教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

千葉県立柏の葉高校で講演しました。

2014-05-16 | 研修・セミナー・講演など
2014年5月14日(水) 千葉県立柏の葉高校体育館において、1学年対象にキャリア教育に関する講演をさせていただきました。

テーマは”自分の制限を外した未来とそのための1歩”というものです。

はじめにお話に出したのは、最近出版された「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」をしました。

ここでの成功ポイントは、
1.自分が向こう側(いままでだったら、それは無理と諦めていた空間)に行くと決意すること
2.信頼できる人から聞いた方法は、疑わずに素直にまずはやってみること

AKBもそうですが、例えば「自分にアイドルの素質があるかも」と思っても、画面の向こう側に行くには勇気と思い込みが必要。
そして動いてみること・・・動き始めるといろいろなことが起こってくる。


次に、自分の制限をはずしてなんでもできると仮定したら何をしたいと思うか、その思いを共有してもらいました。
これはワークシートに記入する形で。そして友人と書いたものをシェアします。(写真)

またちょっとお話。
大人からよく聞かされるウソのお話。
1.「夢は努力すれば必ず叶う」というメッセージのウソ
 →実際には夢を実現できない人は多数いる。全員が金メダルとれるわけじゃあない。
  でもって高校生だとまだ経験も浅いから本当の夢なんてみつからないかもしれない。
  社会にでていくつか職業を体験してから本物の夢をみつけることだってある。
  だから、いま、見つからないからといってがっかりすることも落ち込むこともない。
  今の時代、不安定かもしれないけど、むしろいろいろできる体験できる可能性が増えている。

2.「勉強はつらいけどがんばれ」というメッセージのウソ
 →勉強をつらいものという先入観を与えているのは先生や親といった大人。
  これはよろしくない。  たのしんでやる勉強だってある。
  あたまからつまらない、苦しいと決めつけるのはやめよう

そしてまたミニワーク
 なんでもできると思う中から、いくつかピックアップ。
 10年後に友人とばったり会って、「やあ何している~」からはじまる会話を考える。
 そしてペアでそれをやってみる。
 ポイントは、すでにそうなっているということをありありと演じること。

まとめ
 人生はふりふりゲーム
 モチベーションがあがらないと行動できない のではない。
 行動していたらモチベーションやチャンスがついてくるということ。

 もうすでに”できている”というフリをして行動してみよう。
 たとえば、早く走りたいのだったら、世界を代表するスプリントである自分が走っているつもりで・・・
 パティシエになりたいのだったら、家で料理するとき、一流の料理人であるかのように自分で振る舞いながら料理するとか・・・

 ふりをしていると本当にそうなっていくから不思議・・・
 自分が得意で没頭できることをみつけたら、がんばって努力もいいけれど、ふりをしてまずはやってみること。
 そこから新たにやりたいことがみつかったり、チャンスが向こうからやってきたり思ってみないことがおきますよ。


そんなお話をしたあと、質疑応答でした。


柏の葉高校1学年の生徒の皆さん、そして教職員の皆様  ありがとうございました。


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