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教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

一流アスリート 結果はあとからついてくるもの

2008-08-28 | 雑感(教育関連)
北京オリンピックが終わり、金メダルをとった一流のアスリートをみてみると、何か共通した要素があるのではないかと思えてきました。

それは、結果はあとからついてくるものであって、あくまで自分のプレーにこだわることができるかというもの。今回のオリンピックではないですが、印象的だったのはフィギアスケートの荒川静香選手。他の選手の演技には目もくれず、自分の番が来るまで音楽を聴きながら、頭の中で滑りをイメージトレーニングしていました。水泳の北島選手も、世界新を更新する水泳のイメージをしていたといいます。それができれば結果的に勝てると・・・  イチロー選手も同様でしょう。大記録達成という目標は普段の練習のモチベーションとしては持っているでしょう。しかし、本番ですることは、一打席一打席でどうやって自分流に自分の持っている限界の力を出しきって丁寧に打つかということしか考えていない。結果を意識してプレーしたり、他人と比較したとき、その力が出し切れないのではないか。

これは面白いなと思いました。誰もが金メダル級のオリンピック選手というわけではありません。しかしながら、何か大目標というものがあり、それに向けて一歩ずつ、各シーンで己の持っているものを出すか。そしてそれを積み重ねていったら、それが大記録、他人が驚くようなことになっていくというような構造があるのではないでしょうか。

記録にはきりがありません。金メダルをとったら、次は二冠、三冠で・・・ 多種目で・・・連続で・・・というように。また、そうした夢半ばであきらめていくアスリートもいるのは当然です。

つい、金メダルの数や目に見えた活躍というものに焦点をあてがちですが、選手の普段の練習とか姿勢とか考え方、暮らし方、こうしたものにこそ何か重大なものが潜んでいる。だから面白い。そんな気がします。


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