今の日本には他者排除の構造が蔓延しているのでは・・・とよく考えさせられます。
いじめは学校だけでなく職場などでも日常的におきているということですが、これも他者排除の構造と言えるでしょう。なんらかのグループ分けが存在し、そのグループでないと攻撃される、無視されるといった扱いを受けることが多いようです。
このことと、情報化社会の関連について少し考えてみたいと思います。日本人のテレビ視聴時間が長 . . . 本文を読む
生徒が自ら考え、学ぶ授業が、必要であることは説明を要しないことでしょう。
教科書にある内容を、一字一句丁寧に説明し、それだけで授業が終わってしまう授業は、さきほど述べたダイナミックな思考が生徒の中には残りません。
しかし一方で、もっぱら生徒に教科書を読ませて生徒の中の既存知識から調べさせたり発表させたりして活動を終えてしまう授業といったものも今日、多く存在します。この場合、教師サイドで見る . . . 本文を読む
PCやゲーム機・ケータイなどでゲームをする人口は増えつつあります。
これは世界的な現象のようですが、なぜ、かくもコンピュータゲームが人々に受け入れられるのかを脳や行動科学の観点から考えたいと思います。
考えられる理由として、
(1)ゲームプログラムが設定しているゲームプレーヤーへの”学習設定目標”が、ちょうどプレーヤーの能力よりわずかに高いところに位置しているということ
→すなわち、あ . . . 本文を読む
「片時もPCのそばから離れられない」、「ケータイが常に手元にないと不安」、こうした症状があるとしたら、あなたはケータイ・ネット依存症になっているかもしれません。
街中やあらゆる場所で、ケータイのメールチェックをしている人が増えました。一般論ですが、中学・高校生になると、休み時間にケータイを保持してさわっている割合は非常に高いものがあります。
ケータイについて、なぜそこまでの依存があるかとい . . . 本文を読む
一般に、幼児にビデオをみせると、静かにそれを見ているために、保育をする側が楽になるということが知られているようです。しかし、このことは、幼児の脳の発育についてよくない影響があるのではないかということで、取りやめている保育施設が増えているということもまた耳にしました。
大人も子供も同様ですが、最近の脳科学の書に書いてあるのは、映像を見ている時の脳は、ある意味休んでおり、眠っている状態と言えるとい . . . 本文を読む
従来、国語は文系科目、理科・数学は理系科目といったカテゴリー分けがされてきたと思います。しかし、数学・理科の力を伸ばしていくためには、国語力もまた必要であることを意識したいと思います。
例えば、大学生になるとレポート作成といった作業がありますが、これには理系・文系問わず、国語力が必要となってきます。国語力というよりも文章作成能力といった方が適切ですが、これには語彙や漢字などの力も含まれています . . . 本文を読む
さきほどの選択の話と対象連動しますが、今、教育の格差は、どんどん開いています。
学校選択制の導入などは、わかりやすい例です。学校選択制におけるメリットは、文字通り選択肢が広がるというものです。学力が高ければより多い選択肢の中から学校を選べる。このことが少し過大評価されていることには、警鐘を鳴らしておいた方がいいと考えます。特に小学校段階においては。
選択制が導入されると、人気校と不人気校の . . . 本文を読む
「何事も選択肢が多いほどよい」という命題は成り立つでしょうか?
例えば高校生になると教科選択の幅は複数あり、その傾向はますます多くなっていますし、進路に関して言えば、多種多様な上級学校(大学・専門学校等)があり、その資料を取り寄せれば膨大な量になるはずです。
人生において選択肢が多いことは、のぞまれてきたことだとは思います。生まれたときから決められている進路だとしたら、自分で人生を選んで生 . . . 本文を読む
動物の研究において、”子どもの遊び”の重要性が指摘されています。
霊長類などをはじめとし、群れなどをつくって社会性のある生活を営む動物たちは、その子ども期において遊びが重要な要素であるといいます。道具を使ってあそんだり、おっかけっこをしたり、じゃれあったりして遊ぶことで、仲間とのコミュニケーションを取り方を学んだり、狩りをする方法、身体の様々な使い方などを学ぶというわけです。
ひるがえって人間 . . . 本文を読む
地域力が衰えたとは、いろいろなところで言われてきています。
さて今回は、年長者の方が持っているシルバーパワーに注目したいと思います。
お年寄りの豊富な人生経験を子供達が知る機会というのは、核家族化が進む現代、大変少なくなりました。その弊害として、育児ノイローゼなど、親子が一対一で接する時間が長くなり、専業で子育てしている親の方には精神的にも肉体的にも疲労を感じる方が増えているようです。一方で一人 . . . 本文を読む
12月の定期考査も終了しました。
これは、今回に限ったことではないのですが、試験答案を見ると感じることがあります。
それは、生徒の記憶の仕方に関してです。どうも、物事を覚えていく際に記憶が系統だって行われているわけではなく、ぶつ切りで入力されているのではないかと・・・
例えば、A,B,Cと三つのキーワードの説明がA1、B1、C1とします。AにはA1 BにはB1 CにはC1の説明が対応するわ . . . 本文を読む
先週から今週にかけて、食に関するネット上での発言が話題になっています。吉野家、ケンタッキーフライドチキン、バーミヤンなどでアルバイト経験者が自身のブログに衛生上問題になるような記述をしたり動画をアップしたりといった問題です。
またネット関連では、ここ2年くらい、高校生の間ではプロフ(自身のプロフィールを携帯サイトなどで紹介するもの)が大流行していますが、この内容も顔写真掲載や本人のプライバシー . . . 本文を読む
最近の小学校では、放課後の校庭などで子供が遊ぶ姿を見ることが少なくなりました。いろいろな理由が考えられます。安全を考えて早めに下校させる、放課後生徒に事故などがあると学校の監督責任が問われる、部活動、塾通いや地域のスポーツ団体(野球やサッカー)の活動など様々な要素があるでしょう。
また、山間部など自然が残されている地域の子供も外でのびのび遊ぶということが少なくなったということも聞いたことがあり . . . 本文を読む
子ども達は、われわれ大人が考えている以上に世間体や友人からの反応を気にしています。
例えば学校では目立ちすぎず、ばかにされずのポジションをキープしないといじめられるのではないかという恐怖を感じたりしている。 メールを送った友人から返信がなかなかこない、どう思っているのか、お昼のお弁当は誰と食べるか・・・ 一見、大人にとって見れば小さな問題でも子供にとっては大問題ということが多いようです。
. . . 本文を読む
最近の小学校では、放課後の校庭などで子供が遊ぶ姿を見ることが少なくなりました。いろいろな理由が考えられます。安全を考えて早めに下校させる、放課後生徒に事故などがあると学校の監督責任が問われる、部活動、塾通いや地域のスポーツ団体(野球やサッカー)の活動など様々な要素があるでしょう。
また、山間部など自然が残されている地域の子供も外でのびのび遊ぶということが少なくなったということも聞いたことがあり . . . 本文を読む