はてさて、ゲーム話題中心のブログのはずが、DTVな話になってしまうが…
さてさて、BD購入の後、なんやかんやと試したところ、
当たり前ですが、自分で録画したVHSのダビングはBDレコが使えるみたい。
けど、市販VHSなんかは、コピーガード信号があるのか、無理だった…orz
えー、デジタルコピーはガードが固いのわかるけど、旧来のアナログコピーなのにダメなんスか…
まー、VHS時代のときも、一部のソフトでは、コピーガード信号でダビングできないソフトとかあったけどねー。
それにあたるんかな?このソフト。
いくつか市販VHSも持ってるし、昔の作品でいまだにDVDの出ていないやつなんかで、
VHSを借りてきて、ダビングしてみようかしら、とか今更ながらに思ったんで、これは痛いデス。
BDレコは、信号検出して、機械がダビング拒否るということなんでしょうが、
PCキャプチャーはどうなんスかね?
というわけで、PCにキャプチャー環境を整えた。
キャプチャー装置はUSBから、PCIボードまでいろいろ。
いいやつは何万クラス。
ま、HD録画を今回はやりたいわけじゃないし、
SD画質用のやつでも、ボードの方が画質いいみたいだが、ま、所詮は元がVHS。
そこに金をかけても画質の差はしれてるだろうと思い、安いUSBタイプにしました。
4000円也。
で、キャプチャーソフト。
安いソフトウェアエンコのキャプチャなんで、バンドル品だと、MPEG2とかになる。
ま、高レートのMPEG2なら、まだ妥協できるだろうが、DVD画質止まり(9Mbps)では、
DVDを作成が目的ではないので、中間ファイルとしては、このレートでは物足りない。
意外と9Mbpsでも汚いことに、今更ながら気づいたもんで。
最終的にはH.264にしたいからね、中間ファイルはきれいなものを使いたい。
そこで、フリーソフトを使うことにした。
ふぬああとか、Huffyuvとか、歴史のある有名なソフトがいくつかあるみたいだけど、
ちと古いソフトみたいだし、設定が難しいと言う話も聞く。
新しいので
アマレコTVというのがあるらしいので、それを使用してみることにする。
実は、前に、これと同じ作者のアマレココは使ってみたことがあるんだ。
PC上のゲーム画面を録画するのに、なかなかに便利だった。
それよりも、ずいぶん前にPC画面の録画をやろうと思ったときには、なんかいいソフトが見つからなかった。
非圧縮AVIでキャプチャするソフトはあったが、非圧縮ゆえに激重だったり、
HDDが追いつかなかったりでコマ落ちしたり、容量がとんでもないことになったり。
そん時には圧縮キャプチャソフトは見つけられんかったし。
アマレココは、その点を考慮して開発されていて、いいソフトだった。
可逆圧縮コーデックあり。
非可逆圧縮でも、とにかくリアルタイムキャプチャのために、軽い仕様。
その後、バージョンアップも進み、キャプチャボードからの入力をキャプチャできる、
アマレコTVが開発されてた。
んで、今回はこのアマレコTVを使用。
ま、このソフト、キャプチャーソフトとしてはフリーだが、専用コーデックはシェア。
外部コーデックも使えるみたいだが、この専用コーデックの優秀さはアマレココで
体験済みだったので、購入した。1300円也。
つーか、MPEG2じゃなくて、可逆圧縮使いたくてアマレコTVに手を出してるんだから、
このコーデック買わなきゃ意味がない。
ま、もちろん、最初は試用して、うまく使えるか確認しましたがね。
録画動画の中にロゴが挿入される以外の機能制限は無いので、
ロゴが我慢できるような使い方の人なら、無料で使えます。
で、VHSビデオ再生して、それをキャプチャーして、AMV2MTで可逆圧縮。
音声はwavでそのまま。
30分番組一本が、18GBと素敵なAVIファイルができましたw
まー、数百GBクラスのHDDを複数付けてますんで、DVDやBDにデータ退避させて、
空きさえ作っておけば、何とか対応できるクラスのサイズです。
さて、今度はこいつをH.264圧縮。
BDドライブにバンドルしてたオーサリングソフトは、バンドル製で制限が厳しいのか、
元々たいしたことのないソフトなのか、まー、希望通りのことができません。
よーするに、SD画質のH.264圧縮したBDが作れない。
SD画質なら、DVD限定だったり、H.264圧縮はアスペクト比が16:9限定だったり。
しゃーないので、BD化は諦めて、普通にPCで見るための動画ファイルとして作成します。
ただ、PS3でも再生できる形式にはしておこう。
映像部はx.264とAviSynthを使います。
PCオンリーでいいなら、コンテナはMKV使いたいところだけど、PS3再生を優先して、今回はmp4ですかね。
音声は、どっちにしてもAACだけど。こっちはNeroAACEncを使用。
これまでにも、先のゲーム動画とか、なんやらかんやら、自分の好みに圧縮したことはありますが、
まー、PCが非力なんで、フィルターとか、基本的にかけてなかった。
素材にもそんなにノイズ載ってないだろう、と言う考えの下。
それでも、圧縮速度はリアルタイムの数倍かかってたねw いやー非力なPCだった。
で、今回はVHSをキャプチャですよ。
試しに見れば、まー、ノイジーなこと。
さすがにこれはフィルタかまさんとヤバイだろ、と思った。
で、あれこれとインターネットを彷徨って、他人のエンコ情報を収集し、
あれこれ試してみて、設定を煮詰めた。
ま、煮詰めた、とはいえ、初級者のため、実は違いはイマイチわかってませんw
フィルターの有無の違いは感じられるが、設定の違いはよーわからん。
とりあえず、一通りのフィルターを軽めと思われる設定でかけることにしてみた。
基本的に、フィルターを強くかけまくってエンコするよりも、フィルターは再生時にかけられるものは再生時にかけた方がいいだろうと思うからさ。
エンコで変化したデータは二度と復旧できません。
けど、再生フィルターは自由に変えられるし、時代とともに進化するだろうし。
ま、そんな遥か先にこれを見返すかどうかわからんけどさw
とはいえ、何もしないと、圧縮率が悪くて仕方がないので、まぁ、軽めにノイズ除去と、逆テレシネをして、
後はえんやこらとひたすらエンコ。
素材が綺麗なら、SD画質のH.264なら、2Mbpsで十分に見れるという気もするけど、
まぁ、ノイズを含んでるから、倍の4Mbpsで圧縮。
まぁ、なんやかんや言うたわりに、レート的にはDVD画質レベルやね。
はー、BDレコなら、リアルタイムエンコできるんですが、
非力なPCなので、5倍程度の時間がかかります… あぅあぅ。
あ、2passしてるから、10倍近いか…orz
ま、BDレコだと、設定いじれんから、ノイズそのままだし、30i固定っちゅうのも24fpsアニメには難点ではあったんですけどね。
けど、一方で、4倍速BRAVIA優秀だわ。
シネマドライブと4倍速ONにしてれば、スクロールシーンは24pを30i(60iか?)している作品でも、滑らかにスクロールしてくれた。
4倍速が優秀なのか、プルダウンじゃない24p対応を歌っている倍速機は
大体こんなもんなのかはわかりませんが。
で、えんやこらと、テレビシリーズをひたすらエンコしていきますが、
けれども、エンコしている途中で、出来上がり品を確認する中で、
いろいろと初期のエンコ設定の問題点が明らかになってきます。
とはいえ、先にエンコしたものを改めてやり直す気力は無し。
一部破綻はあるが、我慢するかなぁ…
フィルター設定の問題点にいろいろと気づきます。
ノイジーな演出のシーンは恐ろしいほどビットレート食います。
場合によったら、インターレース解除の副作用で、ちょっと絵が変わるものも。
けれど、もうこれは我慢するしかないかなと。
逆テレシネの破綻…
逆テレシネには、TIVTC24P2とかいわれる関数を利用してました。
なんか、似たような形式の逆テレシネを以前にも掲示板のログから拾ってきて使ってたんだけど。
いつの間にか、こんな名前がついたものになってたのか。
イマイチ、関数の中身の意味を理解していないので、アレンジしたらいいのかもしれないだろうと思いつつも、うまくできず。
エンコ済みのファイルの確認で、口パクなんかの、縞の解除残りが気になったりしたので、
途中パラメーターをアレンジしたんだが、そうしたらエンコが激重に。
どうも、細かい部分的な縞も検出するようなパラメーターにしたら、
ノイズまで縞として拾っちまったっぽい。
ほぼ全てのフレームでインターレース解除しているように見える。
けど、本来、プログレのフレームまでインタレ解除処理してるってことは、
ひょっとして、縦の解像度失ってる?
うーん、どういう設定にすりゃいいんだろ。
というわけで、何やらパラメーターをいじりまくり。
設定きつくしたり、またデフォに戻したり、なんやかんやと。
よーわからんままにいじり続けながら、エンコ進行。
そんな中、別途、24fps化の破綻にも気が付いた。
30p化後、5フレ中2フレだけが同じ絵なら問題ないんす。ABCDD→ABCDみたいに。
実質12fpsみたいなシーンで破綻。
AABBBCCDDDみたいなシーンを、AABBCCDDとして欲しいのに、ABBBCDDDなんかに間引いてしまうのだ。
当初は対処法がわからず、諦めていた。
オート設定じゃなくて、固定周期の間引きができたとしても、
このアニメ素材、24fpsの周期がシーンごとに切り替わるので、多分おかしくなるしなーと。
で、諦めながら、シリーズの大半をエンコしてしまった後に、対処法にようやく気が付いた。
TDecimate(mode=1)の説明文を当初は何回も読んでも理解できなかったのに、
Decimate(mode=2)やFDecimateの説明文読んだ後にもっぺん見直したところ、
DupThreshの設定を調整すればいいことがようやく理解できた。
ノイズ多いから、閾値をデフォよりも高めに設定した方がいいんだね。
ノイズと閾値の関係で、AABBBのシーンをAABCDと認識していたということなんだろう。
ということは、インタレ状態でノイズ除去してから、逆テレシネした方がいいんかなぁ?
エンコの重さでいくと、ノイズ除去はプログレ化後のほうが軽いんだが、
逆テレシネ誤爆の元なんなら、考え直した方がいいのかな?
ま、軽く試す感じでは、なんとなく、現状のノイズ除去フィルターは
逆テレシネの判定に左右するような感じには見えないんだが。
逆テレシネのフィルタの設定はイマイチよーわからんし。
ま、もうシリーズの大半を中途半端設定で、破綻を含んでエンコ済みなんスが。
それに、結局、設定を修正してもたまに誤爆してるみたいだし…
インタレ維持で圧縮してないんだから、ここは妥協するしかない…
これまたシリーズの大半エンコしたところで、DeDotの副作用にも気が付いた。
どうも、ドット妨害除去を強力にかけると、インターレースの縞模様で破綻が発生するみたい。
インターレースの隣の縞無しフレームに縞模様由来のゴミが発生したり、縞模様のところにゴミが埋まったり。
動きの大きいシーンで顕著かな?
ドット妨害をきつめにかけると、VHS由来のノイズが軽減されて、
綺麗に見えて、圧縮率も上がっていいと当初は思ってたんだけどね。副作用があったか…
ドット妨害はデフォのパラメーターに留めるのが副作用軽減にはよさそうだった。
他のドット妨害のフィルターに変えたらいいのかもしれないけど、
ドット妨害除去フィルターでノイズ除去しようという考え方がおかしいのかなと、
それよりもノイズ除去フィルターを見直すことにした。
当初はConvolution3Dを軽めに使ってたんだけど、FFT3DFilterの方がいいんだろうか?
けど、こいつ重いんだよね。
GPUフィルター版は当初バグが気になって諦めたんだが、設定見つめなおしたら、
何とか使えそうだったので、FFT3DGPUを使うことにした。
DeDot強め+Convolution3D軽めの方が、ノイズは少ないが、ちょっとぼけた感じ。
DeDot普通+FFT3D軽め?の方が、ノイズは残ってる感じはするが、圧縮率はわずかに高め。
ま、後者は破綻が少ないんだし、多少のノイズは再生時に対処できるかもしれんから、
同等の圧縮率になるなら、これでいいかなと、終盤に設定変更。
ま、今回はレンタルビデオのダビングです。
VHS標準画質。
ま、数多く再生されて、テープの痛みも激しいとは思うんで、それ故のノイズも多かったろうとは思いますが。
はっきりと、テープがクチャクチャなダメダメな最悪ノイズのシーンも数話あったし…(涙
それと、2巻ほど、抜けがありまする…(涙
けど、さすがに他のレンタルショップ行っても、もうVHSなんて置いて無いからなー、
この状態で我慢するしかないか…
さて、今度は手持ちの3倍速VHSのダビングですね。
多分、放映当事に3倍速でVHS録画してたはずなんだ、この作品。
ノイズで汚かったり、抜けのあるところはこいつで補完するか。
また、今回のビデオ店にもVHSのなかった作品も自前で3倍録画したやつがあったはず。
数話、録画ミスで抜けてると思うが…。
そいつらの中で、BD化を優先したいような作品については、
BDレコでノイズ付きで高ビットレートで録画するしかないかな?
ただ、BDの枚数かさむけど。
BD化を断念して、PC再生できればよし、それよりも圧縮率優先、と言う作品は、PCでノイズリダクションして、高圧縮ですかね。
さて、VHS3倍では、ノイズ除去フィルターの設定が、どうなりますことやら…