7月13日に「いよいよ梅雨明け間近」と書いたがとんでもなかった。梅雨明けどころか、活発な梅雨前線がどっかり日本列島に居座って、各地に大雨の被害をもたらしてしまった。どこの世界にも慌てものはいるもので、慌てもののクマゼミが初鳴きをしたので、私もすっかり梅雨が明けるものと騙されてしまった。もっとも先週はすっかりいい天気になり、旧天竜市では38.2度の日本一の猛暑を記録してしまったほどだ。セミが騙されるのも無理はないのだ。
その大雨だが、何と、山陰、北陸、中部地方7府県で3人死亡、15人が行方不明になっているとの情報が発表された。長野県では天竜川の堤防が決壊したそうだ。天竜川が決壊したという話は最近では記憶にない。相当な量の雨が降ったに違いない。梅雨が明けるのはもう少し先になりそうである。雨が降って喜ぶのはアマガエルだけである。(2006・7・19)