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教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

幼少期対話の影響力

2008-09-05 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
夏休みが終わると、良い意味でも残念な意味でも子供ががらっと変わっているということがあります。これは、子供を取り巻く環境(物理的なもの、生活習慣、友人)などの影響がいかに大きいかを物語っています。1学期はまじめだった子が化粧をしたり派手になったり髪を染めたりといったことは、今やほとんどの学校で見られる現象ではないでしょうか。

さて、ここで言いたいのは家庭内の教育のお話なんですが、環境に影響され、例えば我が子が悪い方向に行きはじめたとします。門限を破るとかお金の使い方、言葉遣いが荒くなるとか・・・・こうした時に親に叱るべきタイミングが訪れるはずです。

このときに、幼少期に我が子と丁寧に会話してきた親御さんの場合と、わりと幼少期には高圧的に従わせて子供との対話をしてこなかった、あるいはほとんど対話がなかった場合では子供の反応は異なります。前者の場合、子供は聞く耳を持つでしょうが、後者の場合は反発したり無視したり、場合によっては家出をするなどのケースに発展する場合もあるかと思います。よく、「小さいうちはよく言うこときいていたのに・・・」とこぼす親御さんがいらっしゃいますが、この時期、子供は言いたいことも言えず、聞いてもらいたいことも聞いてもらえず、鬱積(うっせき)していたものが積み重なっていたのではないでしょうか。それが火山に貯まるマグマのようになっていき、ある日突然爆発する・・・

もしこのような構造を親御さんが知っていたら、こうした日本のあちこちの家庭で繰り広げられている悲劇も少し少なくなったと思うのですが。

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