やだもう。
うっかり座布団干してるのを忘れててびっしゃりです!
もう、ホントやだぁ。乾くまでお外に!!
洗濯物が乾かない乾かない。昨日は大体乾いてくれたんですが、まだ湿ってたものはベランダにそのままにしてたら・・・悲劇!!
冬は大変ですね。
いつもの二次創作ー。
雨の中、買い物に行きました。
鮮魚コーナーで魚の切り身見てたらなんか変なのが。切り身なんですがなんか汚い。雑。ん?と思いながら眼を凝らしたら細長ーい虫らしきものが。
ちょうどお店に人がいたので言っておきました。
いや、もし買っちゃう人がいたら大変だし。
値札貼ってたけど多分あれはそもそも売り物じゃなかたんじゃないかなーと。
よけておいたのを間違えて値札貼って出しちゃったんじゃないかと思う。
なんとなくだけど。
魚? 普通に買いました。
6つ子ねた。
宗教?松?的なあれ。
世界の片隅でカーニヴァル 後
のんびりとした空気は嫌いではない。
朝、いや昼近くに起きて朝食兼昼食を食べ、祈ったり掃除したり歌ったりギターを爪弾いたりとお前それ神父としてどうなの?と自由に過ごしているカラ松を眺めつつ、ちょっかいだしたり昼寝なんかしたりして目が覚めたらカラ松と一緒に夕飯を食べてそれから適当にカラ松と喋って眠くなったらベッドにダイブ。
もしかしたら悪魔としては正しいかもしれないが、あまり人に向かって胸を張れない生活を送る日々にもおそ松は文句など無い。
もともと面倒ごとや働くことが嫌いで、だからこそ群雄割拠している魔界から逃げてきたのだ。
「あぁー、いい天気だねぇ~」
ぼえ~っとしたオーラを放ちながら、教会の屋根に寝転ぶ。
燦々と降り注ぐ太陽が眩しく、暖かい。
悪魔の中には太陽光を嫌う種族もいるが、幸いなことにおそ松は平気なのでこうやって日光浴が楽しめる。
「ふぁ~あ・・・ん?」
伸びをしたときにもれた欠伸だかため息だかつかない息を口から漏らし、首を傾げた。
いきなり暗くなった。
日が翳ったのだろうか?
不思議に思いながら空を見上げて。
「んがぁぁぁぁぁぁあっ!?」
悲鳴が木霊した。
「どうした悪魔? 寸前の豚みたいな悲鳴を上げて」
「たとえが酷い!」
辛らつな物言いに反射で返してから、そうじゃないと首を振る。
びしりと自身が飛び込んできた両開きの扉から鬱蒼と広がる森を指差して。
「化け物! 俺を襲った化け物がここに来てる、すぐ外に!」
「外?」
まともに取り合っていないのか明らかに信じていない態度でてこてこ外に出ようとする神父に悪魔であるはずのおそ松は頭を掻き毟りたくなった。
抱く感情は唯一つ。
危機感を持てポンコツ!である。
「あ」
そうこうしている間にも暢気に教会から出てしまった神父はぽかんと上を見上げて。
見上げた先にいるのは毒々しい色とデザインの花の化け物。咲き誇る大輪への感想は美しいではなく、恐ろしいの一択。
花の中央、本来おしべとめしべがあるべき場所には人を丸呑みに出来る大きな口。
木々の間から伸ばした蔓なのか茎なのは判別し難い身体をくねらせて、それはそれは嬉しそうに神父を見下ろして?いる。
あ、やっべ。食われる。
おそ松は素直にそう思った。
「ににに逃げろ神父ぅぅぅぅぅぅ!!」
「やぁマイフラワー」
「――は?」
上擦った叫び。耳に届いたのは日常的な挨拶だった。
慈愛に満ちた眼をしてうじゅるうじゅると蠢く茎っぽい緑色を優しく撫でてやる神父の姿はとても様になっている。まさしく聖職者といったどこか厳かな空気を放ち、おそ松だってうっかり見惚れるほどだ。
相手が化け物でさえなければ。
「うん、え? その化け物知り合い?」
「レディに対して化け物なんて失礼だぞ。彼女はフラワー。しばらく前に俺が助けた花の精だ」
「嘘つけぇぇぇぇぇぇぇぇ!! んなわけあるか、んなわけあるか! 花の精ってのはあれだ、もっとこう可愛くってキレーでおっぱいおっきくって清楚で可憐で儚げなもんだろ! どっからどう見てもただの化け物だろ、あれは!!」
渾身のツッコミである。
しかしそんなツッコミも目の前の神父には通じない。
一人どこか遠くを眺めて語りだす。
「あれは月の綺麗な夜だった。天空に浮かぶ麗しきレディに導かれ闇夜の中を一人彷徨う、俺! 密やかなるムーンライトに照らされ俺は出会った。魂の雫を切らし今にも命尽きそうな儚く震える可憐なるガールに。
それでワインをやったらこうなった」
「待てこらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! なんでワインをやった? どうして普通に水をやらなかったおいぃ!? むしろなんでワインがあったんだよ!」
「ふ、酔っ払っていい気になってからに決まってるだろう!」
「知るかぁ!! 百歩譲ってワインをやったからってなんでこんな化け物になるんだよ、超進化なの!? メガ進化なの!?」
「ふっ。これも神の祝婦だろう」
「ただの呪いだろ、これ?!」
だから何故この神父は無駄に決め顔をするのだろうか。
とりあえずフラワーとやらはカラ松に襲い掛からず、むしろ奇声を発しながら巨大な体をすり寄せているのでまぁ懐いているのだろう。
だが体格差というか全体的な図が怪獣と犠牲者にしか見えない。
全身を蔦でグルグルにされて、さらに口から零れる謎の粘液に塗れながらも何にも考えていない笑顔を浮かべるカラ松にかける言葉か見つからない。
もうこいつの人生はこれでいいんじゃないかな?
うっかり悟りを開きそうな心持になる。悪魔なのに。
快活な笑い声を上げながらフラワーと戯れている――戯れているのだろう、多分――カラ松のことはもう放っておくことにして、おなかがすいたので何かつまめる物があったかなとぼんやり思う。
と。
がぷり。
「うぎゃー!?」
噛まれた。
がじがじがじがじ。
「いたたたたたたたたたっ! 何々、誰どうなってんの!?」
後ろから誰かに肩をがっしり掴まれ頭を齧られている。しかも涎か何かでべたべたとしたものが滴っているし。
「神父ーヘルプー!!」
「あ、こら。駄目だろ、悪魔なんか食べたらおなか壊すからぺっしなさい、ぺっ」
ぺっ。べしゃ。
「うん? ・・・うん?」
確かに開放された。しかし、まるでぽいっとゴミでも捨てるみたいなのは納得いかない。
だが、それよりも齧ったのはどんな奴だ!?
振り向いた先にいたのは――紫色のでっかい毛玉だった。
「え、何これ?」
思わず指差したまま固まってしまう。
全身毛皮でもこもこして触覚が飛び出し、人間みたいな顔と手が生えている。
「イチゲルゲだ」
自信に満ちた声で答えるのはやはり神父。
「イチゲルゲ?」
「ああ、この前怪我した毛虫を見つけてな。手当てしたやったらすっかり元気に大きくなって!」
「ちげぇ~よ! 毛虫はどう足掻いてもこんな毛玉にはならねーよ、常識学びなおせポンコツ神父!!」
何一つとしてやましいことなど無いといった輝く笑顔の神父に、悪魔は喉が裂けんばかりのツッコミをかますしかない。
人類には早すぎる進化を体現したイチゲルゲとやらはア゛ーと鳴き声を上げつつカラ松に擦り寄っていく。
本当にこの神父は神父なんだろうか?
痛む頭を押さえてイチゲルゲをもふもふしている神父を見て、はたを気付く。
これまで気付かなかったことがおかしいほどに、カラ松の魂は強い。
「あれ、え? うそだろ・・・」
血の気が引いてゆく。
強すぎて大きすぎて、逆にわからなかったのだ。
カラ松の魂は、その力はこの森全体に広がっている。だからこそ見えなかった。
蒼く深く輝く、美しく禍々しい。
知っている。
おそ松は知っている。この力を感じたことがある。悪魔としての本能が警鐘を鳴らす。
そして思い出した。
現在行方不明中の魔王。その能力。
他の悪魔の追随を許さぬ膨大な魔力を持ち、どんなものでもその魔力を与えることで己に従順な魔物に変える。故に生み出す軍勢は無限。
噴出す汗が止まってくれない。
「か、からまつ?」
乾いて震えた声を名を呼べば、フラワーとイチゲルゲにもみくちゃにさていたカラ松は自信に溢れた穏やかな顔で振り向いた。
「ん、どうした悪魔?」
泉の如く溢れる魔力に眩暈がした。
知ってしまったその事実。忘れるために踊り狂えよ、愚か者!!
うっかり座布団干してるのを忘れててびっしゃりです!
もう、ホントやだぁ。乾くまでお外に!!
洗濯物が乾かない乾かない。昨日は大体乾いてくれたんですが、まだ湿ってたものはベランダにそのままにしてたら・・・悲劇!!
冬は大変ですね。
いつもの二次創作ー。
雨の中、買い物に行きました。
鮮魚コーナーで魚の切り身見てたらなんか変なのが。切り身なんですがなんか汚い。雑。ん?と思いながら眼を凝らしたら細長ーい虫らしきものが。
ちょうどお店に人がいたので言っておきました。
いや、もし買っちゃう人がいたら大変だし。
値札貼ってたけど多分あれはそもそも売り物じゃなかたんじゃないかなーと。
よけておいたのを間違えて値札貼って出しちゃったんじゃないかと思う。
なんとなくだけど。
魚? 普通に買いました。
6つ子ねた。
宗教?松?的なあれ。
世界の片隅でカーニヴァル 後
のんびりとした空気は嫌いではない。
朝、いや昼近くに起きて朝食兼昼食を食べ、祈ったり掃除したり歌ったりギターを爪弾いたりとお前それ神父としてどうなの?と自由に過ごしているカラ松を眺めつつ、ちょっかいだしたり昼寝なんかしたりして目が覚めたらカラ松と一緒に夕飯を食べてそれから適当にカラ松と喋って眠くなったらベッドにダイブ。
もしかしたら悪魔としては正しいかもしれないが、あまり人に向かって胸を張れない生活を送る日々にもおそ松は文句など無い。
もともと面倒ごとや働くことが嫌いで、だからこそ群雄割拠している魔界から逃げてきたのだ。
「あぁー、いい天気だねぇ~」
ぼえ~っとしたオーラを放ちながら、教会の屋根に寝転ぶ。
燦々と降り注ぐ太陽が眩しく、暖かい。
悪魔の中には太陽光を嫌う種族もいるが、幸いなことにおそ松は平気なのでこうやって日光浴が楽しめる。
「ふぁ~あ・・・ん?」
伸びをしたときにもれた欠伸だかため息だかつかない息を口から漏らし、首を傾げた。
いきなり暗くなった。
日が翳ったのだろうか?
不思議に思いながら空を見上げて。
「んがぁぁぁぁぁぁあっ!?」
悲鳴が木霊した。
「どうした悪魔? 寸前の豚みたいな悲鳴を上げて」
「たとえが酷い!」
辛らつな物言いに反射で返してから、そうじゃないと首を振る。
びしりと自身が飛び込んできた両開きの扉から鬱蒼と広がる森を指差して。
「化け物! 俺を襲った化け物がここに来てる、すぐ外に!」
「外?」
まともに取り合っていないのか明らかに信じていない態度でてこてこ外に出ようとする神父に悪魔であるはずのおそ松は頭を掻き毟りたくなった。
抱く感情は唯一つ。
危機感を持てポンコツ!である。
「あ」
そうこうしている間にも暢気に教会から出てしまった神父はぽかんと上を見上げて。
見上げた先にいるのは毒々しい色とデザインの花の化け物。咲き誇る大輪への感想は美しいではなく、恐ろしいの一択。
花の中央、本来おしべとめしべがあるべき場所には人を丸呑みに出来る大きな口。
木々の間から伸ばした蔓なのか茎なのは判別し難い身体をくねらせて、それはそれは嬉しそうに神父を見下ろして?いる。
あ、やっべ。食われる。
おそ松は素直にそう思った。
「ににに逃げろ神父ぅぅぅぅぅぅ!!」
「やぁマイフラワー」
「――は?」
上擦った叫び。耳に届いたのは日常的な挨拶だった。
慈愛に満ちた眼をしてうじゅるうじゅると蠢く茎っぽい緑色を優しく撫でてやる神父の姿はとても様になっている。まさしく聖職者といったどこか厳かな空気を放ち、おそ松だってうっかり見惚れるほどだ。
相手が化け物でさえなければ。
「うん、え? その化け物知り合い?」
「レディに対して化け物なんて失礼だぞ。彼女はフラワー。しばらく前に俺が助けた花の精だ」
「嘘つけぇぇぇぇぇぇぇぇ!! んなわけあるか、んなわけあるか! 花の精ってのはあれだ、もっとこう可愛くってキレーでおっぱいおっきくって清楚で可憐で儚げなもんだろ! どっからどう見てもただの化け物だろ、あれは!!」
渾身のツッコミである。
しかしそんなツッコミも目の前の神父には通じない。
一人どこか遠くを眺めて語りだす。
「あれは月の綺麗な夜だった。天空に浮かぶ麗しきレディに導かれ闇夜の中を一人彷徨う、俺! 密やかなるムーンライトに照らされ俺は出会った。魂の雫を切らし今にも命尽きそうな儚く震える可憐なるガールに。
それでワインをやったらこうなった」
「待てこらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! なんでワインをやった? どうして普通に水をやらなかったおいぃ!? むしろなんでワインがあったんだよ!」
「ふ、酔っ払っていい気になってからに決まってるだろう!」
「知るかぁ!! 百歩譲ってワインをやったからってなんでこんな化け物になるんだよ、超進化なの!? メガ進化なの!?」
「ふっ。これも神の祝婦だろう」
「ただの呪いだろ、これ?!」
だから何故この神父は無駄に決め顔をするのだろうか。
とりあえずフラワーとやらはカラ松に襲い掛からず、むしろ奇声を発しながら巨大な体をすり寄せているのでまぁ懐いているのだろう。
だが体格差というか全体的な図が怪獣と犠牲者にしか見えない。
全身を蔦でグルグルにされて、さらに口から零れる謎の粘液に塗れながらも何にも考えていない笑顔を浮かべるカラ松にかける言葉か見つからない。
もうこいつの人生はこれでいいんじゃないかな?
うっかり悟りを開きそうな心持になる。悪魔なのに。
快活な笑い声を上げながらフラワーと戯れている――戯れているのだろう、多分――カラ松のことはもう放っておくことにして、おなかがすいたので何かつまめる物があったかなとぼんやり思う。
と。
がぷり。
「うぎゃー!?」
噛まれた。
がじがじがじがじ。
「いたたたたたたたたたっ! 何々、誰どうなってんの!?」
後ろから誰かに肩をがっしり掴まれ頭を齧られている。しかも涎か何かでべたべたとしたものが滴っているし。
「神父ーヘルプー!!」
「あ、こら。駄目だろ、悪魔なんか食べたらおなか壊すからぺっしなさい、ぺっ」
ぺっ。べしゃ。
「うん? ・・・うん?」
確かに開放された。しかし、まるでぽいっとゴミでも捨てるみたいなのは納得いかない。
だが、それよりも齧ったのはどんな奴だ!?
振り向いた先にいたのは――紫色のでっかい毛玉だった。
「え、何これ?」
思わず指差したまま固まってしまう。
全身毛皮でもこもこして触覚が飛び出し、人間みたいな顔と手が生えている。
「イチゲルゲだ」
自信に満ちた声で答えるのはやはり神父。
「イチゲルゲ?」
「ああ、この前怪我した毛虫を見つけてな。手当てしたやったらすっかり元気に大きくなって!」
「ちげぇ~よ! 毛虫はどう足掻いてもこんな毛玉にはならねーよ、常識学びなおせポンコツ神父!!」
何一つとしてやましいことなど無いといった輝く笑顔の神父に、悪魔は喉が裂けんばかりのツッコミをかますしかない。
人類には早すぎる進化を体現したイチゲルゲとやらはア゛ーと鳴き声を上げつつカラ松に擦り寄っていく。
本当にこの神父は神父なんだろうか?
痛む頭を押さえてイチゲルゲをもふもふしている神父を見て、はたを気付く。
これまで気付かなかったことがおかしいほどに、カラ松の魂は強い。
「あれ、え? うそだろ・・・」
血の気が引いてゆく。
強すぎて大きすぎて、逆にわからなかったのだ。
カラ松の魂は、その力はこの森全体に広がっている。だからこそ見えなかった。
蒼く深く輝く、美しく禍々しい。
知っている。
おそ松は知っている。この力を感じたことがある。悪魔としての本能が警鐘を鳴らす。
そして思い出した。
現在行方不明中の魔王。その能力。
他の悪魔の追随を許さぬ膨大な魔力を持ち、どんなものでもその魔力を与えることで己に従順な魔物に変える。故に生み出す軍勢は無限。
噴出す汗が止まってくれない。
「か、からまつ?」
乾いて震えた声を名を呼べば、フラワーとイチゲルゲにもみくちゃにさていたカラ松は自信に溢れた穏やかな顔で振り向いた。
「ん、どうした悪魔?」
泉の如く溢れる魔力に眩暈がした。
知ってしまったその事実。忘れるために踊り狂えよ、愚か者!!


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