成田空港の手荷物検査場で25日に行われた麻薬探知犬の訓練中、東京税関の男性職員(38)が旅行客のスーツケースに大麻樹脂約124グラム(末端価格約100万円)入りのスチール製容器を勝手に入れ、紛失していたことが26日、分かった。大麻樹脂は26日午後9時ごろ、東京税関職員が都内のホテルに滞在している外国人旅行客のスーツケースから発見、回収した。携帯品申告書に基づき同税関職員が調べていた。同税関監視部の高橋靖之次長は「誠に遺憾。原因を究明して再発防止に努める」と謝罪した。
同税関成田支署によると、訓練は25日午後、第2旅客ターミナルビルの検査場で実施。同税関麻薬探知犬訓練センターの職員が、午後3時半ごろに到着した香港発キャセイパシフィック航空520便の旅客のスーツケースに、大麻樹脂入り容器を収納したという。
訓練で一般旅客の荷物に大麻樹脂を収納するのは内規違反に当たるが、職員は「過去にも同様な訓練をした」と話しており、同税関では処分を検討している。
同税関成田支署によると、訓練は25日午後、第2旅客ターミナルビルの検査場で実施。同税関麻薬探知犬訓練センターの職員が、午後3時半ごろに到着した香港発キャセイパシフィック航空520便の旅客のスーツケースに、大麻樹脂入り容器を収納したという。
訓練で一般旅客の荷物に大麻樹脂を収納するのは内規違反に当たるが、職員は「過去にも同様な訓練をした」と話しており、同税関では処分を検討している。