないというのと、苦手だがあえてそれに挑戦するのとでは全く意味は違うのだ。
個性の違う三つの写真展。いずれも作品作りに向ける作者の情熱が伝わってきてとても勉強になった。まあ、6月の個展でここまで自分の作品を持って行けるかというのがとても不安にはなったけどね(笑)。実質あと一ヶ月、とにかく頑張ってみようと思いを新たにした次第だ。
結局、写真が掲載されるのは6月号ではなく7月号だということだったので、預けてあったブックを一旦返却して貰うことにしたのだ。掲載枚数はまだ未定だが、ブックにはめぼしい写真に10枚ほど付箋が貼られていて、その中から多くて5枚程度掲載されるとの由。5月は丸一ヶ月日本にいないので、今月中にブックを返却しなければならない。その間にプリントを仕上げたり、DMの製作依頼をしたり、掲載写真用のコメントを書いたりとやることは山ほどある。よっぽど5月のモンゴル行きを延期しようかとも思ったけれど、夏が短く、しかも夏休みが長い(つまりその間は仕事ができない)モンゴルでは調査に行ける次期が限られているのでこの辺は頭の痛いところだ。
さて、Nカメラを出た後は新宿に出て、コニカミノルタプラザへ。ワークショップ仲間の内藤さんが個展をやっている。昨年に開かれたグループ展と同じくHolgaで撮られたカラー作品だが、グループ展の時より遙かにグレードアップしている。
Holgaというのは独特なドリーミィな描写が人気のトーイカメラでこのカメラで撮られた写真はインターネット上で山ほど見ることが出来る。その意味では他人が撮ったHolga写真とどう差別化を図るのかという辺りが難しいところだが、その点、内藤さんの写真の中でもできるだけ情緒を排除した作品は出色の出来だった。特に現在発売中のNカメラに掲載されている二作品(子供たちの黄色い帽子を少し距離を置いて捉えた作品とサッカーゴールらしきものを写した何気ない風景写真)はどことなく、アンドレアス・グルスキー風で購入欲をそそられた。彼女には花を写した情緒的な作品よりも、ぜひこの路線を歩んで欲しいような気がする。Holga版グルスキーの誕生、なんてちょっと凄いではないか(笑)。
この他にも児玉姫子写真展「Passers─by」と南野慶太写真展「Across」をやっていてそれぞれに面白かった。ポートレート作品で構成された児玉姫子写真展ではご本人とも少しお話させて頂いたが、実は人間はむしろ苦手だったおっしゃっていたのが興味深い。ポートレートやスナップを撮る人でこういう人は実は結構多いのだけれど、そうした苦手意識を持ちながらあえてそれに挑戦してゆこうとするところにいつもリスペクトを感じてしまう。苦手だから撮らないというのと、苦手だがあえてそれに挑戦するのとでは全く意味は違うのだ。
個性の違う三つの写真展。いずれも作品作りに向ける作者の情熱が伝わってきてとても勉強になった。まあ、6月の個展でここまで自分の作品を持って行けるかというのがとても不安にはなったけどね(笑)。実質あと一ヶ月、とにかく頑張ってみようと思いを新たにした次第だ。