ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

フェルナンダ・タカイはボサノヴァをアップデートして次世代へ歌い継ぐ

2015-03-12 22:00:00 | O Barquinho
Kobune performed by Fernanda Takai

フェルナンダ・タカイ/Fernanda Takaiは日系三世のブラジル人ミュージシャンで、'90年代からポップ・ロックバンドPato Fuのボーカリストとしてミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチを拠点に活動を行っている。


ポップミュージシャンとして世界で活躍する一方で、彼女は2009年にナラ・レオンのカバーアルバム「彼女の瞳が輝く処〜ナラ・レオン・ソング・ブック」をリリースするなど、ボサノヴァを次の世代に歌い継ぐ活動も行っている。実はこのアルバムの日本盤のみのボーナストラックとして日本語歌唱による"Kobune/O barquinho"が収録されている。

彼女は日本人の祖母の影響で今でも日本語の勉強を続けているとか。先日紹介したサブリナ・ヘルシ/Sabrina Hellshの歌はフェルナンダの曲をフォーマットにしているのだろうな。

今日の映像は夫でPato Fuのギタリストであるジョン・ウリョア/John Ulhôaとのスタジオ・ライブ。フォーキーで清々しい味わいの"O barquinho"ならボサノヴァを全く知らない層に訴求できると感じた。ボサノヴァを生かし続けるためにはオリジナルフォーマットの継承と共に、時代に合ったアップデートが必要なのだ。

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