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耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

浦安地震

2011年03月12日 20時36分03秒 | 都会の風景
 一夜明けて、TVは全チャンネルCM抜きで被害状況を報道している。東京近郊の交通網も徐々に
回復しつつあるようなので、そそくさと朝食を済ませて、帰宅することにした。
 新大阪の切符売り場は混雑していると思ったので、梅田で降りて大阪駅で指定を取ることにした。
ここも混んでいたが、なんとか席を確保できた。揺り戻しが来て途中で閉じ込められたら困るからと、
ペットボトルのお茶と弁当代わりの赤福とデイリースポーツを買って乗車したが、順調に走って正午
前に東京に帰着。

 会社の被害や、同僚の状況も段々集まってきた。災害の現地より少し離れたところの方が情報の
収集や分析には適しているのかもしれない。

 京葉線は、例によって風や天災に極端に弱いので当然動いていないので、東西線で帰ることにし
たが、念のために自宅に電話すると、近くの店は長い行列と液状化で買えないのでガスと水道が止
まっているので弁当を買ってこいと言う。弁当を握りしめて決死の覚悟で東西線に乗ったが、日本
橋のホームも社内も座れるほどではないが混んでなく、のんびりとした雰囲気。地震の痕跡はみじん
も感じられない。



 浦安の駅で降りてびっくり。改札の外は人人人。ロータリーを埋め尽くして外側の道路まで溢れて、
浦安から脱出しようとしている。しかし町並みは平和で、ここにも地震の影響は見えない。

 バスが湾岸道路を超えた所で異変は始まった。道路に白い泥が堆積して、車が走ると乾いた泥を
巻き上げて視界が霞む。回りには陥没した段差や、噴出した液状化ヘドロの堆積が目立つ。
まるで別世界だ。




続く


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