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PC自作と旅行記~飛行機猫のBlog

趣味のPC自作とオーディオ、時々出かける旅行のレポートなど思いつくまま書いてます

アンコールワットに行ってきました 4

2009年04月13日 | アンコール遺跡旅行記
以下次回、と書いてからほんとにずいぶんたつのですが、アンコールワットの旅行記の続きです。
イメージとしては密林の中にあって、規模はそれほど大きくないというのが勝手に自分の中ではあったのですが、、、

これは周りを取り囲む濠、です。
これだけでも相当大規模だと思えるわけです。
実際見たときは「えーーーっ、こんなに広いんだっ」とおもわず声を上げてしまったほどです。

その濠を渡る石の通路の右側ですが、きれいに石が積みなおされて復元されています。
逆に左側は発見当時そのまま(木とかは伐採されているようですが)の状態で保存されています。
通路そのものも右半分はなおされています。
こういうのは保存の仕方としてはわかりやすくてなかなか面白い、と思いました。

その濠を渡るとアンコールワットの正面入り口「西塔門」です。
人物の影を見ていただくとわかるのですが、午後になりアンコールワットの正面側、つまり西側から日が差しています。
これがアンコールワット見学は午後、という最大の理由だそうです。
正面から照らされているほうがきれいにみえる、というわけですね。

その西塔門をくぐり、はるか350メートルむこうにアンコールワットの本堂があります。

現在も修復作業は進められているので、行く時によって見学できないところとかもあるようです。

ぐるっと回廊を回って、裏側から見上げた中央祠堂。

デヴァターと呼ばれる女神像があちこちに刻まれています。

いよいよあこがれのアンコールワットにやってきたわけです。
本当に、これでもか、というくらい写真を撮ってきたので、次回にギャラリー的にいろいろ紹介してみたいと思います。
(なるべく早くアップしたいと思ってます、、、、、)

アンコールワットに行ってきました 3

2009年01月09日 | アンコール遺跡旅行記

アンコールトムの入り口にあたる南大門。
アンコール、とは町を意味し、トム、は大きいの意だそうで、「大きな町」の名を持つ遺跡です。

一辺が3kmにおよぶ高さ8メートルの城壁と濠が取り囲む正方形の都市。
日本の平安京(今の京都、当時の首都)が4.5km×5.2kmだった、ということを考えても、その規模の大きさが窺えます。
現在はほとんどが森林と化していますが、、、
さて、その都市の中央に位置するのがバイヨンという寺院です。

日本の場合だと政庁を中心として街づくりがされている場合が多いですが、ここでは寺院が中心的建物です。
この地の人々の信仰心の厚さを物語っているのでしょうか。

それはともかく、ごらんのように世界各地からの観光客でひしめいてる状態です。
したがって、こういう写真を撮るのもなかなかむずかしかったり、、、

アンコールの建造物の特徴として中央にそびえたつ塔と、それを取り囲むように塔が配置される形式、というのがありますが、
これはヒンドゥー教の宇宙観で、中央にあるのが世界の中心たる須弥山(メール山)。
周囲のはヒマラヤの山脈を表しているそうです。
日本の庭園で、枯山水、というのがありますが、ちょうどこれと同じような世界観の表現ですね。

バイヨンに登っていくと、下から見上げていた壁面に作られた顔、を間近に見ることが出来ます。
これは有名な「クメールの微笑」。このような観音菩薩さまの顔がいくつもあるわけですが。
このように仏教とヒンドゥー教が入り混じっているのがアンコールの特徴だそうです。
日本でも神社と寺が同じ境内にあるというのは普通に見かける光景ですが、長い歴史の中でいろいろあって(実にいい加減な説明ですが)
独特の文化が生まれているのを感じます。

さて、バイヨンから少し北に歩くと、王宮跡です。

これは象のテラスにある階段。

こちらはライ王のテラスです。

ライ王のテラスから見渡すとこういう光景です。

画面向かって奥の方向にバイヨンがあり、右側の高い方が王宮であったところ。
左側の低い方は王宮前広場、とでも言うのでしょうか。人々がここで王の謁見を受けたそうです。
王宮建築などは木造であったため、全く現存していないが、かつて高い方の側には建築物が立ち並んでいた、と考えられているそうです。

さて、アンコールトムを出て、次はトムの東に位置するタ・プロームへ。

遺跡が発見された当時を彷彿とさせる雰囲気。

リエップという樹が遺跡を呑み込むかのように生えている様子。
行った事の無い人でも、一度は何かで目にしたことがあるのではないでしょうか。

長い時間、ジャングルの中に置き忘れられていたのだなぁと思える光景です。

これで午前は終了。
いよいよ午後はアンコールワットに向かいます(以下次回)

アンコールワットに行ってきました 2

2009年01月07日 | アンコール遺跡旅行記

さて、アンコール遺跡観光の玄関口であるシェム・リアップ空港に到着しました。
まだ新しい感じで、すべてがきれい(トイレなども非常にきれいでした)な空港です。
規模としては地方空港で、こじんまりしていますが、かえって迷うことなく進めて楽です。
冬の日本からやってきたわけですが、ここは熱帯の国。飛行機を降りた瞬間は蒸し暑い感じです。ただ、この時期は乾季なので、本当は乾いているわけで。
実際慣れてしまえばさほど暑さは感じませんでした。
出口のところにガイドさんたちがたくさん待機していて、自分たちを案内してくれるガイドさんもすぐ見つかりました。

同じツアーの人たちと合流して、マイクロバスに乗り込み、夕食のレストランに連れて行ってもらいます。
夜のシェム・リアップの街は、光り輝くホテルと真っ暗な民家のコントラストが目につきます。
聞けば、電気はまだ一般には普及していない、とのこと。夜はオイルランプで明かりをとっているそうです。

空港から街まではクルマで10分ほど。長旅のあとなので、移動が短いのは助かります。
ホテルでゆっくり休んで、明日からの遺跡観光に備えることとします。

ところで、この街でカルチャーショック(?)ともいうべきものを覚えたのは、交通事情です。

ごらんのように、クルマよりはるかにバイクのほうが多いですが。
バイクは一般的な乗り物です。このへんは東南アジアらしい雰囲気ですね。
右側通行なので、左折が日本の右折にあたるのですが、この左折の仕方がおもしろい。
直進が来てようが、平気で曲がっていくのです。むこうも心得たもので、曲がる人をささっとかわしながら直進してゆく、、、
文字にするとたいしたことないですが、目の当たりにすると、ほとんどスタント状態。
どんな運動神経してるのか、と思うほどスレスレに行き来しているのですね。

小さな街ではないのですが、数ヶ所にしか存在しない信号交差点。それが青に替わった瞬間です。
ごらんのように直進車をさえぎるように曲がっていく、バイク、バイク、自転車(笑)、、、
よくぶつからないものだと思いきや、やはり事故は多いそうです。実際バイクが事故を起こしてるのを見ましたが、、、
私たちは大きなバスで移動してたので、怖い、ということはありませんでした。

街をゆく人の一般的なスタイル。非常にほこりっぽいのでマスクは必需品でしょうね。
バイクが真新しいのがこの街の活況を表してるかも。

これはバイク用ガソリンスタンド(?)真ん中にあるペットボトルにガソリンを入れて販売してるそうです、、、
そういえば洗車をしてる人もいますね。

ただ、こういった風景も今年になって変わってるかもしれません。
ガイドさんによれば、今年1月1日から、規制が厳しくなる、とのことでした。
ヘルメット着用の義務化、免許チェックの強化がなされる、との話。
考えてみれば、日本も同じような道を経て、今に至っているわけで、、、
いま、まさに変わりゆく、真っ只中なのかもしれませんね。

さて、そんな活気あふれるシェム・リアップの街の郊外に、アンコール遺跡があります。
というか、本来はアンコールの郊外にシェム・リアップがある、というほうが正しいのかもですが、、、
われわれ観光客は、アンコール遺跡に行く前に、まず関所を通らねばなりません。

ここがその関所。まぁ、入場券発売所とでもいうか、、、、、
ここでアンコールパス、というものを購入します。購入はガイドさんが代行してくれますが、
顔写真入りのパスなので、写真をとってもらうために皆一度バスから降りて窓口に行く必要があります。
このパスは各遺跡の入り口でチェックされます。また、各所のトイレを使用するパスでもあります(持ってないと有料)。
最終的には記念に持って帰れます。

さぁ、旅は2日目、いよいよ遺跡観光です。アンコールワットの前を素通りして、まずはアンコールトムに向かいます。
これには理由があって、アンコールワットは西向きに建てられているので、西日を前から受ける時間、
つまり午後に行ったほうがきれいにみえる、ということだそうです。

行く手にアンコールトム南大門が見えてきました。ここから先は夢にみたアンコール遺跡です。(以下次回)

アンコールワットに行ってきました

2009年01月06日 | アンコール遺跡旅行記

今年初めての日記ということで、あけましておめでとうございます。
書き始めた時は、いつまで続くやら、と思っていたのですが、年が替わってもまだ続けているので、自分にしてはよくやっているかな、と。
さて、前回書きましたが、久しぶりに旅行に行ってきました。
子どもの時から、絶対行ってみたいと思っていた場所。アンコールワット。
世界遺産、行ってみたいランキングなどでも、マチュピチュ、ピラミッドなどと並んで上位に来るところです。

アンコールワットというのは、広大なアンコール遺跡群の中のひとつの建物です。
それら遺跡群はカンボジア王国の真ん中にあるトンレサップ湖という巨大な湖の北岸に位置します。
カンボジアは、それこそ自分が子どものころなどには内戦などあり、政情が非常に不安定でとても旅行できる所ではなかったと思いますが。
現在ではこうして旅行に出かけられる国です。平和というのは実に貴重なものだと思います。

さて、いつもは国内外問わず、ガイドなしのフリーツアーばかりの私たち夫婦ですが、今回は完全ガイド付き、全食事付きのツアーにしました。
まず、言葉が全く通じないであろうこと、現地での移動のこと、万一のトラブルの際のこと、などなど考えて。

では、ツアーを予約しビザも取って、いよいよ出発です。

今回のツアーでは、まず中部国際空港からハノイ(ベトナム)に飛び、乗り継いでシェム・リアップに向かいます。
上の写真は私たちが乗ったJAL共同運航のベトナム航空エアバスA321です。
機体は小さいですが、真新しく、乗り心地はよかったです。中国上空を通り、ハノイまで天候もよく、快適なフライト。
無事ハノイに到着。

さて、ハノイの空港で待ち時間が2時間以上ある、というのでさぞうんざりするかと思ったのですが、これがまたなかなか面白い空港で。
何だか様々雑多なみやげものが安い値段で並べられている店があったり、日本食の食堂があったり、インターネットカフェがあったり。

クリスマス前、ということでツリーが飾られてたりしますが。
このカフェレストランでベトナムのビールを飲んだりして時間を過ごし(なかなかおいしい)、シェム・リアップ行きの飛行機にいよいよ乗り込みます。

ここからはエアバスA320です。機体もやや古め。ハノイまでは日本語の機内アナウンスがありましたが、ここからは英語とベトナム語(おそらく)です。

今回の旅行ではこの乗り継ぎがあるために、離着陸もそれぞれ往復で4回ずつあるわけですが、これは飛行機が好きな自分などにとっては非常にうれしかったり(笑)
そしてシェム・リアップの空港に到着してさらにうれしいことが。

自分にとっては初めての経験だったのですが、この空港はボーディング・ブリッジがないので、タラップ車がやってきて飛行機の真横におりるわけです。
前後のドアに接続したので当然遠回りな後ろ側(このドアから降りるのも初めてですが)から降り、写真を撮ってきました。
なかなかこの角度から飛行機を見ることが出来ないと思うので、記念の1枚になりましたが。

さて気分も上々なまま、いよいよカンボジアでの第一歩、寺院風な空港ターミナルへテクテクと歩いて行きます(以下次回)