FBITニュースアーカイブス2006-3

ITニュースの保管箱

iPodで「どこでも授業」、NECが新システム

2006-05-06 23:23:05 | Weblog
NECは、アップルコンピュータのデジタル携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」に学生が授業の動画などを保存し、時間と場所を選ばずに「受講」できる教育用システムを5月末に発売する。
講義の動画などを学生がダウンロードすれば学校側に通知され、「出欠」状況も管理できる仕組みだ。大学や専門学校、塾、予備校、小中学校などに売り込む。

 システムは、学校側が授業の動画やリポートの課題などをサーバーに登録する。

 学生は情報をパソコンにダウンロードしてiPodに転送し、通学途中や自宅などで動画を見ることができる。ダウンロードする際にIDとパスワードの入力を求めるため、学生の「出席」状況を学校側が確認できるのが特徴だ (2006.5.6/読売新聞)

IM標的の攻撃が増加

2006-05-06 17:05:33 | Weblog
Postiniによると、4月の迷惑メールとウイルスの件数は横ばいだったが、ウイルス付きIMは前月比で25%増加した。

 企業のメッセージ管理を手掛けるPostiniは5月3日、4月のマルウェア動向を発表し、インスタントメッセージ(IM)を標的とした攻撃が増えていると報告した。

 Postiniが4月に処理したメッセージ220億通のうち、迷惑メールは185億通で、迷惑メールが占める割合は3月より1%減って84%となった。同社が遮断したウイルスの件数は2800万件で、3月から横ばい。MyTob@MMを筆頭に、Netsky、Mytob、Swen、Lovgateが上位を占めた。

 同社がフィルタにかけたIMは760万通となり、3月の650万通から15%の増加。全IMトラフィックに占めるウイルスIMの割合は0.1%と、電子メールの2~3%に比べれば少ないが、3月の0.025%と比べると25%の増加となる。

 すべてのIM/エンタープライズクライアントでMytobウイルスの亜種が見られたほか、トロイの木馬のIMFlood、JahuKit、ワームのAppflet、YahooSpy、Mpass、MSNFakeが遮断された。(2006.5.4/IT Media)

Mac OS X標的の攻撃が急増

2006-05-06 16:05:34 | Weblog
McAfeeの報告書によれば、Macプラットフォームで見つかった脆弱性は、2003年の45件から2005年には143件へと、3年間で228%増加した。
2006年05月06日 06時50分 更新
 セキュリティ企業のMcAfeeは、Mac OS Xを標的としたマルウェア攻撃が増加しているとの報告書を発表した。

 Macプラットフォームで見つかった脆弱性は、2003年の45件から2005年には143件へと、3年間で228%の増加を示した。これに対してMicrosoft製品の脆弱性増加率は73%だった。

 最近のパッチで示されている通り、Mac OSはほかのOSと同様にマルウェア攻撃の標的となる可能性があると報告書は指摘。Appleがコンシューマー製品で成功し、その結果人気が高まれば、セキュリティ研究者とハッカーも標的としてのMac OSやiTunes、iPodといったApple製品に興味を持つと予想している。

 「AppleのOSを利用していること自体が一種のセキュリティだと考えている向きも多いが、採用急増に伴いAppleのOSを標的とした攻撃が増える中、ユーザーはセキュリティにもっと注意を払う必要がある」とMcAfeeは警鐘を鳴らしている。(2006.5.6/IT Media)

江戸時代の絵本をネット公開・国立国会図書館

2006-05-06 15:30:40 | Weblog

 国立国会図書館国際子ども図書館は5日、こどもの日に合わせ、江戸時代の絵本10作品と、18世紀後半から19世紀に描かれた欧米の挿絵約2000枚などを同図書館のホームページ(HP)にある「絵本ギャラリー」で公開した。

 江戸絵本は「桃太郎宝の蔵入り」「舌切り雀」など庶民に親しまれた作品。和楽器による背景音楽が流れる中、落語家らが分かりやすい現代語訳で朗読する。日本語と英語の解説文もある。

 桃太郎は「東海道53次」などで知られる浮世絵師歌川広重が描いた。祖父母が桃を食べて若返り桃太郎が生まれるなど、現在知られている話とは筋が違う。

 江戸絵本のコーナーには、10作品のほかに、江戸絵本から影響を受けた「長ぐつをはいた猫」など西洋の2作品もある。

 欧米の挿絵は「不思議の国のアリス」など著名な作品のほか、算数や読み書きの教科書など子どもたちの身近にあった本の挿絵も紹介する。(2006.5.6/日本経済新聞)

SanDiskのメモリカードでNFC決済機能提供

2006-05-06 13:14:41 | Weblog
PhilipsのSmartMXチップをSanDiskのTrustedFlashメモリカードに組み込んで、携帯電話でNFC技術を使った決済ができるようにする。

 SanDiskとPhilipsが提携して、PhilipsのSmartMXチップをSanDiskのTrustedFlashメモリカードに組み込み、近距離無線通信規格の「Near Field Communication」(NFC)に対応させると発表した。

 NFC対応の携帯電話は非接触リーダーにかざすだけで決済が可能になり、バスや電車の改札で切符代わりに利用できる。

 SanDiskはWireless Dynamicsと手を組んで、NFCに対応していない携帯電話向けに「FC SDiDアダプタ」を提供する。これはSanDisk TrustedFlashカードとSmartMXを組み合わせたプラグ&プレイ式のSD/miniSD NFCアダプタとなり、携帯電話に挿入するとNFCトランザクションが利用できるようになる。

 SmartMX技術を組み込んだTrustedFlashカードは、OEM向けにmicroSDカードのフォーマットで提供中。SanDiskでは試験プログラムを開始しており、商用提供開始は2007年になる予定。(2006.5.6/IT Media)