アンネットさんのホームページを拝見していましたら、アンネットさんからのお便りが載っていましたので、以下に転記させていただきました。
『お懐かしい日本の皆様
5月も中半を迎えました。
ウィーンではマロニエの花やフリージャの花が咲き誇っています。 一年で一番素晴らしい季節を迎えました。 ウィーンではめずらしく雨の多い日が続いています。 気温も低く肌寒く、美しい五月晴れを待ち望んでいます。
三月、四月と沢山コンサートが続き、又、第1回の「カサブランカ」の友の会も無事に楽しく盛大に催させて戴きました。 心からの感謝を申し上げます。 コンサートにもおいで戴き、又、4月24日日本橋のコンサートではNHKのテレビも入り皆様からのあたたかいご支援を戴き、とても嬉しゅうございました。 本当にありがとうございました。
翌日25日、丹波篠山に飛び、4日間は生徒さんの集中レッスン、そしてシルバーエコーの合唱の皆様との素晴らしい出会いのお時間を戴きました。 日本のルーツを発見した忘れ難い日々でした。 最後の日はタケノコ狩りで、笹の風も心地よい空気を胸いっぱい吸いながらのタケノコ狩りで身も心も洗われて疲れていた健康も取り戻しました。 又、親睦会での三味線に会わせてデカンショ節(発祥の地)は忘れる事が出来ません。 ウィーンに帰っても今もなお素朴な歌い継がれてきた歴史の歌声が懐かしく耳に響いています。 丹波篠山の皆様に心からの感謝を申し上げます。 ダンケ・シェーン
明日からオペラ「ローエングリン」の練習が始まります。 音楽稽古、舞台稽古が続き、30日が本番、6月3日/6日と続きます。 この6日が私のオペラ座での最後の舞台になります。 何年も前から退団を考えていましたが、その時期が到来、自然にそんな気持ちになりました。
初めがあれば終わりはあるものです。 しかし私は歌いつづけます。 一生現役で歌い続けます。 終わりではなく始まりと考えています。
オペラ座での40年近い年月は私の人生そのものでした。 青春があり、そして結婚、出産、母であり妻であり歌手であり、三役をにないながらひたすらに走り続けました。 振り返らず歌いたいその思いだけを命綱のように握りしめて今日まで生きてきました。
オペラ座はこれからも私の心の住まいとなるでしょう。 お別れはありません。 ダンケ・シェーン 心からありがとう! これからの始まりに感謝して歌い続けます。
ウィーンにて
日本の皆様へ アンネットより 』
この記事にありますが、アンネットさんも、いよいよ6月6日の舞台を最後に、オペラ座を退団されるのですね。
70歳を過ぎてなお、ウィン国立歌劇場の現役歌手であり続けたことは、惜しみない賞賛に値する事実です。
一抹の淋しさはありますが、「一生現役で歌い続けます。」という、力強い言葉は、私達にとっても大きな励みになり、喜びです
■アンネット・一恵・ストゥルナートさんのHP■
『お懐かしい日本の皆様
5月も中半を迎えました。
ウィーンではマロニエの花やフリージャの花が咲き誇っています。 一年で一番素晴らしい季節を迎えました。 ウィーンではめずらしく雨の多い日が続いています。 気温も低く肌寒く、美しい五月晴れを待ち望んでいます。
三月、四月と沢山コンサートが続き、又、第1回の「カサブランカ」の友の会も無事に楽しく盛大に催させて戴きました。 心からの感謝を申し上げます。 コンサートにもおいで戴き、又、4月24日日本橋のコンサートではNHKのテレビも入り皆様からのあたたかいご支援を戴き、とても嬉しゅうございました。 本当にありがとうございました。
翌日25日、丹波篠山に飛び、4日間は生徒さんの集中レッスン、そしてシルバーエコーの合唱の皆様との素晴らしい出会いのお時間を戴きました。 日本のルーツを発見した忘れ難い日々でした。 最後の日はタケノコ狩りで、笹の風も心地よい空気を胸いっぱい吸いながらのタケノコ狩りで身も心も洗われて疲れていた健康も取り戻しました。 又、親睦会での三味線に会わせてデカンショ節(発祥の地)は忘れる事が出来ません。 ウィーンに帰っても今もなお素朴な歌い継がれてきた歴史の歌声が懐かしく耳に響いています。 丹波篠山の皆様に心からの感謝を申し上げます。 ダンケ・シェーン
明日からオペラ「ローエングリン」の練習が始まります。 音楽稽古、舞台稽古が続き、30日が本番、6月3日/6日と続きます。 この6日が私のオペラ座での最後の舞台になります。 何年も前から退団を考えていましたが、その時期が到来、自然にそんな気持ちになりました。
初めがあれば終わりはあるものです。 しかし私は歌いつづけます。 一生現役で歌い続けます。 終わりではなく始まりと考えています。
オペラ座での40年近い年月は私の人生そのものでした。 青春があり、そして結婚、出産、母であり妻であり歌手であり、三役をにないながらひたすらに走り続けました。 振り返らず歌いたいその思いだけを命綱のように握りしめて今日まで生きてきました。
オペラ座はこれからも私の心の住まいとなるでしょう。 お別れはありません。 ダンケ・シェーン 心からありがとう! これからの始まりに感謝して歌い続けます。
ウィーンにて
日本の皆様へ アンネットより 』
この記事にありますが、アンネットさんも、いよいよ6月6日の舞台を最後に、オペラ座を退団されるのですね。
70歳を過ぎてなお、ウィン国立歌劇場の現役歌手であり続けたことは、惜しみない賞賛に値する事実です。
一抹の淋しさはありますが、「一生現役で歌い続けます。」という、力強い言葉は、私達にとっても大きな励みになり、喜びです
■アンネット・一恵・ストゥルナートさんのHP■