教室内で授業中にじっとできず、落ち着かない子供達が増えています。これは教室内の授業だけでなく、集会時の姿勢、人の話を聴く態度一般に言えることのようです。
今回は、この原因について探ってみたいと思います。今、私が思いつく原因として3つの原因が考えられます。
(1)生活が便利になったこと
(2)親が躾として行わなくなってきたこと
(3)人工環境の影響
(1)ですが、街には自動販売機があふれ、コ . . . 本文を読む
時代は大きく変わり、我々が子供だったころの子供たちの様子と今とは様変わりしているなぁという感は多くの方が感じていらっしゃるのではないかと思います。
しかし、今も昔も変わらない共通点とは・・・
1.将来に対する期待と不安
いつの時代の子供も将来に対する期待と不安が交錯していることに変わりはありません。期待と不安というのは紙一重かもしれませんが。
2.成長したいという純粋性
どの子供たちも . . . 本文を読む
学校選択性が議論されています。消費者がすぐれた商品を選ぶように、学校も人気校・不人気校によって保護者・生徒に選別され、自由に選ばれていくという方向性です。
例えば一部の私立学校がそうであるように、「語学・芸術・体育・理数」などの能力開発などを学校の特徴として力をいれ、生徒を募集し、またそれを目指した児童・生徒がいるといったケースは理解できます。
しかし公教育にこの原理をそのまま持ち込むとか . . . 本文を読む
9月2日の朝日新聞に、いつから子供にケータイを持たせるべきかという記事がありました。石川県の野々市町では「小中学生にはケータイを持たせない」という町ぐるみの取り組みを行っており、学校保護者からも圧倒的な支持を得ているといいます。そして学校でも「町でケータイは禁止している」と言うと効果があがったそうです。また、小学校ではケータイの危険性を伝え、中学校でも高校に入って使う場合の危険性を十分知らせるそう . . . 本文を読む
公共施設で我が物顔で騒いでいる子供に注意をしない大人が増えたようです。例えばファミリーレストラン。自分の家のように大声ではしゃぎまわっていても、特にそれを親がとがめる様子がない場面をよく見かけたりします。
「子供の自由に奔放にしたいことをさせてあげることが、子供思い。優しさ。」という誤解があるのでしょうか? 理念としては間違っていないと思いますが、時と場合によることを幼いうちからきちんと躾け . . . 本文を読む
子供たちにとって、一番身近な大人は親であります。
ここでは特に物心がつく年齢からの子供への影響を議論したいと思います。
子供たちを見ていてつくづく思うのは、やはり大人の影響は大きいということです。殺伐とした大人社会であれば子供社会もそうなっていきます。子供社会にいじめがあるのは、大人社会にもそれがあるからです。明るく希望ある大人たちの社会に育てば当然、子供たちもそのようになっていくでしょう。 . . . 本文を読む
明治以降の教育あるいは、昭和の戦後教育では以下のような概念が支配的だったと言えるでしょう。すなわち「教師というのは常に正確な解答(回答)を迅速に生徒にしてやらねばならない。それができるほど優秀で愛のある教師である」と・・・
しかし、単純な定型的な労働が減り、生涯が学習場面と言われるのような今日にあっては、この考えはどうやら改めるべきものであるようです。例えば、ある教師AさんがB子さんにつきそっ . . . 本文を読む
ユビキタス時代の到来が言われています。ユビキタスとは、「あらゆるモノ(携帯電話やPDAなどの情報端末に留まらない)にコンピュータが組み込まれ、コンピュータ同士が協調動作するという事に力点が置かれている。それにより、人間はコンピュータの存在を意識することなく、高い利便性を得ることが出来る。(はてなダイアリーより)」
企業教育でもネットを使ったeラーニングシステムで定型業務を学ぶ機会が増えています . . . 本文を読む
例えば、学校の先生が以下のような宿題をクラスの生徒全員に課したと仮定しましょう。
「1週間以内に、徳川家康について調べてきてください」
翌週、生徒達はインターネットなどから膨大な資料を携えてくるに違いありません。言うまでもなくインターネットの家庭への普及、ブロードバンド回線、googleなどの検索エンジンの充実が情報革命とも言える変革をもたらしているからです。
このことは、従来の教師の役割 . . . 本文を読む
「ゆとりか学力か」という活字が教育問題を語る上の切り口としてよく昇っています。
この教育の方向性を考えていく上で重要なので強調してみたいと思うのですが
”ゆとりか学力か”ではなく、”総合力も基礎学力も車の両輪”
ではないかと思うのです。
そして、学ぶ年齢や扱う教材によってそのバランスを変える
ことが大切なのではないかと。
私の述べる論点は、どちらがYesでどちらがNoというものではなく . . . 本文を読む
世の中の動きを的確に描写していく。報道の持つ素晴らしい特性だと思います。事実を抽出し信頼される情報を精査し、視聴者・読者にわかりやすい形で情報提供するマスメディアは、インターネットが発達した今の世の中であっても大切な役割を担っていることは間違いないでしょう。
ただ、昨今の報道は教育問題に限らず率直に言ってネガティブな情報が多いかと思います。もちろん、明るみに出さなければならない不祥事や不始末な . . . 本文を読む
早期教育というのがある種ブームであり、いろいろな習い事でも早ければ早いうちに習い始めた方がよいという考え方が広まっているようです。確かに有名なピアニストやバレリーナなどが早くからその道のプロに習い能力が開花しているという事実を見ればそのような考えがあるのもうなずけます。
しかし、ここで注意したいのは、子供の脳の発達段階を無視してなんでもかんでも早くから習わせる、覚えさせるといった手法が正しい . . . 本文を読む
バランスということについて考えたいと思います。
今、「ゆとり教育」が批判されています。「ゆとり教育」により学力が低下したのだという主張です。 私はこの批判が正しいか間違っているかと問われたら、ある部分は正しいがある部分は間違っていると答えたいと思います。 それよりも、「ゆとり」か「学力(この場合は詰め込み教育)」という天秤で、1か0かを決定しようというところに、議論の浅さを感じざるを得ません。
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「日本は今どこかがおかしい。いろいろな所で歪みが出ている。」 知人友人と談話した時に必ずといって良いほど出てくるキーワードです。 では、もしおかしいとして、正常化していくには、誰がどこから手をつけていけばいいのでしょうか? ⇒ 結論から言うと、私は 誰でも良いから思いつくところから手をつけていくべきと思っています(このブログもまずは情報発信すべきものがあるならなんでも発信していこうという主旨から . . . 本文を読む