SketchUp (r) を楽しむ

Googleのフリーソフトウエアー「SketchUp (r)」奮戦記

画像よりTINを作成する

2007年12月05日 | Weblog
以前、富士山のカラー立体地形を作成しましたが、今回は富士山のjpeg画像をSketchUpのTINに変換し起伏作成に挑戦したいと思います。

やり方は非常に簡単でご存じの方も多いと思います。

では、いつものように連続イメージで見てみます。

Google Earthより保存した富士山のjpegファイルをインポートします。「ファイル」→「インポート」→ファイルの選択ウインドウが表示されますので、イメージとしてインポートします。



インポートした画像の上で右クリックし、コンテクストメニューを表示の上、「分解(Explode)」をクリックします。



次に、エンピツ・ツールで対角線を一本描きます。この図では見にくいのですが、左上の緑の点から右下の緑の点まで線を引いています。



画像全体を選択ツールで選択します。今引いた対角線もはっきりとわかります。



全体が選択された状態で、サンドボックス・ツールの「詳細を追加」ツール(Add Detail)のアイコンをクリックします。下の図はクリックした状態ですが、さらに細かくTINが作成されます。



全体を再度選択すると、TINの作成状況がよくわかります。



選択された状態で再度「詳細を追加」ツール(Add Detail)をクリックします。



上記の操作を何度か繰り返して作成したTINが以下の通りです。



そして、以下の通り、スムーブ・ツールで上方に隆起させます。この例ではスムーブ・ツールの半径が小さかったため富士山のあのなだらかな山面が実現されていませんが、調整次第でもう少し富士山らしくなると思います。



<<参考>>


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記事一覧表==>>ここをクリックして下さい。(Animationもあります)

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基本操作の復習(円弧ツール)①

2007年12月03日 | Weblog
今回は非常に基本的な内容です。円弧ツールは、円弧の両端をクリックし、円弧の方向と大きさを決めエンターキーを押せば円弧を描くことができます。

下の図では、円弧の一方の端(緑色の部分)をクリックし、



もう一方の端をクリックし、



そして、この場合であればドラッグして赤軸に沿って円弧の大きさを決め、

(なお、この時、青軸に沿って上の方に向って円弧を描く場合は円弧のアイコンで青軸をなぞれば、方向が青軸となり、その方向を固定したい場合は、「Shift」キーを押し続ければ方向が一定に定まります。他のツールでも、方向(軸方向)を固定するためには「Shift」キーを押したままで操作すればOKです。)



最後にエンターキーを押せば以下のように円弧を描くことができます。



もう一方の辺の両端を円弧の両端として円弧を描こうとしているところです。



この状態のまま、「5s」と入力し、エンターキーを押すと円弧は5つの辺をもつ平面となります。もちろん「3s」と入力すれば3つの辺を持つ円弧となります。下の例では、値制御ボックスに「5s」と表示されています。





たとえばこのような形も円弧ツールを使えば簡単に出来上がるということになります。



円弧ツールだけではなく、円ツールでもこれは同じです。ポリゴンツール(多角形描画ツール)の場合は、描き始める前に、数字を入力すれば入力した数字の数だけ角をもった多角形を描くことができます。または描いた後では、「5s」のように入力したら五角形になります。

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古くて新しい課題、階段を作ってみる(基本)①

2007年12月01日 | Weblog
このブログでも以前に何度か紹介しました階段の作り方ですが....いろいろな方法があるようですが、もう一度簡単な階段の作り方を復習してみたいと思います。

簡単な方法としては、

連続イメージで見てみましょう。

簡単に床を作成。



階段のステップを作成します。

①長方形ツールで平面を描きます。
②プッシュ・ツールで厚みを出します。
③厚みができたステップを選択→メニューバーの「編集」→「コンポーネントを作成」(Make component)を選択。コンポーネーント作成ウインドウが表示されますので名前を入力し、「作成(Create)」をクリックします。



③のステップを壁と床の接点に移動させます。もちろん。「Ctrl」キーを押しながらコピーしてもOKです。



今作成したステップを選択し、「Ctrl」キーを押しながら移動ツールで2階の床と壁の接点にコピーします。(この図では移動ツールのアイコンが表示されていませんが、実際には2階の接点の部分に表示されています。)



そして、そのままの状態で、「/14」(この場合ステップを14段作成)と入力し、ここでようやくエンターキーを押せば以下のように階段(ステップ)の原型が出来上がりとなります。(右下に値制御ボックス (VCB)を表示しました。このように入力した「/14」が表示されています。)



そして、忘れるところでしたが、一番下と一番上のステップは不要ですので削除します。あとは、てすりとかを作れば完成でしょうか。

それから、何かを作成するときは、部品を作り、それをコンポーネントとして登録しながら作っていくと便利なようです。

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