SketchUp (r) を楽しむ

Googleのフリーソフトウエアー「SketchUp (r)」奮戦記

Styles について(Watermarkとは)

2007年01月31日 | Weblog
「Watermark」はある意味で、Microsoft Wordなんかでまれに行う、「透かし」と同じだと思えばいいのかもしれません。Wordの場合は、「書式」→「背景」→「透かし(W)」を選択すれば設定のウインドウが表示され、通常入れる透かしもリスト・メニューより選択ということになりますが、SketchUpの場合はファイルから選択ということになります。

では、やってみましょう。

(1) 「Window」→「Styles」以下ウインドウが表示されます。



(2) 「Edit」タブをクリックし、左から4つ目のアイコン(OKという文字が見えるアイコン)をクリックすると「Watermark」設定のウインドウとなります。「Watermark」のための画像を読み込む必要があります。→左中ほどにある「プラス」のマークをクリックする→ファイル選択ウインドウが表示されますので適宜ファイルを選択する(あらかじめファイルを作成しておく必要があります。今回はjpg形式で「DRAFT」という文字の画像ファイルを作成しました)



(3) すると、以下のように読み込まれます。読み込んだ画像を「Background」(背景)に配置するか、「Overlay」(前面)に配置するかをチェックし選択します。以下は「Background」の場合。



(4) 「Overlay」の場合。



(5) 「Next >>」ボタンをクリックすると、今度は、読み込んだ画像の透明度を設定するウインドウとなります。「Blend」のスライダーを左に動かすと透明度が増します。
(「Create Mask」は後で説明します。)



(6) 「Next >>」ボタンをクリックすると、読み込んだ画像の配置の仕方、場所を設定するウインドウとなります。

以下の通り、チェックする項目により異なります。

Stretched to fit the screen / Lock Aspect Ratio==== 上記(5)の画面
Stretched to fit the screen == 以下の画面



(7) Tiled across the screen をチェックした場合



(8) Position in the screen をチェックした場合は、右側に配置場所を指定するチェック・ボックスが表示されます。



(9) Position in the screen で真ん中の上をチェックした場合。(下のイメージは画面の一部を切り取ったものなので左上の方に配置されているように見えます)あとは、「Finish」ボタンをクリックすればOKです。



(10) 「Create Mask」を見てみましょう。このマスクを適用するには、背景が白色で、文字等のイメージが黒色の画像を用意する必要があります。この効果を適用した場合、白色部分は透明となり、黒色部分がBackgroundと同じ色となります。



(11) 「Create Mask」を適用した場合の画面です。これではどうなっているか分かりませんが....



(12) 配置を「Tiled across the screen」と指定して、「Finish」のボタンをクリックします。



(13) そして、軸を若干回転させると以下の通りマスクが適用されているのが分かります。



なお、右側の中ほどにある「下向き矢印」と「上向き矢印」は、Watermarkを現在作成しているモデルの前に配置するのか後ろに配置するのかを切り替える役目をしています。(レイヤーの順番の切り替えに似ていますが)

このようなWord的使い方をSketchUpが頭にあるわけではないと思いますが、サンプルということで分かりやすい例を使うこととしました。

出来れば、この「watermark」を使って何か簡単なAnimationを作成したいと思います。また、投稿します。

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記事一覧表==>>ここをクリックして下さい。(Animationもあります)

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Animation (スキーのジャンプ台)

2007年01月30日 | Weblog
これも、前からやってみたかったのですが.....

スキージャンプ台よりジャンプして着地するまでのAnimationですが、意外と簡単に出来ました。というよりは、簡単な方法で作りました、の方が正しいでしょう。まだ色なんかも塗っていないのでとりあえずのものですが。

そんな中途半端なものでも見たいという方は ==>> ここをクリックして下さい。Animationの方は建物に若干色を塗り、空の色・背景色を「Styles」で変更しています。途中でシーンの展開が若干おかしくなっていますが....

ジャンプ台の全景は以下の通りです。まわりの山々を作っていないので宙に浮いた感じです....まあ、SketchUpは手軽に3Dを楽しむというのが目的のソフトですから、こまかいところは目をつむって.....(目分量で作っているせいか、微妙に左右対称でもないし.....)

全景



ジャンプ台のスタート位置より見た場合(全景図の右上)



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    Animationの設定値は以下の通りです。
    Scene 数 : 15、Scene Transitions : 3秒、Scene Delay : 0秒

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なお、Animationのアップ先はFlipClipにしていましたが、関連クリップなど目障りな表示が出るようになり、現在Google Videoをテスト中です。

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Google Earthの画像から地形を作成(Stampツール)

2007年01月29日 | Weblog
昨日「ちょっと休憩(地形クイズ)」で紹介した地形の作り方を復習したいと思います。昨日作成した際に、Google Earthに目印をつけなかったため、同じ地形を作成することができません。

(1) まず、地形クイズの答えですが....「グランド・キャニオン」です。

(2) では、Google Earthを起動し、作成したい地形のある衛星地図を表示させます。起伏に富んだ場所が適していると思います。今回も、グランド・キャニオンを取り込みます。

(3) 該当の衛星地図が表示されたら、今度はSketchUpのツールバーから「Get Current View」をクリックします。Google Earth側の取り込み高度が高いと以下のような警告ウインドウが表示されますので、「OK」をクリックし、Google Earth側で高度を下げて(ズームイン)から再度「Get Current View」アイコンをクリックします。



(4) 取り込みが成功すると、以下の通り取り込み写真がSketchUpに表示されます。



(5) 「Get Current View」アイコンの右にある「Toggle Terrain」アイコン をクリックし、地形の形状情報を反映させます。(英語の意味を理解する必要は全くありません。それぞれのアイコンの役目、機能が分かれば十分だと思います。)



(6) Sandbox Tools の「From Scratch」アイコンをクリックします。

注意その1:右下のVCBにます目の一辺の長さが表示されると思います。今回の場合はグランド・キャニオンですから、500mm程度では少なすぎるので、100,000mmとしました。500mmではどうなるか実験してみたい方は一度試して下さい。私の場合はパソコンが不安定になり........というわけで、取り込んだ写真、地形に応じ適当な一辺の長さを入力して下さい。

注意その2:「From Scratch」で作成するサーフェスは、Google Earthより取り込んだ地形よりも小さく、且つ取り込み地形をはみ出してはいけません。下の図で説明すると、「From Scratch」で作成するサーフェスがもう少し左に寄ってしまうと、取り込み図形よりはみだしてしまいます。



上記の注意その2を別の図で説明すると、下図の太い赤線内に「From Scratch」で作成するサーフェスがおさまる必要がります。グリッドで構成する面が一つでもOKだと思います。(理由については、逆におさまらないサーフェスを作成すれば一目瞭然です。是非やってみて下さい。)



(7) 「From Scratch」で作成したサーフェスを「Edit Group」あるいは「Explode」の状態に変えます。(右クリックで「Context Menu」を表示させ、いずれかをクリックすればよかったですよね。)



(8) 取り込んだGoogle Earthの衛星写真を選択ツールで選択します。(グループ化されていますので、箱の中に格納されたような格好になります)



(9) Sandoboxのツール・アイコンより、Stampツール を選択し、ポインターを画像の上に移動させると、赤い枠線が表示される。画像の端とこの赤い枠線の距離がのりしろで、普通であれば盛土の斜面の幅になります。もし、斜面の幅を広げたい場合は、そのままの状態で距離(数値)をテンキーで入力します。今回は関係ありませんが.....



(10) そして、ポインターをダミーの平面に移動させると、平面が選択された状態になります。



(11) そこで、クリックするとポインターは上下の小さな矢印に変化し、画像より地形が分離します。



(12) ポインターを上方に移動させたときの様子です。



(13) そしてある程度画像より離れたらクリックし確定します。



そして、読み込んだ画像と、下にある小さな平面を消去すればできあがりです。このように書くと面倒な感じがしますが、やってみるとそうでもないですよ。画像の下に作るダミーのサーフェスのグリッドの一辺の長さには注意した方がよさそうです。

でも、こんなの何に使うの?....実際の地形を基に結構面白いものが作れるような感じがします。今は感じだけですが。

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ちょっと休憩(地形クイズ)

2007年01月28日 | Weblog
今日は休日ですので、「地形クイズ」でちょっと休憩....

またまた、Sandboxです。このツールは本当に魅力的ですよね。このブログではSandBoxツールの内、「Drape」「Add Detail」「Fip Edge」をまだ紹介していません。順次投稿していく予定ですが、やはり重要なのは、「From Contours」「From Scratch」「Smoove」「Stamp」の4つではないかと思っています。

では始めます。

SketchUp 6 の無償版では、Sandbox Toolsが使えるようになりましたが、Sandbox Tools (Stamp Tool) とGoogle EarthからImportしたイメージを基に以下のような地形を作ってみました。



「Window」→「Soften Edges」で全体にスムージングを適用すると.....



こんなことが、ほんの数回のクリックでできるなんて......他の3Dモデリング・ソフトを知らないのですが、SketchUp 6 って本当にすごい。しかも「無料」です。

では、クイズです、この地形はどこでしょう。日本とは限りません。川の侵食作用により深く削られた渓谷が有名な場所です。と言ったら?

作り方は次回以降に.....(これを作ったおかげで、Stamp Toolとはどんなものかちょっとは分かった気持ちになりました。)

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Spaceshipで基本操作の復習(翼らしきものを作る)②

2007年01月27日 | Weblog
SketchUp 6 の最大の売りは、全くの素人(3Dモデリング)でも簡単に、すばやく、3Dの成果物を得られるということだと思います。勿論、ディテールにあまりこだわらないという条件がつきますが......

今回はSpaceship推進部分の小さな翼の部分を見てみましょう。(拡大図は以下の通り)



今回はちょっと難度をあげて、この翼の先を斜め上に曲げ、それに若干プラスαをほどこし、巡航ミサイルらしきものを作ってみました。一応の完成図は以下の通りですが、説明は翼の部分のみとなります。



私の作り方は以下の通りです。連続図で紹介します。ほとんど説明は不要と思います。






Scale(拡大縮小)ツールにて、左のハンドルを右方向に、上のハンドルを下方向にドラッグして、縮小する。(拡大縮小のツール及び、そのハンドル-小さな緑の立方体-を表示させるには、ショートカットキーである「S」を押してもいいですよ。なお、赤のハンドルは選択されているハンドルです。)





選択ツールで余分な線を選択→「Window」→「Soften Edges」をクリックし、表面を滑らかにする(スムージング?)。



翼の先端の断面を選択し、「Ctrl」を押しながら、「Move」ツールで選択した部分をドラッグすれば任意の位置にコピーができます。コピーの仕方は、ExcelやWordと同じです。==>> 「Move」ツールの使い方は「Move/Copy Tool (移動・コピーツール)」を参照して下さい。




翼の先端の面を選択し、「Move」ツールで若干動かし、上矢印キー(移動方向を青軸に固定)を押しながら、若干動かした部分を元に戻しマウスを上方(青軸に沿って)に動かすと以下のようなオブジェクトが出来上がります。2番目は横から見たものです。ここは、ちょっと微妙な操作となり、慣れないとうまく上に持ち上がらない時が多いです。



今作成した小翼全体を選択し、「Move」ツールでEndpointをドラッグし、本体の翼の対応する部分に結合させる。この図では小翼の前縁をドラッグしていますが、後縁の端をドラッグした方が結合しやすいです。


結合させた図です。あとは、余分な線を消去するのですが、前述の方法に加え、当該の線を選択し、右クリックでContext Menuを表示させ、「hide」を選択してもいいと思います。



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Spaceshipで基本操作の復習(曲面に窓を作る)①

2007年01月26日 | Weblog
1月12日にSketchUpがバーション・アップされたのを知り、久しぶりにこのブログを再開しましたが、基本的な操作を忘れかけているようなので、ここで、Spaceshipを題材にいくつか復習をしたいと思います。

摩訶不思議な形をしていますが、一応の完成形は以下の通りです。(色、マーク等はまだつけていません。それはまた別途記事を投稿したいと思います。)余分な線などが残っていますが、単なる消し忘れです。

正面上からのショット。
(一応説明すると、一番下が、推進装置、真ん中が司令塔兼居住区、一番上の右が攻撃機の格納庫で左が貯蔵庫兼燃料庫...でも復習のために作ったのでどうでもいいのですが)



後方上からのショット



(1) まず、司令塔兼居住区の以下の部分より始めます。



(2) 円盤自体は、円を描き→Push/Pullツールで押し出し→Moveツールでコピーを作成→拡大縮小ツールで上下の円を縮小、で出来上がりです。

(3) 問題は、窓の設定です。円盤のまわりは曲面のように見えますが、実は平面の集合体です。ズームインした図は以下の通り。



(4) 私の作り方は、曲面に見えても平面なので、最初にEndpointからEndpoint(平面の端)に直線を引き、あとは中点(シアン色のマークが表示される場所)を結んで窓の枠組みにします。窓が一つの単純なケースでみていきます。





(5) 余分な線は、「Soften Edges」又はDeleteキーで消して、Offset Toolで、内側又は外側に四角形を描きます。そして、内側を透明色で塗り、窓枠も別の色で塗ります。



(6) この窓をこの円盤のまわりにコピーしていきます。(複数の場合でも同じです)まず、窓を選択ツール(窓をクリックしてもいいのですが)で選択→Moveツールをクリックし、「Ctrl」キーを押しながら窓のEndpointあるいはOn edge をドラッグ→隣の平面まで移動、そしてポインターに「on Face」(平面上)が表示されたのを確認の上ドロップする。「on Face」(平面上)が表示されればオブジェクト(窓)が平面上にあることを意味しますので、そこでドロップすれば確かに円盤の側面上に配置することができます。

これは、丁度Microsoft OfficeのExcelやWordでコピーをするのと同じ操作です。「Ctrl」キーを押すと、Moveツールのポインタに「+」のマークがつきます。

==>> 「Move」ツールの使い方は「Move/Copy Tool (移動・コピーツール)」を参照して下さい。

下図は同じ「平面」にもう一つ、隣の「平面」に2つコピーしたものです。



丸い窓を作っていくのも同様の方法で行いました。家とか建物の窓などをすべての面にコピーしていく時などに使ったらどうでしょうか。(他にもいろいろ方法はあるでしょうが)

勿論、球体も面で構成されていますので、同じ方法で窓など作成できます。

次回以降の一応の予定としては、球の変形、面をPush/Pullツールで押し出したくてもできない場合の対応、簡単な翼の作り方、Flip Along(オブジェクトの反転)などなどを復習していきたいと思います。その日その日で作成してますので内容を変更するかもしれません。

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記事一覧表==>>ここをクリックして下さい。(Animationもあります)

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ちょっと休憩(パイプの中を通過する)

2007年01月25日 | Weblog
ちょっと休憩です。

前にもご紹介したとおり、SketchUp 6 (無償版)では、.avi形式でのアニメーションの書き出しが可能となりました。以前のバーションからやってみたいなと思っていたのが、管の中を通過していくアニメーションを作ることでした。

今回はやってみると意外と簡単にできました。目に見えぬところで操作性が改善されているのかな....(?)

WindowsムービーメーカーでタイトルとENDを付け加えAnimationを作成しました。Animationを見るには ==>> ここをクリックして下さい。

どんな管かは....こんな管です。これができるとAnimationの幅も広がるのではないかと思います。洞窟探検、迷路などなども作れそうですし.....また挑戦したいと思います。

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    なお、SketchUp 6 のAnimationの設定は、Scene:6つ、    
    Scene Transitions:3秒、Scene Delay:0秒としています。
    Scene Delayは一つのSceneから次のSceneに移る際の遅れを
    設定するので、0秒と設定すればスムースな動画となります。
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SketchUp 6 の Styleについて

2007年01月24日 | Weblog
ここいらでSandboxを一度離れ、他の新機能ものぞいてみたいと思います。本当はPhoto matchをやってみたいのですが、適当な写真が撮れず困っているところです。そのうちに撮れるでしょう。

さて、以前のバーションでも「Style」を適用できましたが、選択肢があまりなかったように記憶しています。今回のバーションでは、Styleの種類も増え、編集、Styleの重ね合わせなどもできるようです。

メニューバーから、「Window」→「Styles」を選択すると以下のようなウインドウが表示されます。



では、どんなStyleが適用できるのか実際にいくつかAssorted Stylesの中で面白そうなものをやって見たいと思います。

(1) オリジナルの図



(2) Blueprintを適用



(3) Pencil on Tracing Paperを適用



(4) White Boardを適用



(5) StyleをColor Setsに変え、Dark Green and Orangeを適用すれば、以下の通り。



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Styleの重ね合わせも可能です。例えば、White BoardにColor SetsのBrownsを背景に重ねて適用する(Mix)と、こんな具合です。



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適用の方法は特に難しい点はありませんが、次回以降に復習してみたいと思います。

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SketchUp 6 のStamp Toolの基本的な使い方

2007年01月23日 | Weblog
今回は、これまで見てきたStamp Toolの基本的な使い方を、斜面に家を建てるために盛土をする場合を通じて見ていきたいと思います。以前に「SandboxのStamp Toolって(斜面に家を建てる)」で紹介したものをもう一度作ってみることにしました。あまりうまくできませんでしたが....

(1) 「From Scratch」ツールでサーフェスを作成し、右クリックでContext menuを表示させ、「Explode」を選択した直後の図です。(「Explode」か「Edit Group」を必ず選択し、いずれかの状態に変えること!私の場合はこの操作をよく忘れます)



(2) 選択ツールなどをクリックして確定した図。



(3) 「Smoove」ツールで適当にサーフェスを隆起させます。(具体的には、 「Sandboxでサーフェスを作る(その2)」を参照。)



(4) 家を建てる場所、「敷地」を描きます。



(5) 「敷地」を先ほど作成した斜面の上方にMoveツールで移動させます。

斜め上から見た図


真横から見た図


真上から見た図(サーフェスの範囲内にあることを確認)


(6) 「敷地」が選択されているのを確認の上、「Stamp Tool」のアイコンをクリックしたところです。クリックすると、下の図のように「敷地」のまわりに赤線で「敷地」の輪郭が表示されます。赤線の輪郭線と「敷地」自体の輪郭線がどの程度離れているか、その距離は右下のVCB(Value Control Box)に表示されます。この距離が斜面ののりしろを作成します。距離が短ければ斜面は急になり、長ければ斜面はなだらかになります。

そして、ここで数値を入力すると、VCBの値を変更することができます。



(7) そして、ポインターをそのまま下方に下げると、サーフェスが選択されます。



(8) クリックすると、突然以下の図ように「盛土」が自動形成されます。ポインターは上下の矢印に変化し、そのままマウスを上下に移動すると「盛土」の高さが上下し、適当な高さのところでクリックします。



(9) クリックの上確定し(選択ツールなど他のツールをクリック)、移動させた「敷地」を削除したのがしたの図です。



(10) あとは、描画ツールを使っていつものように家を描いていきます。




(11) 「敷地」の形状が円の場合は下図のようになります。



(12) また、「敷地」は、「From Scratch」と「Smoove」ツールで作成した隆起・沈降のある平面(削除前の状態)でもOKです。



Stamp Toolの使い方については、今後もたびたび登場するのではないかと思います。その都度復習していきたいと思います。

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Stamp Tool & Animation (アップダウンのある山岳道路)

2007年01月22日 | Weblog
SketchUp 6 (無償版)のStamp Toolの効果を適用できるのは平面だけではありません。波打つ曲面もOKです。前回、山を切り開いて進む道路を紹介しましたが、今回はそれにアップダウンをプラスαした山岳道路を紹介します。

(1) WindowsムービーメーカーにSketchUpより書き出したAnimation(.avi)にタイトルをつけた動画はここ(Google Video)をクリックして下さい。(FlipClipのページにジャンプしたら、ビデオ・フレームの右側にある小さな緑の三角をクリックして下さい。)

(2) 全行程を上空から見た図



(3) 各シーンを静止画で追って見ると...








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