だって、あの毛布めっちゃあったかくて・・・!!
流石に寒くて眠れなくなったので増やしました。
ああ、あったかいって幸せ。
布団から出たくないよぉ。起きたくないよぉ。
冬だもんなぁ。
いつもの二次創作です。
なんか、唐突に某魚料理が食べたくなった。
横文字のおしゃれ系のあれなんですが。
オリーブオイル使うよ!!
多分あの料理私以外作らないだろうから、食べたいなら自分で作らないと駄目なんだよなぁ。
ううぬ。
6つ子のあれ。
長男が次男に告白して、次男が長男に落とされる話。
タチ悪いのはどっちだろうね?って話。
ギロチンの準備は出来ていた 実
「よ! 今暇か、暇だろ、暇だな! デートしようぜ」
ひらり。鏡とカラ松の間。差し出されたのは二枚の紙切れ。
「なんだ、これ?」
「チケット」
「何の?」
「水族館。たまたま手に入ってさ。行こうぜ」
「・・・・・・ああ、いいぜ」
くすり。
細められた弟の視線におそ松の胸が知らず鳴る。
青い水槽。
しっとりと落ち着いた最低限の照明。
平日の昼間は流石に人も少なくて、おそ松とカラ松はゆっくりと歩を進めた。
「水族館か、何年振りだろうな」
「ああ、なっつかしいよなー。遠足できたきりじゃねぇ?」
「そうだな」
水槽を横切る鰯の群れ。きらきらと光って視界を掠める。
並んで歩く二人の間に落ちる沈黙。
重苦しいものではなく、心地良く自然なソレ。
時折沈黙を邪魔するように挟まれる他愛ない会話。
順路に沿って歩けばこの水族館のメインである大水槽が正面に現れる。
「おー、凄いなおそ松!」
ぱたぱたと駆け寄って、水槽にぺたりと張り付きはしゃぐ弟におそ松は軽く笑う。
ガラスの向こう側、大きな魚が横切り二人の間に影を落とす。
しばしゆったりと気ままに泳ぐ魚の姿を見詰め、吐息と共にカラ松は隣を振り向いた。
「なあ、おそ松」
「んー?」
煙草吸いてぇなーなんて思いながらぼんやり返す。
「一体俺のどこが好きなんだ?」
「え? それ聞いちゃう?」
「そりゃな。気になるし」
「うーん、どこって言われてもな。優しいとこだよな。馬鹿でお人よしでイタくてでも、可愛いところ。頑張って良い兄ちゃんになろうとしてるのも知ってるよ。強がってるお前が弱音を吐けないのも。俺唯一の兄よ? 少しは頼れっての。
うん、そんなこと考えてたらさ、いつの間にか好きになってた、目が離せなくなって。惚れてたんだよなぁ」
へへっと鼻の下をこすりながら照れくさそうに笑う。
静かな瞳でソレを見詰めたカラ松は、そうかと頷いた。
冷たくぶ厚い水槽のガラスにもたれ掛かり、目を細める。
「俺も好きだぞ。おそ松のそういうところ」
「? どーゆーところよ?」
「そういうところ」
「だから」
「目的のためにはなりふり構わないところ、だ」
「なんだよ、それ」
「そのままの意味だが?」
一瞬、二人の間に落ちた沈黙。破ったのはカラ松。
「いいぜ、おそ松」
「うん?」
「付き合おう」
「え、マジで!?」
「ああ、マジだ」
「いよっしゃー!!」
大げさに飛び上がるおそ松をカラ松は微笑んで見守る。
零れ落ちる青い光を受けて佇むその姿は、そのまま溶けていきそうなほど透明で、静かなものだった。
恋人同士になったからといって二人の日常にさして変わりは無い。
家でだらだらと過ごすか、ギャンブルに精を出すか。
だた一緒に出かける頻度が少しだけ上がり、ふとした拍子に指先が触れて頬に朱が差す。
それから遠出したときに手を繋いで、照れくさそうにキスをする。
そうして――。
「うっひゃー! すげー、こうなってんのか!!」
「落ち着けおそ松」
始めて訪れた、いわゆるラブホテル。
こんな所ですることは一つだけ。
男同士でもいけるか心配だったが現在はしゃぎまくっている長男はわざわざ調べていたらしい。
手を引かれてやってきた地元から少し離れた場所の、あからさまなデザインの建物にちょっと引いたのは秘密だ。
準備のよさに呆れつつ、まぁ仕方ないかと赤い背中を追いながら苦笑する。
「カラ松ー」
「はいはい。先に風呂入っていいか?」
「おう! 一緒に入るか?」
「・・・遠慮しておく」
ちぇー。
唇を尖らせすねた顔を作る兄兼恋人を一瞥し、バスルームに消えるカラ松。
見送ったおそ松はばふんと家では味わえない大きなベッドへ身を沈めた。
流石に寒くて眠れなくなったので増やしました。
ああ、あったかいって幸せ。
布団から出たくないよぉ。起きたくないよぉ。
冬だもんなぁ。
いつもの二次創作です。
なんか、唐突に某魚料理が食べたくなった。
横文字のおしゃれ系のあれなんですが。
オリーブオイル使うよ!!
多分あの料理私以外作らないだろうから、食べたいなら自分で作らないと駄目なんだよなぁ。
ううぬ。
6つ子のあれ。
長男が次男に告白して、次男が長男に落とされる話。
タチ悪いのはどっちだろうね?って話。
ギロチンの準備は出来ていた 実
「よ! 今暇か、暇だろ、暇だな! デートしようぜ」
ひらり。鏡とカラ松の間。差し出されたのは二枚の紙切れ。
「なんだ、これ?」
「チケット」
「何の?」
「水族館。たまたま手に入ってさ。行こうぜ」
「・・・・・・ああ、いいぜ」
くすり。
細められた弟の視線におそ松の胸が知らず鳴る。
青い水槽。
しっとりと落ち着いた最低限の照明。
平日の昼間は流石に人も少なくて、おそ松とカラ松はゆっくりと歩を進めた。
「水族館か、何年振りだろうな」
「ああ、なっつかしいよなー。遠足できたきりじゃねぇ?」
「そうだな」
水槽を横切る鰯の群れ。きらきらと光って視界を掠める。
並んで歩く二人の間に落ちる沈黙。
重苦しいものではなく、心地良く自然なソレ。
時折沈黙を邪魔するように挟まれる他愛ない会話。
順路に沿って歩けばこの水族館のメインである大水槽が正面に現れる。
「おー、凄いなおそ松!」
ぱたぱたと駆け寄って、水槽にぺたりと張り付きはしゃぐ弟におそ松は軽く笑う。
ガラスの向こう側、大きな魚が横切り二人の間に影を落とす。
しばしゆったりと気ままに泳ぐ魚の姿を見詰め、吐息と共にカラ松は隣を振り向いた。
「なあ、おそ松」
「んー?」
煙草吸いてぇなーなんて思いながらぼんやり返す。
「一体俺のどこが好きなんだ?」
「え? それ聞いちゃう?」
「そりゃな。気になるし」
「うーん、どこって言われてもな。優しいとこだよな。馬鹿でお人よしでイタくてでも、可愛いところ。頑張って良い兄ちゃんになろうとしてるのも知ってるよ。強がってるお前が弱音を吐けないのも。俺唯一の兄よ? 少しは頼れっての。
うん、そんなこと考えてたらさ、いつの間にか好きになってた、目が離せなくなって。惚れてたんだよなぁ」
へへっと鼻の下をこすりながら照れくさそうに笑う。
静かな瞳でソレを見詰めたカラ松は、そうかと頷いた。
冷たくぶ厚い水槽のガラスにもたれ掛かり、目を細める。
「俺も好きだぞ。おそ松のそういうところ」
「? どーゆーところよ?」
「そういうところ」
「だから」
「目的のためにはなりふり構わないところ、だ」
「なんだよ、それ」
「そのままの意味だが?」
一瞬、二人の間に落ちた沈黙。破ったのはカラ松。
「いいぜ、おそ松」
「うん?」
「付き合おう」
「え、マジで!?」
「ああ、マジだ」
「いよっしゃー!!」
大げさに飛び上がるおそ松をカラ松は微笑んで見守る。
零れ落ちる青い光を受けて佇むその姿は、そのまま溶けていきそうなほど透明で、静かなものだった。
恋人同士になったからといって二人の日常にさして変わりは無い。
家でだらだらと過ごすか、ギャンブルに精を出すか。
だた一緒に出かける頻度が少しだけ上がり、ふとした拍子に指先が触れて頬に朱が差す。
それから遠出したときに手を繋いで、照れくさそうにキスをする。
そうして――。
「うっひゃー! すげー、こうなってんのか!!」
「落ち着けおそ松」
始めて訪れた、いわゆるラブホテル。
こんな所ですることは一つだけ。
男同士でもいけるか心配だったが現在はしゃぎまくっている長男はわざわざ調べていたらしい。
手を引かれてやってきた地元から少し離れた場所の、あからさまなデザインの建物にちょっと引いたのは秘密だ。
準備のよさに呆れつつ、まぁ仕方ないかと赤い背中を追いながら苦笑する。
「カラ松ー」
「はいはい。先に風呂入っていいか?」
「おう! 一緒に入るか?」
「・・・遠慮しておく」
ちぇー。
唇を尖らせすねた顔を作る兄兼恋人を一瞥し、バスルームに消えるカラ松。
見送ったおそ松はばふんと家では味わえない大きなベッドへ身を沈めた。
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