二十℃とかあるんやで?
いま冬やろ?
でも来週から寒くなるとか言ってるんだよね、天気予報だと。
もっと厚い上着を出すべきか迷ってる。
本日もいつものアレな二次創作。
戦隊、見ながらあああああ!とか悶えてた。
今回の戦隊の子たちは演技が上手くていいわー。
鳥の人とは今後どうなるのかなー。
6つ子。
次男を落とす長男と長男に落とされた次男の話。
クズとサイコパスならどっちが酷いのかって話。
ギロチンの準備は出来ていた 根
「ひゃっほー、会いたかったぜゆきちせんせー!!」
一松とトド松から受け取った最上級の紙幣に頬擦りしてちゅっちゅっと熱い口付けの後いそいそとパーカーのポケットへ仕舞いこむ。
そんなおそ松に苦笑とも呆れともつかない顔を向けながら、トド松はよくやるねーと呟いた。
手にしたスマホの画面には頬を紅潮させた二番目の兄の顔。誰が見てもそういうことを致しているときの表情だ。
横からソレを覗き込んだ一松もひひっと笑う。
「さすがクソ松。相手が兄貴でも平気で股開くんだ」
蔑む口調におそ松も笑う。
「カラ松落とせるかどうかって言い出したのお前じゃん一松ぅ。お兄ちゃんもあの時はドン引きしたよー」
「結局お金欲しさに乗ったのはおそ松兄さんでしょ。それにしても折角落ちない方に賭けてあげたのに、カラ松兄さんてばホントポンコツ!」
「トッティも言うねー。でもさ意外と時間かかったわぁ。あいつなんで俺には塩対応なの」
「さぁ、兄さんだからじゃない?」
「どういう意味だよ!」
けらけら声を上げて笑う三人。
兄に問うたのは一松。
「それで、どうすんの?」
「何が?」
「クソ松。もう用済みでしょ」
「そうだねぇ。でもカラ松兄さん別れたくないって泣き出しそう。絶対面倒なタイプだよ、あの人」
にやにやと一松が笑い、トド松もくすくす声を漏らす。
「それね。ま、適当に付き合って別れるよ。カラ松だもん、あいつくらい簡単に丸め込めるって」
あっけらかんと言い放つ長男に四男と六男もだよねと明るく返し。
ふと気付いたのはトド松。
「そういえば、そのカラ松兄さんは?」
「そういや朝から見てない」
弟二人が顔を見合わせて、おそ松もはて?と首を傾げた。
家にいるのは三人だけ。
三男は日課のハロワ通い。五男は野球。では次男は?
「今帰ったぜ、マイブラザー」
と、ちょうど部屋の襖が開いて顔を覗かせたのは件のカラ松。
ぎくりと強張る弟二人を尻目におそ松はにかっと笑顔で出迎えた。
「お帰りカラ松。お前どこ行ってたんだよ? お兄ちゃん一人にしてー。寂しかったんだぜー」
「ん、そうか」
口だけの小さな返事。髑髏のジャケットを大事そうにハンガーへかける。
そっけない態度に拗ねた顔をする長男を見やり、トド松がカラ松へと声をかけた。
「カラ松兄さんておそ松兄さんと付き合ってるんでしょ? どこか出かけるにしても一声掛けてからの方がいいんじゃない? あ、僕たちさっきおそ松兄さんに聞いちゃってね? でも大丈夫だよ、偏見とかないからさ! ね、一松兄さん」
「・・・まぁお似合いなんじゃないの」
弟たちの応援におそ松もそうだそうだと便乗して見せた。
カラ松ならば頬を染めつつ、けれども嬉しそうに頷くはずだと確信して。
しかし。
「ん?」
当の本人はとても不思議そうにきょとんと首を傾げるのみ。
あまりに薄いリアクションに多少機嫌を降下させる。
「おいおい、カラ松。何その反応。あ、もしかしてお前照れてんのー。普段愛してるぜとか普通に言うじゃんお前。お兄ちゃんに基準教えてよー」
「だって、もう終わっただろ」
やはり不思議そうに、言う。
「何のことだ?」
「おそ松が勝ったから、もう恋人役しなくてもいいだろ」
当たり前のように返された言葉におそ松たちの時が止まった。
「え? いや、え、何言ってんだよ意味わかんね・・・」
「だから、お前たちのやってる賭けはおそ松の勝ちで終わったんだからもうしなくてもいいだろう? 恋人役」
ひゅっ。
息を吞んだのは誰だったか。あるいは三人全員か。
トド松はだらだらと汗をかき、一松は俯き視線だけが異様に泳ぐ。
おそ松は勤めて平静を装うも、紡ぐ言葉のイントネーションが馬鹿みたいに狂っていた。
「お前、知ってたの。なぁ、え? だって、何も・・・いつから気付いてたんだよ?」
「ごめんねカラ松兄さぁん。ちょっとした出来心だっただよ、ねぇやっぱり怒ってる? ホントごめんね!」
「いつからって、初めからだぞ? 言っただろう俺は観察眼が鋭いって。安心してくれ別に怒ってないぞ。むしろ『実の兄と恋人になる松野カラ松』の役なんて初めてで新鮮だったし結構面白かったからな! まぁその役はもう脱いでしまったからもう一度やれと言われても困るんだが」
同じ役はやりたくないんだ。
照れくさそうに呟くカラ松はまるで知らない誰かに見えた。
その上、その画像も適当に処分しといてくれよなんて、なんでも無いことみたいにスマホを指して。
にこにこ笑う次男を、よくわからない生き物を見るみたいな目で見て、思いついてしまったのは一松。
苦い唾を飲み込み、震える声で問う。
「なぁお前、今何の役をやってんの?」
「ああ、『兄弟を愛する松野カラ松』の役だ!」
あるのは一点の曇りも無い眩いほどの笑みだった。
さぁさぁ準備は万端だ! 何の準備かって? ソレはもちろん全てを終わらせる準備です!!
いま冬やろ?
でも来週から寒くなるとか言ってるんだよね、天気予報だと。
もっと厚い上着を出すべきか迷ってる。
本日もいつものアレな二次創作。
戦隊、見ながらあああああ!とか悶えてた。
今回の戦隊の子たちは演技が上手くていいわー。
鳥の人とは今後どうなるのかなー。
6つ子。
次男を落とす長男と長男に落とされた次男の話。
クズとサイコパスならどっちが酷いのかって話。
ギロチンの準備は出来ていた 根
「ひゃっほー、会いたかったぜゆきちせんせー!!」
一松とトド松から受け取った最上級の紙幣に頬擦りしてちゅっちゅっと熱い口付けの後いそいそとパーカーのポケットへ仕舞いこむ。
そんなおそ松に苦笑とも呆れともつかない顔を向けながら、トド松はよくやるねーと呟いた。
手にしたスマホの画面には頬を紅潮させた二番目の兄の顔。誰が見てもそういうことを致しているときの表情だ。
横からソレを覗き込んだ一松もひひっと笑う。
「さすがクソ松。相手が兄貴でも平気で股開くんだ」
蔑む口調におそ松も笑う。
「カラ松落とせるかどうかって言い出したのお前じゃん一松ぅ。お兄ちゃんもあの時はドン引きしたよー」
「結局お金欲しさに乗ったのはおそ松兄さんでしょ。それにしても折角落ちない方に賭けてあげたのに、カラ松兄さんてばホントポンコツ!」
「トッティも言うねー。でもさ意外と時間かかったわぁ。あいつなんで俺には塩対応なの」
「さぁ、兄さんだからじゃない?」
「どういう意味だよ!」
けらけら声を上げて笑う三人。
兄に問うたのは一松。
「それで、どうすんの?」
「何が?」
「クソ松。もう用済みでしょ」
「そうだねぇ。でもカラ松兄さん別れたくないって泣き出しそう。絶対面倒なタイプだよ、あの人」
にやにやと一松が笑い、トド松もくすくす声を漏らす。
「それね。ま、適当に付き合って別れるよ。カラ松だもん、あいつくらい簡単に丸め込めるって」
あっけらかんと言い放つ長男に四男と六男もだよねと明るく返し。
ふと気付いたのはトド松。
「そういえば、そのカラ松兄さんは?」
「そういや朝から見てない」
弟二人が顔を見合わせて、おそ松もはて?と首を傾げた。
家にいるのは三人だけ。
三男は日課のハロワ通い。五男は野球。では次男は?
「今帰ったぜ、マイブラザー」
と、ちょうど部屋の襖が開いて顔を覗かせたのは件のカラ松。
ぎくりと強張る弟二人を尻目におそ松はにかっと笑顔で出迎えた。
「お帰りカラ松。お前どこ行ってたんだよ? お兄ちゃん一人にしてー。寂しかったんだぜー」
「ん、そうか」
口だけの小さな返事。髑髏のジャケットを大事そうにハンガーへかける。
そっけない態度に拗ねた顔をする長男を見やり、トド松がカラ松へと声をかけた。
「カラ松兄さんておそ松兄さんと付き合ってるんでしょ? どこか出かけるにしても一声掛けてからの方がいいんじゃない? あ、僕たちさっきおそ松兄さんに聞いちゃってね? でも大丈夫だよ、偏見とかないからさ! ね、一松兄さん」
「・・・まぁお似合いなんじゃないの」
弟たちの応援におそ松もそうだそうだと便乗して見せた。
カラ松ならば頬を染めつつ、けれども嬉しそうに頷くはずだと確信して。
しかし。
「ん?」
当の本人はとても不思議そうにきょとんと首を傾げるのみ。
あまりに薄いリアクションに多少機嫌を降下させる。
「おいおい、カラ松。何その反応。あ、もしかしてお前照れてんのー。普段愛してるぜとか普通に言うじゃんお前。お兄ちゃんに基準教えてよー」
「だって、もう終わっただろ」
やはり不思議そうに、言う。
「何のことだ?」
「おそ松が勝ったから、もう恋人役しなくてもいいだろ」
当たり前のように返された言葉におそ松たちの時が止まった。
「え? いや、え、何言ってんだよ意味わかんね・・・」
「だから、お前たちのやってる賭けはおそ松の勝ちで終わったんだからもうしなくてもいいだろう? 恋人役」
ひゅっ。
息を吞んだのは誰だったか。あるいは三人全員か。
トド松はだらだらと汗をかき、一松は俯き視線だけが異様に泳ぐ。
おそ松は勤めて平静を装うも、紡ぐ言葉のイントネーションが馬鹿みたいに狂っていた。
「お前、知ってたの。なぁ、え? だって、何も・・・いつから気付いてたんだよ?」
「ごめんねカラ松兄さぁん。ちょっとした出来心だっただよ、ねぇやっぱり怒ってる? ホントごめんね!」
「いつからって、初めからだぞ? 言っただろう俺は観察眼が鋭いって。安心してくれ別に怒ってないぞ。むしろ『実の兄と恋人になる松野カラ松』の役なんて初めてで新鮮だったし結構面白かったからな! まぁその役はもう脱いでしまったからもう一度やれと言われても困るんだが」
同じ役はやりたくないんだ。
照れくさそうに呟くカラ松はまるで知らない誰かに見えた。
その上、その画像も適当に処分しといてくれよなんて、なんでも無いことみたいにスマホを指して。
にこにこ笑う次男を、よくわからない生き物を見るみたいな目で見て、思いついてしまったのは一松。
苦い唾を飲み込み、震える声で問う。
「なぁお前、今何の役をやってんの?」
「ああ、『兄弟を愛する松野カラ松』の役だ!」
あるのは一点の曇りも無い眩いほどの笑みだった。
さぁさぁ準備は万端だ! 何の準備かって? ソレはもちろん全てを終わらせる準備です!!
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