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日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

アニメオリジナルの展開は仕方ないが

2011-03-24 13:30:28 | DOD系
キャラの株を下げるようなのはやらない方がいいんじゃないのかなぁ、と。
某アニメを見ていて思います。
いやいやそのキャラそんな事しないから! 言わないから!ってのが結構あってね。
無駄に回想いれて尺を取るのもどうかと思う。
やっぱりDODっす!

そしてオリジナル展開、大して面白くないという…。


馬鹿話。
魔王な王子と嫁。
勇者はイウヴァルト。
ウン、勝てる気がしない!!
魔王側の戦力が充実しまくってるのは、きっと気のせいです。はい。
あと、魔王側は何気に全員酷い気がする。


腐敗する星の蹂躙


今、世界は未曾有の危機に瀕している。
千年振りに現れた魔王の存在によってあらゆる魔物は活性化し、人類は滅亡寸前だった。
平和の象徴である女神の祈りも虚しく、全ては闇に包まれていった。
人々は希望を待ち望んだ。
そして一人の若者が立ち上がる。
世界を護るため、祈りを捧げ続ける女神を護るため。
剣を掲げた彼の名は、イウヴァルト。
これより、彼の抒情詩は幕を開ける。

――暇だな。
青い空を見上げて、カイムはぼんやりと呟いた。
傍らのアンヘルがふんと、鼻で笑う。
ここは戦場。
戦場であった、場所。
つい先ほどまで。
周囲には夥しい屍。大地を埋め尽くす血痕。
この陽気ではすぐに腐敗が始まるだろうに、それでも彼らは気にした風もなく。
カイムは魔王。
アンヘルはその番。
ついさっきまで、魔王を滅ぼさんと息巻いていた人間の軍勢はすでに全員が事切れていた。
血塗れのまま、カイムは欠伸を噛み殺す。
たかだか二千程度の軍勢では暇つぶしにもなりはしない。
――どこか適当な国でも滅ぼしに行くか?
「さて、国と呼べるものが一体どれほど残っていたか?」
子供が友達を遊びに誘うような気楽さで言うカイムに、アンヘルはふむと思案する。
この付近の国々はもう大半が滅びていたような。
西の国は先日身の程知らずに挙兵してきたから、返り討ち。
東の国は竜の子が父である蒼竜に言われて、死神と一緒に叩き潰しに行ったはず。
北の国は金色の双子が笑いながら思う様蹂躙した。
南の国は確かエルフの狂女が飛んでいった。今頃地獄絵図となっているだろう。
アンヘルはばさりと翼を広げる。
「どれ、少々遠出でもするか?」
そう笑ったアンヘルに、カイムも頷き背に飛び乗って。
真紅の巨体が中に舞う。
硬く皇かな鱗を撫で付けながら、カイムは魔王らしからぬ、それは穏やかな笑みを浮かべた。

「待っててくれフリアエ! 必ず魔王を倒し、世界を平和にしてみせる!
それまで、君はここにいてくれ」
「イウヴァルト、どうか無茶はしないで下さい」
片腕に女神を擁き、片腕で剣を掲げる。
力強い勇者の姿に、二人を見守っていた神官たちは感嘆の声を上げた。
今このときより、全ての希望は彼に託された。


それはまるで御伽噺。違うのは、万事がそう上手くはいかないって事だけですよ!!

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